23.壁の花の男子高校生はトラウマを抱えていた。 何が言いたいのか分からないハナシがタラタラ流れていてつまらなかった。 野暮を承知で、親の金で生活させてもらう半人前の身でいっちょまえな事してる皆さんに、あほくさと言いたいところです。 |
22.《ネタバレ》 よくある学園下層カーストものかな、と思いながら見始めていたら、作中の主人公の生活同様、サム&パトリックのコンビ登場によって、映画も大きく動き始める。登場人物それぞれのちょっとした行動が、予想しない方向に、しかし必然性をもって物語を進めていく。そのやりとりが、ありがちなようでちょっとだけ突き出ている、あるいはずれているという匙加減とバランス感覚が絶妙です。その中で、主演の3人は、特に際立ったアクションを要求されないというむしろ難易度の高い演技に、きちんと対応しています。80年代のジョン・ヒューズ周辺の青春モノを品良くレベルアップした内容、と言ったら褒めすぎかな?最後の過去のトラウマ云々のところは、ちょっと詰め込みすぎかなとも思ったのですが、もともと原作を書いた人が脚本と監督をしているので、どうしても切れなかったのでしょうね。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-08-18 01:12:46) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 おっさんの自分がこういうティーンエイジャーの映画を見ると、 なんだか若い頃の気持ちが蘇ってくるかのようで懐かしくも新鮮な気持ちになります。 引いちゃいけないところで引いたり、埋め合わせで逆にでしゃばったり。 そうそう、こういう不器用さよくわかるわぁと、普遍的な部分をしっかり描いていると思います。 主人公のトラウマの展開は個人的にはなくてもよかったなと思いますが、 いずれにせよ青春映画としては良作だと思います。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-08-02 16:30:36) |
20.《ネタバレ》 主人公の優しさ・脆さ・危うさと、あらゆる社会問題をギュギュっと凝縮したような周囲の環境。 これらが相まって、終始ヒヤヒヤ・ハラハラさせられた。 主人公には共感できるところが多くあったが、 メアリーとのあの別れ方は、いくら何でもヒドかった(鑑賞中に思わず声を上げてしまったほど)。 しかし、冷静にサムと比べてしまうと・・・まあしょうがないか、と納得。 仲直り後、別の男をサバサバと紹介するメアリーの切り替えの早さが、やたら「リアル」だった。 最後、主人公が救われて良かったとは思うが、 サムは美しいし遠距離恋愛は難しいのではないか、と一抹の不安は残る。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-17 10:16:37) |
19.結局何が言いたいのかよく分からない。ボヤ~っとした映画だった。でも、これって高校生のハナシなんだよね。なんかクルマに乗ってたり酒らしきものを飲んでたり怪しげな店でパーティやってたりで日本の高校生がいかに健全かを思い知らされました。SEXもごく当たり前のような感じ。おまえら、10代で飛ばし過ぎじゃないのか? 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 4点(2021-02-13 15:05:19) |
18.スクールカーストものに、過去のトラウマを組み込んで、なかなか見応えがある。エマ・ワトソンなんか、あんな子が出てきたら好きになっちゃうよなあと。ただ、肝心の幻覚の原因となっていること(性的虐待かね)がなかなかわかりにくいことが、ずっとモヤモヤさせる。しかしあっちの高校生、やっぱりぶっ飛んでる。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-09-30 23:33:44) |
17.《ネタバレ》 ローガン・ラーマン(チャーリー)ってエマ・ワトソン(サム)より年上なんだな(笑) 非常に良かった。この年代特有の心の悩みが上手く表現された素晴らしい映画だったと思います。私の妹が15歳から10年間アメリカに住んでいたのでこのような苦労をしたのかな?と考えると単純に凄いなって思います。(多くは語りませんが現在の妹から想像すると、少なくともチャーリーの立ち位置とは正反対だったハズ) 日本でも陰湿なイジメが存在しますが、アメリカの場合はいかに自己主張できるかが鍵で、恥をかいてでも自分の殻を破って自分の存在価値を自分で示さなくてはなりません。マイノリティかどうかは全く関係なく、あくまでその世界で自分に存在価値があるかどうかを示すことが重要です。そういった意味では高校生の時点で既に世知辛い世間の荒波に揉まれるという経験をさせられるアメリカは非常に手厳しく、裏を返せば現実的な国であるともいえます。 妹の話では高校の卒業パーティが一つの目安になっていて、そこへは正装をしてパートナーを連れて行くのが常識とされているそうです。パートナーが居ても同伴できなかったら一人で会場に行くか、一人で家に居るしかないのが現実です。(もちろん皆にも知れ渡ります) この映画はそんな手厳しい高校生活が上手く表現されていますが、更に一歩踏み込んでチャーリーの心の病、マイノリティであるエズラ・ミラー(パトリック)のことまで描かれています。これらの点がこの映画の素晴らしいところだと思いますが、しかし残念ながら日本の義務教育を経た若者たちがこの映画を見てもほとんど共感できないと思われます。多方面から観察できる大人、荒波に揉まれるようになってから鑑賞しないと楽しめない映画ともいえます。(そう考えると日本人がいかに精神年齢が低いかがわかりますね) 友達の大切さと共に個の強さも描かれた映画です。映像的に見せすぎない点や音楽の使い方、脚本の落としどころも素晴らしいです。エンタメと文学性のバランスがとれた素晴らしい作品です。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-06 12:10:51) |
16.《ネタバレ》 正直こーゆー映画の良さってよくわかりません。すごく共感できたり、デジャヴを感じたりするとまた違うのかもしれませんが。なにせ他の国のお話ですからね。人情の機微ってもんが、母国映画に比べるとピンとこない部分があります。 こちらのレビューを読んで『なるほど』『なるほど』『なるほど』・・・とうなずくばかりです。 とは言えですよ、『理屈で良い映画』と理解するのと、『良い映画だと心から感じる』のとではまた違います。 私はこの映画、心の琴線に触れることはなく、また、面白いと感じることもなかったのです。 チャーリーの良さに周りの人間が気付いていくっていう展開そのものは好き。ですがそればっかりだと物足りない。かと言って中盤から終盤にかけての暗い話はなんとかならんもんですかね。 『親友の自殺』ってのはおばさんのことでしょうか。そのおばさんから性的虐待を受けていた?そのおばさんが事故死したのが自分のせいだと思っている?チャーリーの抱える闇ってのが気になって最後まで見ちゃいましたが、答えは明示してはくれないのですね。これだけヒントあげたんだから、あとは自分で解きなさいってか。 ミステリー要素がある映画は好きなんですが、結末やオチをぼかしちゃうのはあまり好きではありませんね。 序盤で先生の質問に正しく答えられているのがチャーリーだけ。いち早くチャーリーの才能に気付いた先生のもとでチャーリーが少しずつ成功していくようなサクセスストーリー的展開があれば、また違った感想になったかもしれません。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 4点(2020-03-26 03:43:34) |
15.いい映画なんだけど、1ヶ月前に見たのにもう映画の内容を案外忘れてしまっているので 無味無臭な映画なんだと思う。 |
14.日本で言えばスクールカーストの底辺、ボッチといったところだろうか。 私の高校時代を思い出してしまうが、ボッチにはこんな事は決して起こらないんだよな。でも、つい妄想してしまう、この映画のような毎日を。 【駆けてゆく雲】さん [地上波(字幕)] 6点(2018-03-16 19:06:25) (良:1票) |
|
13.《ネタバレ》 トラウマを抱えたイケていない主人公ですが、仲間や教師・家族に恵まれながら乗り越えていきます。もっと陰湿さや残酷さが伴うイジメや性的虐待がある現実を考えるとちょっと甘いかな。 【ProPace】さん [地上波(字幕)] 5点(2017-11-23 22:35:34) |
12.良い映画だったな、というのが素直な感想。 いろいろな問題が表面化しだすけど友人達と過ごす青春時代って掛け替えのない物なんだなと、改めて思った。 【miso】さん [地上波(字幕)] 8点(2017-11-23 02:38:51) |
11.チャーリー役もチャーリーらしくて良かったけど、パトリック演じてる子がすごく良かった。あとは、原作者が監督したので思い通りにイメージされているような、でもたぶんもっと尺が欲しかっただろうな。音楽のセンスは個々のものだが、私は好みの方だった。いわゆる青春モノだけど、爽やかさと鬱々さがバランスの良い作品だと思う。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-04-21 18:11:37) |
10.《ネタバレ》 何の予備知識も無しに見始めたので、追悼というわけではなかったけど、デヴィッド・ボウイの曲が流れてきたときに心が震えた。 もちろん作品の内容自体も知らなかったので、甘い青春映画かと思って油断してました。 映像センスがクール、挿入曲のチョイスもグッド、成長したエマ・ワトソンがエロくて可愛い。 どう考えても2人のラブストーリーを期待しちゃうわけだけど、恐ろしく遠回りしちゃったね。 かなり重いテーマを内包しているけど、大筋の青春ストーリーが感動的で、深刻になり過ぎないところが良かった。 2人を取り巻く仲間たちや家族の優しさに癒されましたよ。 それでも、友情や愛情が心の傷を癒すなんていうファンタジーじゃなくて、きちんと病院での治療で回復するという現実的な結末にも納得。 結局、2人の関係がどうなって行くのかよくわからないラストシーンではあったけど、爽やかな余韻の残る心地好い青春映画でした。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-02-02 17:31:36) (良:2票) |
9.ちょっと複雑な映画。単純な青春もののようでありながら複線化していて、それでいて個々のエピソードはあまり掘り下げられていない。 それでも、雰囲気が伝わってきて最後は自分の中にある種の感動感が生まれる。前半は退屈な印象だったが、全体的には納得する不思議な作品。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-28 12:55:55) |
8.こんなにベタな青春映画も久々に見た。痒かったが結構顔が綻んだ。パトリックという良き友人に会えて良かった。サムとはどうなるか分からないが、違う相手が見付かっても良き友人でいられるんじゃないかなと想像出来る。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-06-24 10:11:22) |
7.《ネタバレ》 なあ、みんな、聞いてくれ。今日はチャーリーに乾杯しようと思う。理由はいい。君に乾杯したいんだ、新しい友人に。君はいつも壁際でみんなを観察して見守る。そう、“ウォールフラワー(壁の花)”だ――。地味で人付き合いが苦手な大人しい青年、チャーリー。仲の良かった親友を自殺でなくし、精神的に不安定だった彼は、新しく入学した高校でもみんなから無視される孤独な日々を過ごしていた。ところがある日、チャーリーは自由奔放に生きる兄妹パトリックとサムに出会うのだった。兄であるパトリックは面倒見のいいゲイ、妹のサムはよからぬ噂が付き纏うもののその心には芯の強い純粋さを隠し持っている魅力的な女の子。社会のはみ出し者を自認する彼らやその仲間たちと共に過ごしていくうちに、チャーリーはその硬い石の花のようだった心を、少しずつ開花させてゆく…。アメリカでベストセラーとなった青春小説を基に、原作者自身がメガホンを取って瑞々しく描き出す青春ラブ・ストーリー。美しい映像やセンス溢れる音楽、そして主人公を優しく導いていく魅力的なキャラクターとで、こういう鬱屈した想いを心に抱えた青年の成長物語をスタイリッシュに描いた作品ってけっこう僕の好みなんだけど、うーん、確かに頑張っているのは分かるのだけど、映画製作に関してはずぶの素人に過ぎない原作者自身が監督を務めたのはちょっと無理があったのでは。原作となった小説は読んでいないのでなんとも言えないのですが、ちょっと映画としてはエピソードを盛り込みすぎて何を一番メインに描きたかったのかがいまいち分かり辛いという印象を僕は持ってしまいました。主人公チャーリーを取り巻く仲間たちとのエピソードと、最後に明かされる彼のトラウマ克服の物語がいまいち上手く絡み合っていないような気がします。それに、肝心の主人公を表す“ウォールフラワー”という比喩も残念ながら僕は最後までピンとこなかったです。ここはやっぱり青春映画の名手であるラッセ・ハルストレムやガス・ヴァン・サントとかに任せた方が良かったような…。とはいえ、主役を演じた俳優陣のナチュラルな演技は充分見応えあったし(特にエマ・ワトソンのコケティッシュな魅力は、『ギルバート・グレイプ』のころのジュリエット・ルイスを髣髴させました)、デビッド・ボウイの名曲「ヒーローズ」の扱いも良かったしで、普通に青春映画としてけっこう頑張っていたと思います。うん、一見の価値はあるよん。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-06-05 00:18:49) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 タイトルから、壁の花でしかなかった人間が成長して皆に認められるような存在になる物語かと思ったが、ちょっとイメージと違っていた。 幼い頃の伯母とのトラウマが終盤で明らかになるという意外な展開に。 恋愛模様に、同性愛、性的虐待、ドラッグ、心理的治療などの要素も絡んで、盛りだくさんな感じ。 奔放なサムに強く惹かれているのに、好きでもないエリザベスと付き合ってしまうチャーリー。 それが原因でせっかく得た仲間を失いそうになるが、パトリックをかばって数人を殴り倒すことから元の関係に。 チャーリーがそれほど強そうにはとても見えなかったけど。 思春期によくある恋愛や進学の悩みもあって結構おもしろかったが、ピンと来ないところや違和感を感じたところが他にも幾つか。 自殺した親友というのも、何があったのか描かれていない。 チャーリーが叔母の事故死を自分の責任ととらえる思考回路もすんなりとは入ってこない。 そもそも、好きだった叔母に性的行為をされていたことが、どれだけのダメージを受けるものなのかピンとこない。 そのトラウマの話も全体からすると異質なものに思えて違和感が。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-12-05 00:58:15) (良:1票) |
5.直訳は「壁の花の特権」か「いけてないグループの特典」と言いましょうか、そう!一見「負け組」かもしれないが、その人生の豊かさはいわゆる「勝ち組」にはわからないもの、まさに「特典」なのでしょう。うまいなーとうなずいてしまいます。DVD見終わってすぐに2回目再見しようとしたほど好きになりました。こういうはみ出し者って勇気があって、智恵もあって、生きていくのに不可欠な力を備えていると思うのです!音楽のチョイスも心に響きました。チャーリーを演じたローガン氏も肩幅から背丈から本当に成長が感じられるほどで、エマ女史も自由で、不器用な恋しかしないが、この映画にはぴったりだったと思っています、あー!また見たくなりました!! 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-13 17:12:54) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 青春映画の佳作です。トラウマを描いたことで、奥行きが出ましたが、必要だったかなぁ?友だちができる瞬間を丁寧にファーカスするだけでも、十分素敵な作品になります。そして、成長まで描くと、もう青春映画の金字塔です。でもここでは、成長よりも、親友を通して、ふさぎこんでいた心の整理ができる方にクライマックスを持ってきます。それをぐっとくる音楽がいい調味料になって、本当美味しい作品になりました♪ごちそうさま!おかわり!と言いたいとこだけど、中々こんな青春映画ってあるようで、ないのが映画界の不思議なんですね~。(あるんでしょうけど、残らない・・涙) 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-21 18:13:07) (良:1票) |