1.《ネタバレ》 2010年の作品ですが、作風はもう1980年代くらい。とにかくゆるいです。しょぼいです。でもなんとなく昔のB級映画ってこんな感じだったなーと懐かしくなります。出演者も知らん人ばかりです。
主人公のカウボーイ。なかなかのセリフ棒読みです。私はネイティブな英語なんてわからんのに、そんな私が棒読みってわかるくらいの棒読み。この人がなんか話すたんび気が抜けます。
ストーリーもザ・B級。謎の隕石みたいなのを掘り起こし、そこから緑のガスが出てきて、住人はみんなゾンビに。でもよくいるゾンビじゃなくてデスメタルの手抜きバージョンみたいな人たちがたくさんいる感じです。もちろん全然怖くない。
ところがそんななか、一体だけ気合の入ったのがいます。目の見えない女ゾンビ。そしてこいつが出てくるシーンだけやたら怖い。ヒロインが宿で一人寝ていたら、床下から女ゾンビの手が這い出てくるんです。なんかこのシーンだけえらく気合の入ったホラー映画になっています。油断していた分、なかなかのスリルが味わえました。
それにしてもラストでまさかのカウボーイがゾンビに喰われちゃって、忘れかけてたドイツ野郎がおいしいところを全部もっていくっていう展開はちょっと面白かったです。