2.第二次世界大戦でノルマンディー上陸のために英国に集結した米軍兵士たちと英国女性の恋愛模様がテーマ。考えてみれば、百万人以上の血気盛んな若者が突然海を越えてやって来たわけですから、そりゃ男女のことですからいろいろあったでしょうね。 リチャード・ギアたち若い兵士と将校ウィリアム・ディベインのロマンスが並行して物語が進行するのですが、群像劇としては中途半端な出来です。登場人物たちを描く視点がとても甘ったるく感傷的過ぎるのが本作のダメなところです。同じようなプロットの傑作『戦場の小さな天使たち』と比べるとその差は歴然です。駄作とまでは言いませんが、凡作であることは否定できませんね。