母の聖戦のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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母の聖戦

[ハハノセイセン]
(市民(第34回東京国際映画祭))
LA CIVIL
2021年ベルギールーマニアメキシコ上映時間:135分
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-01-20)
ドラマ実話もの
新規登録(2023-09-07)【Сакурай Тосио】さん
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製作ジャン=ピエール・ダルデンヌ共同製作者(ベルギー)
リュック・ダルデンヌ共同製作者(ベルギー)
クリスティアン・ムンジウ共同製作者(ルーマニア)
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【クチコミ・感想】

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1.ダルデンヌ兄弟やクリスティアン・ムンジウが共同製作者に名を連ねているのはなぜなんだろうと気になったんですが、監督はベルギーを拠点に活動しているルーマニア生まれの方らしいですね。手持ちカメラのリアリティのある映像スタイルはダルデンヌ兄弟らしく、社会の中で孤立した女性が主人公である点はクリスティアン・ムンジウ監督の代表作4ヶ月、3週と2日を思わせるところがあります。もっと言えば前述の監督たちと似たような作風でしかなく、この監督個人のオリジナルの部分は希薄に感じます。さらに不満点を上げるとダルデンヌ兄弟やクリスティアン・ムンジウが不法移民や中絶を試みようとする女性のようなその社会で倫理的・道徳的に攻撃されるような立場の人間を主人公にすることで我々の属する社会の方が間違っているのではないかという揺さぶりをかけてくるのに対し、この映画の主人公は特に社会的に非難されるところのない平凡な一般市民でしかありません。確かに劇中の登場人物たちは主人公に追及をやめろと迫ることもありますがそれは麻薬カルテルの報復を恐れてでしかなく、主人公に同情的で協力もしてくれるので主人公はあくまでこの社会では善の側であるという立場から動きません。せめて人権を無視した軍の拷問に対する葛藤がもうちょっとあれば良いのですが義憤にかられてそれに協力すらしてしまいます。麻薬カルテルが悪であるということに異を唱える人間はいないでしょうし、いかにも社会派らしいルックを備えていてもこれではただの勧善懲悪的エンターテインメントに近い内容でしかないと思います。逆に言えば単純に麻薬カルテルを追及する活劇として楽しむこともできる内容であり、そこはまたダルデンヌ兄弟やクリスティアン・ムンジウに似ているところがあるとも言えます。しかし宗教的要素が希薄なこの映画に聖戦という邦題を付けるのはいかがなものでしょうか。
Сакурай Тосиоさん [DVD(字幕)] 6点(2023-09-09 20:47:41)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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100.00%
200.00%
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400.00%
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61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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