1.《ネタバレ》 うーん、ポンコツホラーですね……ワッケ分からん……
原作ありでかつ未読ですが+んで映画だけ観たトコロでも(少なくとも)大筋はスッと入って来るって感じでもありますが、そもそもその大筋=サスペンスホラーとしてのメイントリックについては、確かに十二分に面白味のある良アイデア(な方)だとも思われたのですよね。しかし、この映画版はどーにも(特に途中が)分り難すぎるとゆーか、多分これって結局、描写の少なからぬ部分(特にホラーシーン)が「催眠による幻覚」だった…てヤツなんだと思うのですよ⇒でも結局、映画としては全体的に諸々と雑すぎて、端的に「どっちがどっち」だかが分からないからその辺が伝わらなくって訳ワカメになってる…と思ってしまうのですよね。誰が何を見ていて+それをどういうモノだと感じて・捉えていて(=だからソコにどういう疑念を抱いていて)、そして最後にそれらを「整理する」という展開も皆無なモンだから、と……⇒むしろワケ分からないままにファンタジック方面に暴走しちゃって終わってる、と……そのクセ、中盤ではサスペンスチックに謎解きやら計略やらの真似事までオッ始めるし、どだい私はそもそも(別にキャラもそこまで大勢ってワケでもないのに)主役のコでさえもバックグラウンド・背景事情の説明が雑すぎだな…とも思いつつ観てたりもして…(これならもう10分尺取ってチャンと説明を積み上げれば好いのに…な~んて…)
もう一点、ホラーとしては(これも特に中盤までは)シンプルに「演者の演技」に頼りすぎですね⇒これだと流石に「ヒトコワ」にしかならないですよ⇒その意味でもサスペンス部分の仕上りがより重要だったのに…とも思ってしまいますかね。主演をメッチャ可愛い女優さんに張らせて、んで替りに助演を演技力の高い方々で固める、という(よくある)建付けなんかも決して機能していなくはなかった(+実際に助演陣の方々の演技も総じて悪くなかったし、一方で主演のコは確かに目を引く美形でこれも好かったし)とも思うので、それで居ての(全体の)ここまでのポンコツっぷりはだいぶん残念なコトの様に思われます⇒結論的には脚本がとにかく悪い、とゆーか雑だとしか言い様が無い。原作も、完全にネタバレになっちゃったので読む気もしないし………