宮松と山下のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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宮松と山下

[ミヤマツトヤマシタ]
ROLELESS
2022年上映時間:85分
平均点:7.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-11-18)
ドラマミステリー
新規登録(2024-05-19)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2024-05-22)【イニシャルK】さん
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キャスト香川照之(男優)宮松
津田寛治(男優)健一郎
尾美としのり(男優)
中越典子(女優)
野波麻帆(女優)里帆
大鶴義丹(男優)潮田
尾上寛之(男優)國本
諏訪太朗(男優)初老の男
黒田大輔(男優)医師
製作電通(『宮松と山下』製作委員会)
TBS(『宮松と山下』製作委員会)
ビターズ・エンド(『宮松と山下』製作委員会)
配給ビターズ・エンド
衣装宮本まさ江
録音浅梨なおこ(リレコーディングミキサー)
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1.《ネタバレ》 香川照之が記憶喪失の役者というとまるっきり『鍵泥棒のメソッド』ですが、本作の場合コメディ要素は皆無です。淡々と綴られる日常。その全てが映画の中のよう。なぜ男は記憶を失ったのか。というより、なぜ記憶を失う必要があったのか。不意に、いやいや、訪れるべくして訪れた「宮松が山下を取り戻す瞬間」をどうぞ見逃さないでください。さすが名優香川照之の演技力。必見です。
ところで主人公の犯した「罪」の重さとは如何ほどでしょうか。法律というより倫理の領分。状況がいまいち不明ゆえ観客が審判を下すことは出来かねますが、少なくとも男にとってはリセットボタンを押したくなる程に罪の意識があったのは間違いないでしょう。記憶を失っていた12年はいわば懲役刑のようなものか。いや現状から逃げ出し自身の罪と向き合っていない以上罪を贖ったとは言えませんし、そもそも罪は消えません。そういう意味では12年の歳月は懲役ではなく執行猶予期間が正しいかもしれません。ただ、そうであったとしても12年は長い。誰かが「大抵の問題は時間が解決する」と言っていた気がしますが本当にそう。究極的には寿命が来ればご破算ですし。山下が言う「家族の問題」は兄が不在の間に自然と解決したように見えます。実際のところは分かりませんけども。ただ傍目からみる分にはこれで正解だと思いますし、宮松も納得している気がします。
それにしても記憶喪失で役者を志す思考回路が興味深い。消えたアイデンティティを探す感覚でしょうか。あるいは自分が無いから何者にでもなれる理屈でしょうか。正直宮松は役者としては三流ですが、過去を取り戻した今、一皮も二皮も剥ける可能性大かと。やはり土台があってこそ人は跳べるのです。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-21 20:15:05)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
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100.00%
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400.00%
500.00%
600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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