1.実話。メッキがどんどんはがれていく様を丁寧に描き、好感度しかなかった主人公のとんでもない悪だった面をヒュー・ジャックマンが渾身の演技で表していました。ピザ1枚から始まった横領、嘘に嘘を重ね・相手の心理を利用し自分を擁護する…
公僕は滅私ができるかどうかだ、私立にいたらもっと待遇もよかっただろうし、「もっといい仕事をしているのに、なんで(比べたら)安月給?」と不満がきっとどこかにあったのだろう。それでも、人間としてやっちゃいけない最低ラインがあったはず。「湯舟に一滴の血が垂れただけでは色が変わらないように見えるが…」の他の映画のセリフがまた蘇った。
いい作品でした。