1.《ネタバレ》 ネタバレしれます。未見の方はご注意ください。
ざっくりと『サスペンス』の認識で観始めたため、『無人島サバイバル』か『殺人鬼もの』か、はたまた『怪物・クリーチャー系』か、どの方向に話が進むのかと興味津々でしたが、まさか『〇オチ』とは。流石にガッカリ。『〇オチ』映画に何を言っても虚しいだけですが、一応気になった点を書き留めておきます。
主人公は何時船長を確認したのでしょう?時系列的には、“出発前”に知っていなければ辻褄が合いません。教授曰くWEBで船を予約したそうなので、HP掲載の顔写真でも見たのでしょうか。でも、それなら『予約した船が見つからない』事態は起きないはずで・・・。そこで、現地で初めて主人公が船長を確認したと仮定すると、単なる『〇オチ』回避の可能性が出てきます。サークルには不思議な力があり、過去の分岐点まで遡ることが出来たと。いわば『タイムスリップ機能付き全自動サークル』(なんて心地よい響き)。死という結末(運命)だけは変えられないので、戻った分岐点では主人公以外全員死亡。叫び女のクラシカルな服装から察するに、そもそも島に着いた時点で『時を遡っていた』可能性も考えられます。真相は『日光を嫌う怪物が棲む時空が歪んだ島』。う~ん、『〇オチ』より幾分マシな気もしますが、潔く『〇オチ』を受け入れた方がスッキリしそう。全ての矛盾が無効化されますから。だから『〇オチ』って嫌いなんですけど。そういう意味では『〇オチ』を採用していながら高い評価を得ている作品って(タイトルは書かないですけど)本当に凄いですね。