私はゴーストのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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私はゴースト

[ワタシハゴースト]
I Am a Ghost
2012年上映時間:76分
平均点:7.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ホラーサスペンスミステリー
新規登録(2015-12-09)【8bit】さん
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あらすじ
古風な屋敷に独りで生活するエミリー。毎日毎日が同じことの繰り返し。実は彼女は既に死亡していて、屋敷で暮らしているのは彼女の幽霊だったのだ。そんなある日、どこからともなく彼女に呼び掛ける女性の声が聞こえてくる。そして、それを契機に繰り返しだけだった日々に変化が訪れるのだったが…。幽霊の視点で語られる異色のホラーストーリー。
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3.《ネタバレ》 極めて低予算で製作された作品…とのコトで、ごく非常にコンパクトな尺+映像も使い回し・繰り返しなモノが散見されるなど、いくら低予算ホラーとは言えど(一本映画撮るってなったら)やっぱ苦労は多かった⇒ソコを工夫でナントカ乗り越えた、という涙ぐましい感じは第一に大いに感じ取れるのです。しかし、その工夫もろもろのクオリティ・オリジナリティといったトコロはまた、率直に意外なマデに高度で緻密なモノではなかったか…とも思われたのですね。舞台設定=ある種の世界観からして、コレは主人公(とゆーかほぼ唯一の登場人物)が「自分が死んだコトに気付いていない幽霊」…というやや飛び道具的な存在だからこそ、平凡な一軒家の中をひたすら行き来する同質的な映像(+一部はその上にシンプルな繰り返し)を用い、かつ大した説明もつくり込まないのに見事に成立すると言うべき空気感⇒否、ユニークな「異世界感」とすら言えるモノであったかな、と感心してしまいました。低予算だからある意味「こーするしかなかった」ハズなのに、ソレが(いつの間にか)弱みではなく強みになっていた=出来ていたという点で、まずはその部分については傑出した作品だったと言って好いかとも思うのですよね。

正直、ホラーとして恐怖シーンの手数は多くないし、だから(例え前述の優れた雰囲気が全編に行渡っていたとしても)尺をもう少し欲張ったら途端に成立しなくなる様な作品だったとも思います。重ねて、その面にしても選択を間違えなかったというコトに加え、私としては恐怖描写だってセンス自体は好かった・キレ味有ったとも思うのですね。音の使い方が好かったですね⇒まあ重ね重ね、あれだけ散々「フッた」んだったら、ビックリ箱的に驚かすにしてもそりゃ効果的にはなる…とも思えど、ソレでも大いにビクっとさせられちゃったとゆーかコレだってホラー的にそ~んなに簡単なコトではない…とだって思っては居るのでして。プラス、全体として無駄な説明を(やっぱり)しない+謎・伏線も100%回収し切ったりしない、という(コレもある種の低予算ゆえの)「不親切さ」⇒からの観終わって尚の不気味さ・不穏さとゆーのも、やはり個人的には超・好みだったりしました。もろもろと中々に素晴らしく「調和」した佳作だったなあと思います(こーいうのこそオススメしたいですよね)。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-20 09:50:19)
2.《ネタバレ》 結末について考えさせられる作品。かなりの低予算の中で製作されたようですが、美しい映像と深みのある脚本に惹き付けられました。

幽霊視点の作品というのは決して珍しいものではないと思いますが、多くは死者が生者を見つめる物語。この作品は、そうではなくて死者が自分自身を見つめる(流れの)作品です。自らの死について考え、そこから見出した答えによって未来(死後の世界があってこその未来ですが)を導き出す物語ですね。

霊媒の語り掛けによって自らの死の真相とそこに至るまでの悲しい記憶をたどるヒロイン。彼女はそれによって救われる筈だった。しかし、結末はより悲しいものになってしまったようです。

彼女の別人格(あるいは彼女に憑りついていたもの)は救われ、主人格である筈の彼女は闇に飲み込まれて行く。悲しく救いのない結末と捉えるべきなのか、それとも別人格である筈の狂暴性を秘めているかのような男が、実は主人格(あるいは憑りつかれていた者)であって救われたと捉えるべきなのか、短めの尺の中で深みのある物語となっていると思います。

冒頭紹介されるエミリー・ディキンソンの詩「霊は墓や家だけでなく人の心にもとり憑く」。随分な意訳に思えますが、この翻訳がこの作品のテーマを言い得ているのですね。彼女について深くは知らないのですが、ヒロインの名前と言い、この作品の根底に流れているのは彼女の詩の世界なのでしょう。

何となく鑑賞した作品ですが、想像以上の佳作に出逢えました。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-10-26 10:31:55)(良:1票)
1.《ネタバレ》 人間ではなく、幽霊側の視点で最初から最後まで語られるという独特な作品。
しかも、登場人物はただ一人だけという、これまた珍しい代物で。
ただまぁ、正直そんな怖くはないです。
終盤になっていきなり白塗りの気持ち悪い男が出てきたのはびっくりしたけど、
慣れると逆に笑ってしまうキャラクター。
しかし見終わって、彼女は本当に幽霊だったのかな? もしや全部妄想だったりして、という疑問もわいてきます。
主人公はなんだか日本人のような顔つきだなぁと思ってエンドロール見たらアンナ・イシダの文字が。日系の方?
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 5点(2016-03-03 08:21:47)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
600.00%
7133.33%
800.00%
9133.33%
1000.00%

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