TUBE チューブ 死の脱出(2020)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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TUBE チューブ 死の脱出(2020)

[チューブシノダッシュツ]
Meandre
2020年上映時間:91分
平均点:5.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-01-21)
ホラーサスペンスSF
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3.《ネタバレ》 ネタバレしています。ご注意ください。

状況設定こそ『CUBE』と酷似しているものの、広げた風呂敷を一切畳まなかった『CUBE』に対して(でも、そこがイイ!)、本作は一応畳んではいます。ただ、珍しい畳み方なので戸惑ってしまうという。チューブは「卵管」、生体組織空間は「子宮」、スーツ腹部の口は「へそ」、周期的に起こる燃焼は「生理」と解釈できます。もしかして追ってくる怪物は「つわり」ですか。この決死の脱出が「出産」の暗示であるのは間違いなさそうです。問題はこの事象に「普遍性」があるのかということ。私自身若干混乱しているので整理してみます。
普遍性がある場合・・・これを「誰もが経験する」事象とするならば「死後の世界は存在する」「生まれ変わりはある」が確定します。さらに「神様」や「天使」の正体も。だいぶ「理想と違う」グロテスクな容姿ですけども。この世界の成り立ち、既存論理の根底が覆ります。
普遍性は無い場合・・・宇宙人による人体実験の可能性が浮上します。彼らは人間という生き物を熟知しており、かつ記憶へ介入可能なレベルのテクノロジーを有していました。主人公を依怙贔屓していた節があるので、観察や実験というより、ペットの飼育・遊びの範疇かもしれません。ラストは主人公の願望の世界でしょうか。
冒頭のラジオ音声と車内での2人の会話。この伏線を額面通りに受け取るか、ミスリードと捉えるかで判断は分かれそうです。世界観が壮大なのは「普遍性がある」ですが、死後あんなひどい目に遭うのは勘弁願いたい。それに殺人鬼や遺体は如何にも「宇宙人の雑な飼育」という感じです。よって私は「普遍性はない」を選びたいと思います。それでも彼らが「神様ではない」事にはなりませんが。
冒頭15分くらいは、これで90分間持たせられるのかと心配になりました。閉鎖空間が舞台のソリッドシチュエーションスリラーは基本出オチです。代わり映えしない画に飽きが来ること必至。そこで重要なのが会話です。『CUBE』のように参加者が多数いる場合もあれば、『リミット』(棺桶に閉じ込められる話)では携帯電話が使われました。視覚刺激に変化がなくとも「おしゃべり」があれば退屈しません。そういう意味で、当初は『CUBE』より『127時間』(腕が岩に挟まれる話)に近い感覚でした。中盤以降は状況が変化したり、脱出の糸口が示されたりしたので目が覚めました。
細部の作りこみに不満があります。例えば遺体は何故スーツを着ていなかったのでしょう。強酸で溶かされた?アームライトは溶けていないのに?想像するにスーツ着用だと遺体のインパクトが目減りするから脱がしたのではないかと。演出とは要するに嘘。上手に嘘を付いて欲しいのです。上半身スーツ着用であったなら「ああ、下半身は強酸に浸かって溶けたんだな」と勝手に納得するのですから。最後のギロチンにしても流石にあのタイミングでは即死でしょう。アイデアは素晴らしいと思いますが、完成度は今一つだったように感じます。
目隠シストさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-20 18:54:45)
2.《ネタバレ》 SFが入ったソリッドシチュエーション・ホラー映画。
閉所恐怖症の人なら気が狂いそうな狭苦しいチューブ状の通路の中を、娘を亡くして心に傷を抱えたヒロインがひたすら匍匐前進で進み、仕掛けられた罠や襲ってくるモンスターを避けたりやっつけたりしながら、とにかく出口を目指す、まさにソリッドシチュエーション映画です。ホラーというほど怖くはない。

CUBUもそうでしたが、そもそもなぜこのシチュエーションなのかは謎のまま、ひたすらハラハラドキドキで引っ張っていきます。
途中で子宮の中のような場所に出たり、死んだ娘が現れたり、髑髏にドローンをかぶせたような機械がヒロインのケガを直してくれたりするのですが、ラストシーンまで行っても、それらの伏線がしっかり回収されているとは言えませんでした。というか、わからないままでした。

子宮を通り抜けていく事や、死んだ娘の誘導を断って自分が信じた地図通りの道を選択すること。そして苦痛が待ち受けているだろうことを承知で罠をくぐりひたすら出口を目指すこと。
それらのシーンから、ヒロインがチューブで生まれ変わる事を意図しているのだろう、とは思うのですが。

ヒントは映画の冒頭のカーラジオの声でしょうか。
ハッキリとUFOを見た、と語る声。そしてどんな時も神の声に耳を傾けましょう、という何かの宗教信者の声。
最後に、2人の少女を刺した犯人が逃走中、と流れます。

犯人はヒロインが乗ったヒッチハイカーの運転手だったわけですが、この男もヒロインと一緒にチューブに閉じ込められて、途中で再登場してヒロインの邪魔をします。
ゾンビのようなモンスターも現れて襲ってくるのですが、これらが産まれなおしに本当に必要な試練なんですかね…?宇宙人さんが考えた試練にしては、ちょっとイカレた設定すぎるのではありませんか。

ラストシーンで、再登場した死んだ娘に「私は死んだの?」と聞くと、「肉体は何度も死んだわ」と言われます。「どうすれば?」と聞くと、「生きて」。

生きてって言われても!!!ここ、地球じゃないし!!!!

監督も当初はSFはまぜるつもりはなかったんじゃないかなー。でも回収しようがなくなって、SFにして無理やりハッピーエンドにするしかなかったんじゃあないのかな。なーんて事を思うくらい、テーマに説得力がなかった。

でもこういう密室系のソリッドシチュエーションホラー映画でいい終わり方にしようと思ったら、どうしても無理が出てしまうのかもしれないですね。

ヒロインは魅力的で等身大のリアルな女性っていう感じがいいし、演技もとても上手でした。痛いシーンは観てる方もギャーっと声が出るくらい痛そうだったし、演出だって悪くなくて中だるみもなく、最後まで緊張感を保って引っ張ってくれています。
だから、いい感じのラストで終わってよかった、と思う反面、もう少し説得力のあるラストがよかったなぁ、と。あと少しくらい、観る側にヒントや説明をしてくれてもよかった気がします。

悪くないけどあと一歩!な感じの映画でした。
りりらっちさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-08-07 21:35:43)
1.《ネタバレ》 理由も分からぬまま狭いチューブに閉じ込められたある女性の決死の脱出劇をノンストップで描いたソリッドシチュエーションスリラー。主人公となる女性が放置されるのは、ほとんど棺桶ぐらいの広さしかない狭い空間。そこはカラフルなネオンによって無機質に照らされ、同じような空間がどこまでも続いている。しかもそこには様々な罠が仕掛けられ、腕に取り付けられたタイムカウンターがゼロになるまでに脱出しないと死にます。とまあ一言で言うと『キューブ』の狭い版ですね。本家と全く違うのは、とにかくセンスが悪い!主人公の着ているコスチュームもダサいし、舞台となるチューブ内の映像も凡庸。なんですか、あのチューブを照らす変なネオンは。また各チューブに仕掛けられた罠もまるで小学生が考えたようなベタなものばかりで、さっぱり盛り上がらない。急に参戦してくるゾンビまがいのモンスターなんて何の意味があったのやら。途中で主人公の過去を巡る幻想的なシーンを差し挟んでくるのも違和感しか感じません。また演出のキレもすこぶる悪い。ずっと画が変わらないのに、主人公がひたすらグダグダやってるから途中の中だるみ感が半端ありません。最後のオチも投げっぱなしの酷い代物。これなら本家『キューブ』のように、最後までこのチューブ内だけで物語を完結させてしまった方が良かったんじゃない?まぁとにかくセンスのなさとキレの悪さが際立つ作品でありました。こういった設定勝負のB級映画に最も必要なものなのにね。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 4点(2023-03-13 05:14:27)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4133.33%
5133.33%
6133.33%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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