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ラン・ラビット・ラン

[ランラビットラン]
Run Rabbit Run
2023年上映時間:100分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマホラーサスペンスミステリー配信もの
新規登録(2023-10-21)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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キャストサラ・スヌーク(女優)サラ
デイモン・ヘリマン(男優)ピート
グレタ・スカッキ(女優)ジョーン
製作総指揮サラ・スヌーク
配給ネットフリックス
あらすじ
愛娘のミアを女手ひとつで育てている不妊治療医のサラ。ミアは7歳の誕生日を境に、母親の言うことを聞かなくなったり会話を避けたりと、次第に様子に変化が。そんなある日、ミアは会ったことのない祖母のジョーンにどうしても会いたいと言い出し、サラは不承不承ジョーンが入所している施設へ彼女を連れて行くことに。しかし、祖母に会ったミアは益々様子がおかしくなり…。
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1.《ネタバレ》 これはサラの幻影か、妄想か?それともアリスの亡霊のなせる業か?そのどちらとも受け取れると同時に、どう見るのかによって大いに評価が変わりそうな作品ですね。個人的には、全体通じてサラ目線で描かれていることもあり、語られているのはあくまでもサラの世界だと思いました。

幼き日に妹を散々苛め、挙句の果てには殺してしまった。それは紛れもなく狂気のなせるものであり、彼女自身に反省や自戒の念はないのだと思います。ただ、そうは言っても、サラにとって妹の死はどうにも振り払うことの出来ない悪夢となって脳裏に染み付いており、歯止めとなっていた父親の死に加え、愛娘が妹と同年齢になったことを契機に再びその狂気が頭をもたげて来たのでしょう。最早ミアはアリス。ミアが自らをアリスと呼ぶのは、ミアにアリスを求めるサラの幻影と思われます。

ラスト、元夫さえも殺してしまったサラは窓辺からアリスがミアを死に誘う場面を目撃しますが、勿論それも幻影でしょう。既にミアを殺してしまっているのか、それとも逃げ惑うミアへの殺害衝動が幻影となっているのか。明確に語られないので判断は難しいところですが、そこに至る以前の様々なシーンから、サラに僅かに宿る母性が殺すことは押し留めたのではないかとも思えますが、それは希望的観測に過ぎないかも知れません。

冒頭のサラの夢はトラウマそのもの。妹を殺してしまったことへの後悔の念なのか、それとも自らも死のうとしたものの助かったのだという弁明的な念なのか。観終わった後、いろいろと反芻する楽しさの味わえる作品に対し、そして、一見ジョディ・フォスター似、サラ役のサラ・スヌークさんの鬼気迫る演技に対し、8点献上します。

ちなみに、サラに対して心を閉ざすミアが被る手作りのウサギのお面。庭に迷い込んだウサギ同様、かつ、妹の名前がアリスなのですから、登場するウサギには「不思議の国のアリス」のイメージが重なります。それに限らず、「ドニーダーコ」や「インランド・エンパイア」など、ウサギが象徴的に登場する作品がありますが、欧米ではウサギそのものに何か特別の意味があるのでしょうか?日本では飛躍とか子沢山とか+イメージが多いような気がしますが…。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-10-22 15:02:05)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
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600.00%
700.00%
81100.00%
900.00%
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