生贄のジレンマのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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生贄のジレンマ

[イケニエノジレンマ]
2013年
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-07-13)
ホラー学園もの
新規登録(2015-06-05)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2017-09-25)【イニシャルK】さん
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監督金子修介
キャスト須賀健太(男優)篠原純一
竹富聖花(女優)鈴木理香
木ノ本嶺浩(男優)氷山浩喜
山本ひかる(女優)斉藤優実
菅野莉央(女優)紺野レイ
清野菜名(女優)水島凉子
小野賢章(男優)佐々木太郎
加弥乃(女優)青木和子
佐々木萌詠(女優)夏川詩織
磯村勇斗(男優)小川保
脚本小林弘利
主題歌May'n『ワイルドローズ』
撮影釘宮慎治
プロデューサー柴田一成
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1.《ネタバレ》 よくもこれだけ似たような映画を次々に作るものだと呆れるが、加えてこの映画はとにかく長く、DVD3本の時間表示を単純に加算すると4:37:09にもなる。連続して見る前提でなければまあ退屈せずに見られる内容だが、長さに応じた内容が詰まっているかというとそれほどでもない気がする。
特に問題なのが主人公の行動に全く共感できないことで、死ぬな死ぬなと怒鳴るばかりで自分も死なずに言い訳するとか出来もしないことをやろうとして予定通り失敗するとか俺は何もできないと暴れておいて結局何もしないで終わるとかで本物の馬鹿にしか見えないが、ラストのカミングアウトまで聞けば動機だけはわかる。行動面でうまくいかなくとも、まずは心の指向性(=こころざし)をしっかり持つことが大事だと若年者に訴えるために、あえて逡巡と試行錯誤と愚行の部分を描いてみせたと取れなくもない。これはこれで新しい試みかも知れないが、しかしとにかく見ていて苛立たしい主人公であり、最後はヒロインにまで馬鹿が伝染したように見えるのはやめてもらいたかった。
また終盤で明らかになる真相が後付けで妄想話をでっち上げた印象しかないこと、最後に死人が生き返るのではこの映画自体が人生は簡単にリセット可能というゲーム感覚のように見えること、及びバグだらけのクソゲーというのがこの映画自体の言い訳のように聞こえることを苦情として挙げておく。個人的には最後に残った連中よりも、初回に青木さんの様子を見かねて自分に投票した男に最も共感した。

ところで個性的な若手女優が多数出ているのは大変結構なことで、これが長時間それほど飽きずに見続けるための大きな要因になっていると思われる。ヒロイン役の女優はこれと同時期(少し後)の似たような映画にも出ているが、こっちの方が出演時間がはるかに長いので見ごたえがある。また当初は冷たい感じと思ったミステリアスな少女が、実は弟思いのお姉さんだったというのは心和むものがあった。ほか自分としては2組の保育士志望の生徒(演・佐々木萌詠)の卒業ビデオに泣いた(が生き返った)。
なお余談として、映画部の男2人が「大林」「大森」だったのは微妙な冗談である。また「仮面ライダーW」<TV>(2009)で恋人役だった2人が揃って出ていたが、この映画ではくっつかないのだった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2015-06-21 19:20:20)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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400.00%
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61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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