ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語
[ヘンリーシュガーノワンダフルナモノガタリ]
The Wonderful Story of Henry Sugar
2023年
【
米
】
上映時間:39分
平均点:
6.67
/
10
点
(Review 3人)
(点数分布表示)
(
ドラマ
・
コメディ
・
小説の映画化
・
ショート(短編映画)
・
配信もの
)
新規登録(2023-11-27)【
タコ太(ぺいぺい)
】さん
タイトル情報更新(2024-06-15)【
Cinecdocke
】さん
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監督
ウェス・アンダーソン
キャスト
ベネディクト・カンバーバッチ
(男優)
ヘンリー・シュガー/メイクアップアーティスト(二役)
レイフ・ファインズ
(男優)
ロアルド・ダール/警察官(二役)
デヴ・パテル
(男優)
チャタディー医師/ジョン・ウィンストン(二役)
ベン・キングズレー
(男優)
イムダット・カーン/カードゲームのディーラー(二役)
リチャード・アイオアディ
(男優)
マーシャル医師/ヨガをする人(二役)
ルパート・フレンド
(男優)
原作
ロアルド・ダール
脚本
ウェス・アンダーソン
音楽
ランドール・ポスター
撮影
ロバート・D・イェーマン
製作
ジェレミー・ドーソン
ウェス・アンダーソン
配給
ネットフリックス
美術
アダム・ストックハウゼン
(プロダクションデザイン)
編集
アンドリュー・ワイスブラム
あらすじ
大金持ちのヘンリー・シュガーは、働くこともなく自由気ままに暮らしていた。そんなある日、彼は目を使わないで物を見ることが出来る男の存在を知り、ギャンブルで活用すれば負け知らずだろうと思い付き、早速その男に会いに行くのだったが…。ネットフリックスによる、ロアルド・ダールの小説を原作としたウェス・アンダーソン監督の短編映画4部作のひとつ。
【
タコ太(ぺいぺい)
】さん(2023-11-27)
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3.
《ネタバレ》
いやぁ、最後までシュールだった。
映画と演劇と小説を合体させた演出手法で、作家から富豪へ、富豪から医師へ、医師から導師へ、
語り手が入れ子のように代わっていく構成が面白い。
徹底したセット撮影と仕掛け絵本みたいなアーティスティックな美術に、
これぞウェス・アンダーソンの映像センスが光る。
嘘みたいな話をみんな真剣な表情で淡々と語るのが何とも可笑しい。
映画の中心人物であるヘンリー・シュガーが意図も簡単に透視能力を得てカジノで大儲けするも、
働いたことのない金持ちのボンボンだから心の充足感がなくて、
イカサマで世界を渡り歩きながら慈善事業に奔走するのがどことなくシニカルで味がある。
40分で気楽に見られて本作でしか得られない栄養素がそこにあった。
【
Cinecdocke
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2025-01-28 22:28:48)
《新規》
2.
《ネタバレ》
児童文学で有名なロアルド・ダールの短編小説を、独自の世界観で一部で熱狂的なファンを持つウェス・アンダーソン監督が映画化。ロアルド・ダールの小説は一遍も読んだことはないのですが、『チャーリーとチョコレート工場』や『魔女がいっぱい』など映画化された作品はどれも皮肉と毒が効いてて個人的には好きなんです。でも、監督であるウェス・アンダーソンは昔から合わない監督の1人。なんだかこの人の自分のセンスをやたらとひけらかすような作風が僕、個人的に嫌いなんです。で、好きな原作者と嫌いな監督のコラボレーションである本作、いったいどちらが勝つんだろうと今回鑑賞してみました。結果は……、嫌いが勝ちました(笑)。しかもかなり大勝。パステルカラーで撮られたいかにも「どうだい、俺ってセンスあるだろ」と言わんばかりのメルヘン世界観も好きになれないし、登場人物がカメラ目線でやたら早口で捲し立てるのも何言ってるか分かんないし、なんか説教されてるみたいで癪に障る。自分は終始イライラしながら観てました。こればっかりは好みの問題なので如何ともしがたい。ちなみに姉妹編である他3作(『白鳥』『ネズミ捕りの男』『毒』)も鑑賞済みで、この感想は4作纏めてのものです。
【
かたゆき
】
さん
[インターネット(字幕)]
4点
(2024-05-10 08:54:03)
1.
《ネタバレ》
ネットフリックスのロアルド・ダール×ウェス・アンダーソン短編4部作のうちでは1作目にして最長の尺。他の三作以上に工夫が凝らされていますね。流石4部作のトップバッターに選ばれただけはあり、どの作品も魅力的ですが本作が最も技巧を凝らされた創りとなっていて、個人的には一番のお薦め作品です。
レイフ・ファインズ演じるところのロアルド・ダールが語り、語りの中のヘンリー・シュガーが語る。更にその中で物語の中心に誘う医師が語り、ついには話題の中心人物である修行の結果透視能力を得た人物が語る。この入れ子構造が観ている者を作品世界に大いに惹き込みます。
全編通じての登場人物の徹底したカメラ目線と語り掛け、そしてコミカルな動き。デフォルメしつつもリアルなテイストのセットはさながら絵本、いや巨大で贅沢な紙芝居の世界。空中浮遊の際の台座なんて思わず笑ってしまいました。兎に角どこを取ってもアーティスティックです。
対して、物語そのものは真っ直ぐで一本筋が通ったもの。要領良く、さして苦労もせずに身に付けた透視能力。それによって楽々稼げる資産。でも、それでは真の満足は得られない。結果主人公は人のために生きることの喜びを見出す。人生訓的物語を訥々と語り聴かせてくれます。
多少は観る者を選ぶ作品かも知れませんが、疲れ切った一日の終わりにサクっと鑑賞するのには最適な1本でした。
【
タコ太(ぺいぺい)
】
さん
[インターネット(字幕)]
9点
(2023-11-27 21:56:40)
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【点数情報】
Review人数
3人
平均点数
6.67点
0
0
0.00%
1
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2
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0.00%
3
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4
1
33.33%
5
0
0.00%
6
0
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7
1
33.33%
8
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9
1
33.33%
10
0
0.00%
【アカデミー賞 情報】
2023年 96回
短編映画賞
ウェス・アンダーソン
受賞
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