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幸せがおカネで買えるワケ

[シアワセガオカネデカエルワケ]
THE JONESES
2009年上映時間:96分
平均点:5.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス
新規登録(2020-04-16)【HRM36】さん
タイトル情報更新(2023-03-29)【イニシャルK】さん
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キャストデミ・ムーア(女優)
デヴィッド・ドゥカヴニー(男優)
アンバー・ハード(女優)
ゲイリー・コール(男優)
グレン・ヘドリー(女優)
ローレン・ハットン(女優)
高島雅羅(日本語吹き替え版)
小杉十郎太(日本語吹き替え版)
佐古真弓(日本語吹き替え版)
津田英三(日本語吹き替え版)
雨蘭咲木子(日本語吹き替え版)
沢田敏子(日本語吹き替え版)
加藤亮夫(日本語吹き替え版)
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2.《ネタバレ》  「ユニークで愉快な宣伝家族」を描いた品かと思いきや、死者まで発生する陰鬱な展開に吃驚。

 とはいえ、急転直下に作品の空気が変わる訳ではなく、少しずつ悲劇を予兆させるのが上手かったもので、違和感は無かったですね。
 序盤にて
(この家族、なんか変だぞ?)
 と観客に思わせる描写も丁寧であり、すっかり映画の中に惹き込まれちゃいました。

 「偽りの家族の中で、主人公のスティーヴだけは本当の家族になりたがっている」という設定も絶妙であり、自分としては大いに感情移入。
 チームが崩壊しかけた時「家族に問題は付き物さ」と場を繕おうとするも「家族じゃないわよ」と、妻役のケイトに素っ気なくされる場面なんか、凄く切なかったですね。
 単純に「ケイトを愛しているから、本当の夫婦になりたい」というだけでなく「皆で本当の家族になりたい」と願っているのが、絶妙なバランスだったと思います。
 それだけに、好成績を認められて他のチームと組むよう上司に命じられても、それを拒否して「今の家族と一緒に頑張る事」を選ぶ場面が、凄く痛快。
 スティーヴとケイトが、失恋した娘を慰め「家に帰ろう」と促す場面も
(偽物なんかじゃなくて、立派な家族じゃないか……)
 と思えて好きです。

 終盤にて、隣人のラリーが自殺する場面もショッキングだったし、そこからスティーヴが「ご近所さん」に真相を告げる流れも、不思議なカタルシスがあって良かったんですが……
 そこが最高潮で、その後に失速しちゃったというか、ラストの纏め方が強引だったのが残念ですね。

 「スティーヴとケイトが結ばれ、前々から話してたアリゾナ行きを実現させる」って形なので、この二人にとってはハッピーエンドなんだけど
(……で、息子と娘は置いてくの?)
 って事が気になっちゃうんです。
 息子と「父子のような抱擁を交わして」別れる場面は良かったんですが、その分だけ
(娘とはロクに会話もしてないけど、寂しくないのか)
 って疑問も湧いてくる。
 他にも「同性愛者な息子の恋人ナオミ」についても放ったらかしで終わってるし、どうも風呂敷の畳み方が拙かった気がします。
 エンドロールにて「まだまだ他にも宣伝家族は沢山いる」って示すのも、後味が悪くなっただけなんじゃないかと。

 個人的には「夫婦」ではなく、四人揃って「家族」としてハッピーエンドを迎えて欲しかったですね。
 総評としては「隠れた良作」って感じで、充分楽しめたんですが……
 一抹の寂しさが残ってしまう映画でした。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2021-03-25 08:17:04)(良:1票)
1.いまのステマやSNSはまさにこれのようですよね。ストーリーは中だるみ、尻すぼみがあったと思います。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-04-16 23:25:21)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 5.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4150.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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