6.《ネタバレ》 観ている側のハートが痛くなるほどの、純愛を見せつけられる。
優等生の女の子とチンピラの純愛。
日本の映画でも、ここまでの純愛映画は観たことがない。
それは親に見はなされた小さな二人の子どもが、どこよりも強い
愛で結び付けられる。
セックスなどない、ピュアな関係で、ここまで強い絆が
生まれることに、汚れている自分のハートが、締め付けられた。
他の国は恋をするとすぐ寝るが、そんな文化の国は嘘っぽくすら感じられる。
二人を見守る若い刑事もいい。
若い二人の愛を少し羨ましくも思い、大人の対応で、
二人にとって本当によい解決策に導く。
いじめが背景の映画。
いじめられて、追い詰められて、純愛にすがるしかなかった女の子。
チンピラもすぐ寝るとかしない、本当にこの女の子の気持ちを
組んで、そこに自分の人生すらかけてもいいと思う。
もう泣ける。
孤独な男女の愛でもヒットするのに、
ここでは孤独な男の子と女の子の話だ。
「小さな恋のメロディ」のような甘さはない。
孤児のような二人の男の子と女の子の話だ。
日本の「誰も知らない」が、こんな愛にならないのが、日本だ。
大抵、どちらかは裕福な子だ。
男女の子ども、両方が孤独という、この状況。
中国はやばいのか?
勝ち誇る中国だから、描けたストーリーかもしれない。
でも観終わった後、アメリカ映画のラブロマンスは嘘に見えてくる。
中国でこの映画ができたことに、色々考えさせられる。