1.《ネタバレ》 本作の監督、主演、原作者は全て女性 (ジョージア人) 。そして、物語の舞台もジョージア。 「一人は好きだが、独りは寂しい」そんな48歳の独身女性エテロと、その結婚感にまつわる物語。 まず、閉鎖的な田舎町で、彼女の未婚を蔑む年増女たちがいる。その他は、女性カップルがいて、パンク風の女の子も登場する。だからどうしても、製作・出演の女性たちによる、女性の生きづらさ (フェミニズム) の声が聴こえてはきます。唯一、ムルマンだけが男性ですが、このテーマからは蚊帳の外で、あくまでエテロの恋愛対象としての存在。まるで、男は仲間はずれにされているようだけど、本作を普通の「恋愛映画」として楽しめた、、そんな私 (男) もきっと蚊帳の外。 脚本としては、エテロが体調に異変を感じたあたりから、バッドエンドを予感させつつも、全くそうではなくて、予想外の展開が秀逸。 それと、お店やお家を彩るパステルカラー、彼女たちが着ているカラフルなお洋服、、これが視覚的に楽しめるもので良かったと思う。