1.《ネタバレ》 何やら既視感のあるシチュエーション。箱様の建物でもなく、地下室でもなく、離れ小島でもなく…鉄壁の要塞化したオフィスビルが舞台のサバイバル。
出勤したらいつになく厳重なセキュリティチェック。そこで気付けよ!と思う間もなく一気に軟禁状態に。お約束のように響き渡る天の声。否、この場合悪魔の囁きか。既視感あります。
悪い冗談かと思いきや早速見せしめの如き犠牲者が。しかも狙撃ならぬ自爆死。埋め込まれたチップは超小型爆弾なのね。これまた既視感。
正直なところ誰が誰だか区別が付きにくい状況で死亡フラグが連立して行く。そしてお約束どおりに裏切り者が登場。
などなど、全編通じて(エンディングも含む)既視感のオンパレードです。が、だからこその面白さもある訳でして、スピーディな展開、誰が死んでも不思議ではない状況(実際、流石に「え?死んじゃうの?」的な人物も)、決して退屈することなどなく一気に楽しめました。
とは言え、(実際の予定は知りませんが)シリーズ化に向けて意欲満々的なエンディングはどうかなと。本作限りで完結!という意気込みを感じたかったというのが正直な感想です。
ちなみに、邦題はストレートですね。必ずしも「バトル・ロワイアル」しているとも思えませんが。少々内容が分かりにくい原題の方が、謎めいていて良いような気がします。