3.《ネタバレ》 予告編を見た時からすごく興味のあった映画。やっと観れた。てかレビュー少な!こんなに面白い映画なのに。
今までの日常が崩壊して究極のサバイバルを余儀なくされる展開って、ゾンビとか核戦争とかが大半だったけど、天変地異ていうのがいつ何時起きてもおかしくないから、見ていてゾッとしたし、もしもこういう状況になったら自分はどう立ち回るんだろうかとも考えさせられる。人を助けたい気持ちはあるけれど、極限状態ではたして聖人君子でいられるのだろうかとも...。
映画の最後でヒロインの言った一言がこの映画最大のメッセージではなかろうか。みんな普通の人たちでした。そう、普通の人たち...。その普通の人たちがサバイバルな状況で変貌し狂気し争い始める。これってほら、あなたもですよ、て言われてるようなもの。だからこそ胸くそ悪いし吐き気がする。自分自身がそうなり得るから。他者をけ落とし生き残る。真意を付いてくる、本当に嫌な映画です(^_^;)
勝手に勘違いされて代表に選ばれた彼だって別に根っからの悪人ではなかったはず。大金を騙し取られて勢いで殺人を犯してしまっただけだし、秩序を守るために徹底した行動を取っていただけに過ぎない。家族を失った彼にとってはマンションの住人たちが家族のようなものになったから、あそこまでやれたのでしょう。ある意味彼も犠牲者かもしれませんね。