独裁者と小さな孫のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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独裁者と小さな孫

[ドクサイシャトチイサナマゴ]
The President
2014年グルジア上映時間:119分
平均点:6.00 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-12-12)
ドラマ政治もの
新規登録(2016-04-18)【みんな嫌い】さん
タイトル情報更新(2016-04-21)【DAIMETAL】さん
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監督モフセン・マフマルバフ
脚本モフセン・マフマルバフ
製作サム・テイラー[製作]
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8.《ネタバレ》 とある国の調子こいた爺さん独裁者と、更に調子ぶっこいた孫男児の話です。独裁者が、官邸から街を一望しながら、電力停止の命令を発すると、街の灯りがすべて消えて真っ暗になり、孫も大喜び。孫にも同じように命令させて、何度もやっているうちに灯りが付かなくなります。ついに、反体制分子が蜂起したようです。独裁者は家族を先に自家用飛行機で国外に逃がしますが、孫息子だけは、爺さん独裁者と一緒に残るとダダをこねます。すぐに家族の後を追って国外逃亡するつもりが、味方と思っていた軍も反体制派に寝返ったので、官邸に戻れなくなり、国内を逃亡することになります。変装して、流しの興業者を装いつつ逃亡している間に、悪政によりすさんだ社会と、自分に対する不平不満を見聞きしてしまう という内容です。とてもシンプルな内容ですが、体制は、時が来れば、信じられないくらい簡単にあっけなくひっくり返るものであるという感じが良く出ていて、なるほど実際こんな感じなんだろうなぁと思いました。甘やかされて育った孫の、状況を飲み込まないお花畑なバカさ加減に、鬱陶しさが募っていき、しまいには殴りつけたくなってきます。まあ、それだけよく演じていると言うことができます。序盤だけ出てきて国外に逃げてしまう仲が悪くて罵り合う美人姉妹が、結構好き。
camusonさん [DVD(字幕)] 6点(2023-03-06 19:16:16)
7.《ネタバレ》 今世紀最高の良作と思う。惜しむらくは 音楽が良ければいいのにね。最後のダンスシーンが ゾルバまでいけば もう極めつけの名画になり 無用な殺戮を防げるのに 残念です。ティーチ ミー ダンス 。
ガリペロさん [DVD(字幕)] 9点(2018-09-08 21:06:57)
6.《ネタバレ》 舞台である国を特定せず寓話を装っているが、これまでも今もこれからも地球上で起きている話。独裁者と孫の逃亡劇。無垢な孫が最後に「こんなゲームはもうしたくない」と涙する姿に、力だけが正しい統治の虚しさを観る。独裁者を擁護する者の台詞は蛇足だった。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2017-01-31 23:59:16)
5.《ネタバレ》 寓話である事は鑑賞する前から判っているのだが、
映画を真面目に観すぎる性分が災いし、
観終わってから何とも表現し難い嫌な気分になった。
映画の中の話とは言え、数々の描写(軍人が名もなき一般
市民からなけなしの財を搾取したり、
新婚の新婦を新郎の前で陵辱する等々)は目では無く心を背けてしまった。
これらはまず間違い無く、今世界の何処か、
紛争の絶えない国で実際に行われている事実でも有るのだ。
全く、酷い話だ。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-08 22:31:33)
4.《ネタバレ》 野映画を思わせるような、どこかユーモラスを感じさせながらも乾いたタッチで、残酷な寓話を描きつづけているのですが・・・
最後に「独裁者を殺したところでどうにもならない、踊らせるのだ」というセリフに監督の熱い思いがこめられていて、非常に感銘を受けました。
TMさん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-23 00:35:40)
3.《ネタバレ》 最後の浜辺のシーンで、一人のおばさんが叫んでたことが1番納得でした。酷いことですけど。

逆に「負の連鎖を断ち切るんだ」「踊らせるんだ」と自分の首を差し出した男の気が知れない。主張はしても良いが、自分の命を投げ出す価値が分からない。彼には家族も友もいないのか?

1番いいのは、あの孫を独裁者の目の前で殺し、独裁者にはずっと生き地獄を味わってもらうことでしょう。

こんな意見は褒められないこと分かってますけどね。

もう1つの考えは、独裁者を孫の目の前で最も悲惨な方法で長く苦しませて殺す。そして孫は一生生き地獄か自殺か。万が一、孫が復讐を誓って生きていかないように、長きにわたって孫の精神をくじく。
だみおさん [DVD(字幕)] 1点(2016-10-15 16:40:56)
2.《ネタバレ》 マフマルバフは、「カンダハール」でもそうだったが、ラストはいつもこうだ。映画が落とし前の芸術ならば、この独裁者の悪行を知らない我々には、丁度いい幕引きだ。我々にはこのお祖父さんの孫を思う気持ちしか知らないのだから、そのお祖父さんが処刑されるシーンは、鑑賞後最悪の気持ちになるので、ここで終わるのが正しい。でも「カンダハール」では、全く罪のない女性のあのラストの幕引きは、映画をたくさん観てきた中でも印象に残ってる映画だった。マフマルバフという名前も、そこで強く刻まれた。中々地方にいてはお目にかかれない監督だが、今回久しぶりに観ることが出来た。映画をよく知っている人だなぁと改めて思わされた。
トントさん [DVD(字幕)] 6点(2016-09-17 15:04:43)
1.楽しくみることができましたが、もう少し深められるプロットではないかと思いました。独裁者やその国の背景が、たぶん敢えてだと思いますが、ほとんど書き込まれていないために、ちょっと平板な印象でした。
みんな嫌いさん [映画館(字幕)] 5点(2016-04-24 09:29:29)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.00点
000.00%
1112.50%
200.00%
300.00%
400.00%
5112.50%
6337.50%
7112.50%
8112.50%
9112.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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