ワイルドライフのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ワイルドライフ

[ワイルドライフ]
WILDLIFE
2018年上映時間:105分
平均点:7.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-07-05)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2021-11-23)【とらや】さん
タイトル情報更新(2022-04-24)【TOSHI】さん
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監督ポール・ダノ
キャストエド・オクセンボールド(男優)ジョー・ブリンソン
キャリー・マリガン(女優)ジャネット・ブリンソン
ジェイク・ギレンホール(男優)ジェリー・ブリンソン
脚本ゾーイ・カザン
ポール・ダノ
製作ポール・ダノ
オーレン・ムーヴァーマン
ジェイク・ギレンホール
製作総指揮ゾーイ・カザン
配給キノフィルムズ
その他ヨハン・ヨハンソン追悼の意を表して
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3.《ネタバレ》 ポール・ダノの初監督作品なんですね、共同脚本のゾーイ・カザンはプライベートでもパートナーであり
エリア・カザンの孫だということです。そして初監督作品とは思えないほどのクオリティ、なんかすごいぞ。

夫婦が中心なのかと思ったらそうじゃなく息子のジョーですね、息子からの視点という具合で演じたエド・オクセンボールドがどことなく
佇まいというか雰囲気というかポール・ダノなんです。
えーはっきり申しまして私の価値観ではこの両親はダメです、ジェリーは自己評価だけは高い、それもあって仕事が長続きしない人。
仕事が変わる度に一家で引っ越す羽目になり、その都度行く先が田舎になっていくんですね。モンタナのド田舎に来てまたしても失業。
山火事の消火を手伝うと出かけるんですが、その映像はないしどれほどのことをしたのかは不明。

ジャネットは夫が山火事に出かけ不在になったことでタガが外れたのか、それまでくすぶっていたものが一気に流れ出たようになり、
化粧が濃くなりあっというまに浮気する。あの旦那なので経済的にも安心できる男が現れればフラッとなるのはわかる。
しかし多感な年齢の息子を同席させたり自宅に入れるとか、そういうことをする女は同情も共感も無しです。

山火事から帰ってきたら森林局に採用してもらえるから引っ越しだと当然のように言うジェリー、
行き先はロッキー山脈の東だという、それ山岳地帯になるんじゃないですかね。

そんな両親なのに、やはり息子は親のことを嫌いにはなれないんだなあ。どこかで期待する気持ちがあるんだと思います。
この夫婦はもう元のさやに納まることはないと思います、こんな生活は耐えられないと奥さんが出て行ったら終わりです。
教師の仕事に戻り、髪型も着てるものも変わってたしね。
3人で並んで記念写真を撮るラスト、また家族3人で穏やかに暮らしたいというジョーの願いが込められているようで、もう健気すぎて泣けた。
エンディングの曲がしっとり映画の余韻を持たせてくれて良いんです。
この映画の時代は60年代なんですが、でも古い昔の話ってことではないと思います。
envyさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-05-04 19:42:06)
2.《ネタバレ》 家族といえど元は他人同士。信頼していたのに、こんなはずではなかったのに、との思いと裏腹にポロポロと崩れてゆくある家庭。14歳の目から描写される母親の、母親業の決壊というべき姿がちょっと毒々しいほどに痛ましいです。
演技派J・ギレンホールの仕事に期待して観始めたのですが、このお話は妻であるジャネットがメインでした。山火事消火の応援に行ったきりのギレンホールの出番は三割ほど。戻ってからの裏切られた夫としての動揺、驚愕演技は流石でしたが。
ジャネットの心が移ろってゆく原因については詳しい描写がされていないので、見る側でいろいろ解釈できそうです。
夫にしてみれば青天の霹靂であったでしょうけど、萌芽はずっと前からあったのではないかな、と想像します。夫の転職で余儀なくされる何度もの引っ越しと、その度に途切れる自分の生活。代用教員の仕事だったり、人間関係だったり。常に良き妻、良き母でいようと無意識に自分に課していたけれど、夫がいなくなってまず良き妻のペルソナから剥がれていったのだろうな。
突然看板が崩壊したようにみえても、内部の支えは長いことかけて脆くなっていた。人間関係ってそんなものですよね。
エド・オクセンボールドの気遣わし気な表情が繊細な14歳をうまく表現していました。演技巧者三人によるビターでリアルな家庭劇です。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-06 22:08:19)(良:1票)
1.ポール・ダノが自ら脚本も手掛けた初監督作。家庭崩壊ものです。
派手さも抑揚も少なく、難しいテーマですが、100分間見る者を引き付けるものがある作品になっています。
夫婦役のキャリー・マリガンとジェイク・ギレンホールのW主演と思いきや、
主演は思春期の1人息子でした。演じる彼の持つ雰囲気からは、若い頃のポール・ダノを思わせるような雰囲気があり、
終始抑えた演技を見せる彼に驚かされましたが、これも監督ポール・ダノの力量の1つでもあったのだと思います。
写真の経験など全く無かったこの息子がバイト先に選んだのはなぜか写真館。
何故なんだろうと思っていたら、ラストで納得。
この写真が家族の再生の第一歩になることを願わずにいられない、いいラストでした。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-05 15:13:56)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7266.67%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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