1.《ネタバレ》 だいたい、こういうコンパクトにまとまったアクション映画ってのは、ハズレが無いですね。もっとも、ハズレじゃないからといってアタリとも限らないのが悲しいところですが。
この映画も、冒頭からテンポよく物語設定を提示していって、まず主人公たちの子ども時代の姿があって、大人になって従軍し、今は何やら悩んでいるらしい姿があって。一方ではブルース・ウィルスがやや破天荒な刑事をやってて、壁の地図には数々の顔写真が貼られており、どうやら多くの女性失踪事件が発生しているらしい。
ってな事がポンポン提示されていくのだけど、イマイチよくわからん点があって、私が見たのは吹替版なもんで元のセリフが確認できないんだけど、とにかく、主人公たちの関係がやっぱりよくわからん。どう見ても3人の男性は兄弟なのだけど(父親らしい人物の写真の前に集まってるし)、三男らしき人物のフィアンセのことを長男らしき人物が警察に「妹」というもんだから。
まあ、この辺りは正直、どうでもいいのかも知れなくって、要するにこの4人はきょうだい同然の存在、ということで、理解。
でもって、そのフィアンセが誘拐されてしまい、救出のために3人が武器を手にし、悪の組織に立ち向かう、ってなオハナシ。
そうなるともう、ブルース・ウィリスが何のために出てきているのかよくわからなくなってくる。邪魔、とまでは言わんけど、いや、やっぱり少し邪魔。少しチグハグ。
終盤もわりとあっさり女性救出に成功し、どうせこのまま終わらないんだろう、と思ってたら案の定、敵の逆襲が。大してオドロキも無い上に、一軒家での攻防という魅力的なはずのシチュエーションにも関わらずあまり工夫がなく、盛り上がりに欠けてしまって。
気持ちだけはよ~くわかるタイプの映画、なんですけれども。