1.《ネタバレ》 リース・ウィザースプーンが「わたしに会うまでの1600キロ」でパシフィック・クレスト・トレイルを歩いたのに続き、
この時79歳のレッドフォードと74歳のニック・ノルティがアメリカ東部を縦断するアパラチアン・トレイルを歩くロードムービー。
悪天候や滑落や熊との遭遇など危険な目に遭っても、難なく解決。徹底的にゆる~くまとめられた2人のじいさんのアドベンチャー。
ほとんど2人芝居の作品となっていますが、もっと若者との交流などがあっても良かったと思います。
2人がああでもない、こうでもないと語り合いながら、ひたすら森の中を歩く。そしてその合間に訪れる町で羽を休める。
美しく雄大な大自然に感動するといった場面もほとんど無く、ロードムービーとしての醍醐味は薄い。
2人の全盛期の映画をそれなりに見ているので、2人とも年をとったなあ・・・。と思うし、
若者達が軽い足取りで追い越していく描写は哀しくもあるけど、まだまだ元気なところを見せてくれる。
アラ探しをするまでもなく、アラだらけのようなじいさんを魅力いっぱいに見せてくれたニック・ノルティ。
年はとったと思うけど若い頃と同じく笑顔は素敵な、カッコいい79歳のレッドフォード。
若者の旅と違い今更自分探しも無いだろうし、2人の掛け合いを見ているだけでもほんわかした気分になる。
残念ながらアパラチアン・トレイルの全行程踏破はなりませんでしたが、本作に関してはそれも良しだと思えました。