最後の戦いのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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最後の戦い

[サイゴノタタカイ]
Le Dernier Combat
1983年上映時間:93分
平均点:5.56 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-06-01)
SFモノクロ映画
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タイトル情報更新(2022-04-24)【TOSHI】さん
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監督リュック・ベッソン
キャストジャン・レノ(男優)
脚本リュック・ベッソン
音楽エリック・セラ
製作リュック・ベッソン
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9.《ネタバレ》 記憶の限りでは、自分が観たセリフのない映画はこれだけ、他には『人類創生』みたいに猿人が彼ら独自の言語(唸り声?)を発するだけという珍品はありましたけどね。この映画は決してパントマイム劇ではなく敢えてセリフを全廃することによって映像に観客を集中させる斬新な手法なのかと思いきや、人類が大気汚染によって声帯の発語機能を失ってしまった世界のお話しというのがリュック・ベッソンの設定だったそうで、それじゃあちょっとダサくないですかね。でも日本版ソフト発売時に、勝手にセリフを創って日本語吹き替えバージョンなんてものが出来なかっただけでも幸いかな。出演俳優も最小限だしさぞや低予算で撮られたんだろうと当然思いますけど、なんと330万フランもかかってしまったそうです。なんでそんなに?と訝しくなりますが、撮影経費というよりもベッソンに降りかかった数々の金銭トラブルの結果みたいで、24歳の若造がよくもめげずに完成させたものだと褒めてあげたい。 確かにセリフが無い分映像を必死で追いかけることになりますが、それでもストーリーというか世界線が理解できたとは到底言えません。中盤以降はジャン・レノを含めた三人の男が一人の女を巡って1対2に分かれて攻防を繰り広げていたということは辛うじて判りましたが、その女が死んでしまったのにラストで唐突にもう一人の女が現れ、つまりこの物語はオスがメスを求める(メスがオスを求める)生物本能がテーマだったというわけです。哲学的な語り口と思わせといてのこのオチは、やっぱ中二病が抜けきらない感が今でもあるベッソンらしいデビュー作ですね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 5点(2022-12-30 23:01:02)
8.「好きな映画は?」と問われると、いつも非常に困るのだが、なんだかんだ言ってもいつも5本の指に「レオン」が入ってしまう。ミーハーな映画ファンのようで気恥ずかしさも感じるのだけれど、好きなんだからしょうがない。実際、「レオン」は最高に良い映画なのだし……。

したがって、近年どんなにヨーロッパ方面でのB級アクションの製作に突っ走り、殆ど名義貸しのような形で脚本のクレジットに名を連ねる愚にもつかない作品が連発されようとも、「リュック・ベッソン」という固有名詞が目に入ると、完全には無視することが出来ないのは、彼の虜になった映画ファンの悲しい性だ。

そんなリュック・ベッソンの長編デビューである今作。
長らく作品の存在は知っていたのだけれど、中々見られる機会が無く、彼に対する世評の低下に伴い、鑑賞の意欲そのものが忘却してしまっていた。

環境破壊により文明が滅亡したのであろう世界で繰り広げられる暴力の連鎖。
全編モノクローム+台詞なしで展開するストーリーテリングには、若きベッソンの野心がほとばしっているとは思えた。
「理解できなきゃそれでいい」と開き直って、独自の世界観を見せつけている様は、このクリエイターが次期に世界的な存在になり得る可能性を充分に醸し出している。

が、しかし、一作品として観た感想としては、正直「?」の連続だった。
諸々の設定自体にあれやこれやと説明を求めることは無粋だとは思うが、「台詞なし」という荒技を駆使するにあたっては、やはり色々な部分で力不足な感じがして、映画の世界観に入り込むことが出来なかった。

盟友エリック・セラによる音楽も、おそらくは当時の流行が反映されているのだろうけれど、映画の世界観に合っているとはまったく言えず、ビビットな映像に対して興が冷める部分が多かった。

世界に残された数少ない「女性」の存在がすべての暴力の鍵になっているということなのだろうが、それであれば、もっと画面に登場するだけで魅了されるくらいの風貌を携えた女優を起用するべきだし、その女性キャラクターの描写をもっと印象的に多く用意すべきだったと思う。

「ニキータ」、「レオン」、「フィフス・エレメント」……、ヒロインの造形に定評があるリュック・ベッソンであるからこそ、その部分の映画的魅力が全く欠けてしまっているのは至極残念。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 5点(2013-09-30 16:32:07)
7.セリフ無しの近未来SF。いやSFと言っても小汚いおっさんばっかし出てくるんだけど。セリフ無しでもちゃんとストーリーが判る・・・ようには必ずしも作られてないこの映画。このファジーさが、ヤサグレた映像にピッタリだったりもする。まあ、正直言って、いっそセリフが無くて字幕が無いと、おかげでかえって映像に集中できちゃったりするのよね。だもんで結構面白かった・・・のはいいけど、一番印象に残ったのがジャン・レノのブリーフ姿だったりする。これはキツイ。あと、エリック・セラの音楽も、本作「は」、なかなかに魅力的だったんじゃないでしょうか、ね。
鱗歌さん [地上波(字幕)] 7点(2006-05-29 19:36:08)
6.何スカ?…このサイレント映画って感じで見てたら、徐々に引き込まれまくりました。
色々と単純なメッセージも込められており、序盤を乗りきればかなりの良作と感じられるのではないでしょうか。
映画のジャンルは全く異なるけど、マーティンスコセッシの「ドアをノックするのは誰?」同様、巨匠(ベッソンが巨匠かどうかは人によって分かれるかもしれんが)といわれる人のデビュー作はかなりスタイリッシュで人とは異なる世界観を演出できるのだなと改めて感じられた。
ちなみに、空から魚が降ってくる怪現象は結構実際にも世界で報告されていると聞いている。竜巻とかの影響というのが通説らしい。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-03 00:45:52)
5.分かりにくい映画ですが、その分かりにくさが味ですね。色々と解釈できる伸びしろがある点は評価できるかと。
Kさん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-20 21:28:41)
4.リュック・ベンソン、昔はお金掛けなくたって、こんなに面白い映画が創れたのに。
マックロウさん 7点(2004-06-09 14:39:44)(笑:1票)
3.リュック・ベッソンの初期作品。ニキータを観た後で、これも観た。白黒で無声、この作品からはハリウッドに進出してからの興行的作品は想像も出来ないけど、今でもこちらの方が妙に印象に残っている。お金をかけて観客を意識して創ればいいってモンじゃないことが良く分かる。戦禍のあとなのか?廃墟みたいなところで突然ピンポンをする男性2人。人には如何なる時も娯楽が必要ということなのか?彼のメッセージが多分随所に込められたヘンてこな作品。
大木眠魚さん 6点(2004-01-03 14:34:41)
2.これって台詞が一切ないんだよね。だから何の説明もないから、なんだか見ててもよくわかんないんだよね。ビデオのパッケージに書いてある説明もなしに、なんの予備知識なしに見たらなおさらだと思う。台詞なしで一本作ろうっていう野心は認めるけどさ、、、、。映像はスタイリッシュなのよ。SFフィルムノワールを意識してんのかしらっていう感じで。もしかしてそんなこと考えずに見る、ていう映画なのかもしんないけど、気になっちゃうんだよね、、、。
あろえりーなさん 3点(2003-05-16 00:13:45)
1.何も知らずにみたんですが、なんかよくわかんなかったです。これって女をめぐる戦いなの?何故か空からサカナが降ってくるし・・・。ちょっと倍速で観ちゃったりしてました。ピンポンしてるシーンが印象に残った。あとジャン・レノが後ろ向きで像を刀で壊してるトコやパンツ一枚のトコはおもしろかったです。。。
バカ王子さん 4点(2002-01-30 20:00:30)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 5.56点
000.00%
100.00%
200.00%
3111.11%
4111.11%
5222.22%
6222.22%
7333.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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