13.《ネタバレ》 グレタガルボが、とにかく美人。 映画が生まれて、すぐこんな女優が出てたことに驚き。 内容は、昭和の少女漫画のような話。 それを漫画のように鼻が高く、すっきりした美人が演じる。 何人の少女漫画家がこれに影響を受けたのだろう・・と思うくらい。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-09 07:44:04) |
12.《ネタバレ》 オペラでいう所の父親(ジョルジュ・ジェルモン)の役割がかなり簡略化されており(その代わりバロンというキープレイヤーが追加され、2幕中盤から決闘の流れが自然になっているが)、主役2人の関係性はより純粋かつシンプルに描かれている様に思う。流石にオペラよりも演技の次元は高いものになっており、特にマルグリットの繊細な心理表現が見もの。しかし、マルグリットの男扱いの上手さというか、常に男を立てつつ粋にあしらうその立居振舞いのエレガントさは実に素晴らしい女っぷりで、これはもう演技と言うよりは女優グレタ・ガルボ自身の女性としての品格なのではないかと思う。恋愛映画としての見せ場はラスト(オペラの3幕)に集約される感じだが(2幕の描写の色々は大分駆け足な感があり)、そのラストはもう涙しか無かった。恋愛映画の古典にして、オールタイムベストのひとつとまで言える傑作。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-07 23:59:16) |
11.原作未読。物語自体は他愛のない悲恋ものでアルマンの未練がましさにイラッとしますが、二人のお顔のみならず立居振舞全てに於いて気品ある美しさに格調の高い作品となっています。ライオネル・バリモアの何時も通りの目力で示す存在感が流石。 |
10.《ネタバレ》 元々ヴェルディのオペラであるだけあって、お話は古典中の古典。今観れば娼婦のラブロマンスというのもなんら珍しいものではありません。とは言ってもグレタ・ガルボ演じるマルグリット美しさは格別。 あと元が大変有名なオペラであるので仕方がないのかも知れませんが、筋をとにかく追いかけているような印象を受けました。何か映画ならではの要素を取り入れても良かったのではないかなと。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-03 23:08:14) |
9.少年の頃原作を読み、成人してからは歌劇「椿姫」を見て、ストーリーを熟知した映画だったせいか、さすがに感動とまではいかなった。でも原作にないエピソード(男爵とアルマンを間違えて出会うシーンなど)が悲恋の物語に一服の清涼を与えてくれる。ガルボの気品のある美しさは、高級娼婦というイメージとはちょっと違うかも。ただガルボとしては、他の出演映画よりも良いと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-07 23:22:01) |
8.《ネタバレ》 人まちがいが引き起こすコミカルな騒動の中でグレタ・ガルボがそのコミカルさに見合った可愛らしさとコミカルさを悠然と受け流す高貴さを同時に纏いながら映画を牽引する。その後に悲劇が待ち受けているとは到底思えない優雅さで。恋する女の少女のような陽気と不安を見せ、愛するがゆえの強さと健気さを見せ、後半には悲しみが体を蝕んでいき悲壮な姿をさらけ出す。ジョージ・キューカーは貫禄のライオネル・バリモアも世紀の美男子ロバート・テイラーも脇に追いやり、ひたすら女優を映し続ける。それに応えるグレタ・ガルボ。ハリウッドの典型、それも貫いた典型がここにある。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-27 14:08:34) |
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7. 最近CGばかりが目立つ映画を観て失望の連続でしたが、やはり古典映画はセリフ一つに奥の深さを感じますね。 私が一番訴えたいのは、愛に対して情熱的なのは、やはり男性の方が強いのかと 女性は理想ばかり追求する生き物のようしか感じませんでした。 男性は悪く言えば未練たらしい。しかし、そこには命を掛けた愛が本作に込められていると思います。 勿論、グレタ・ガルボ演ずる娼婦にも愛を感じます。しかし、それは男性から求められた影響が強く響いてくるのです。 最近は、年収400万円以上でないと女性は結婚対象として男性を見ることが出来ないと聞いています。そういう女性の方には是非、自分に適した男性と出会えるといいですねと言いたい。勿論、皮肉をたっぷり込めて言ってるのですよ。 この映画は、三輪明宏さんの書籍の紹介で知ることが出来ました。とても感謝しております。 最近は、心の淋しさを不特定多数の男性とセックスすることで解消する女性が増えているようですが、この映画を観て、少しでも考え方を変えていただければ「幸福」は一歩づつ近づいていくのではないかと思います。 私も現在失恋したばかりで、人にアドバイスを言える立場ではありませんが、これから先も、純粋な愛を相手に訴えていく人生を送りたいと思います。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-10 02:22:04) |
6.愛する人の父親から身を引いてくれと嘆願され、彼のためと自分に言い聞かせ嘘をつき離れようとしますが、心の中は、切ないほど愛する人を求めている椿姫マルグリット。この、病弱で男を頼りに生きていかなければならない悲劇のヒロインをグレタ・ガルボが見事に演じきっています。悲劇が愛を美しくし、二人の一途さが観る者の心を揺さぶります。この恋多きパリ社交界の花も、真に愛する人とめぐり逢いますが、幸福に縁がないまま、最後は、彼の腕のなかで息を引き取ります。引退後、公の場から姿を消して、映画で創り出したヒロイン像を守り通した伝説の名女優に愛をこめて乾杯! 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-02 00:47:39) |
5.オペラ椿姫を見るので、その前にと思ったのですが結構良かったです。とても美しくて美男子で、主演の両雄素晴らしいです。燃え上がるような愛を思い出し、自分にもあるのかなと考えたら泣けてきました(ToT;オペラ見るのが楽しみになりました。 【風太郎】さん 9点(2003-07-14 02:08:32) |
4.かの有名なグレタ・ガルボの作品を今になって初めて見た。またロバート・テイラーが素敵♪久しぶりに映画を見て泣いた。 【蘭】さん 10点(2003-07-07 22:18:29) |
3. えと…先ず、コレって1937年の作品なんで(35)てのは如何なモノかと。アベル・ガンスが映画化したバージョンは1934年だしナァ…。ま、ソレは措いといて本作だが、原作はヴェルディのオペラでも知られる小デュマの同名小説。グレタ・ガルボの魅力を余す所なく存分に引き出した女性映画の巨匠・ジョージ・キューカーの腕の冴えが堪能できる傑作である。33年の「若草物語」といい、文芸映画とはかくあるべきという格好のテキストと言えよう。アルマン役のロバート・テイラーはひたすら美男!なだけでどうということもないが、男爵役の名優ライオネル・バリモアは流石の存在感。今は完全にいなくなったよナァ、こういう品格のある演技派は…。キューカーの鮮やか過ぎる職人技に…8点!! 【へちょちょ】さん 8点(2003-03-22 13:12:16) |
2.ファンの間では、『ニノチカ('39)』と共にかなりの人気があるようですが、グレタ・ガルボ本人としては、演技をするということに対して“いちばんツライ想いをした作品”だそうです。彼女の人柄に最も近かったのは『クリスチナ女王('33)』だったと言われていて、本人としてもかなり充実した演技が出来たそうですよ。それでもボクは、『椿姫』は彼女の代表作と言っていいと思います。 |
1.愛する男の腕の中で、息を引き取る椿姫・・・。幸福と安堵の表情をガルボは、見事に表現していたと思います。ロバート・テイラーの美しさも、ガルボに花を添えていたと思います。本当にすばらしい作品です。 【まき】さん 10点(2001-06-28 19:31:05) |