2.《ネタバレ》 私もアキ・カウリスマキ監督初鑑賞。
シリアの内戦から逃れてフィンランドへやって来た主人公を待ち受けていたのは、不当な暴力と、難民保護の却下、強制送還という希望も何もない過酷な現実だった。
とにかく、この主人公によって語られる戦争体験が壮絶すぎて、ここを映像化した方が面白いんじゃない?と思うほどだった。
時折挿入されるおじさんバンドの歌詞が非常に希望に溢れ突き刺さる。
そして、主人公がやっと希望を見出す事になるレストランとの出会い。
一体この映画の何処にコメディ要素があるのかと思ったが、それは不意に終了20分前に訪れた。
全然人気のないレストランが打ち出した苦肉の策。
そうだ寿司を出そう!
早速料理本を購入し、作り始めるシェフ達。
おいおい、ネタとワサビが逆でんがな!
思わず変な方言を口走ってしまうほどの衝撃。
とにかく、めっちゃ不味そうだし、レジ前に招き猫飾っちゃってるし、銅鑼(どら)は鳴らすし、ヤバすぎる店が爆誕していた。これは意表を突かれたわ。笑笑