10.クレジットの渋いどころが揃ったキャストに興味津々だったのですが。1秒も笑えない反戦を謳った(はぁ? どこが?)不条理劇はワケワケメで退屈の極み。やっとのことで観終えてグッタリ。唯一頭がシャッキッとしたマルセル・ダリオとアート・ガーファンクルのやりとりに点数を。 |
9.常道を外した路線コメディを狙ったのかもしれませんが、各登場人物がわーわー騒いでいるようにしか見えず、結局面白くない。つまり、型があってそこから外すから笑いになるのであって、すべてについて外しっぱなしだったら、意図的なものしか感じません。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-07-14 01:55:16) |
8.最前線の戦場ではなく、後方の基地の人間模様を描くことで戦争を風刺したブラック・コメディ。ロバート・アルトマン監督の「MASH」を思い出す設定です。軍務そっちのけで軍の備品で金儲けに精を出す輩や、戦闘に出るのを逃れることや脱走にしか興味が無いパイロットなど、そんな連中が次々登場する前半は笑える会話に笑えるシーンも続きますが、そんな連中の行動が徐々にエスカレートし、シリアスな方向に話が展開していきます。所々に挿入されるマイク・ニコルズの遊び心が楽しく、一つ一つの場面が変わる際の見せ方も巧い。イカれた軍隊の人間模様をコミカルに演じる豪華キャストも見所の一つです。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-29 22:08:01) |
7.《ネタバレ》 非常にブラックな作品ですね。商売のために自分たちの基地を爆破したり、パラシュートを売りさばいたり・・・・・。 ただ、個々のジョークは面白かったんですけど、ちょっとストーリー展開が少しわかりにくかったですね。(原作を読んでみたいです。) 映像は迫力があり美しく素晴らしいです。(戦闘機が次々に離陸するシーンは、劇場で見てみたいですね。) 【TM】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-03 15:52:55) |
6.《ネタバレ》 戦争風刺作品として一級です。せりふが面白い。「キャッチ」という言葉のぴったりした日本語が思いつきませんが、「落とし穴」といった感じでしょうか。除隊されたい主人公が医者に「自分が精神病者だということにしてくれ」と言い、これに対して「精神病者が自分で精神病だと分かることはないから、精神病を理由に除隊はされないんだ」と返答する場面で笑えれば、この映画の世界に入っていけるでしょう。監督による解説が付いたDVD版を見ると、いろいろと裏話が聞けて面白いですよ。オーソン・ウェルズって神のようにあがめられていたんですね。 【モリブンド】さん 8点(2004-09-27 10:18:46) |
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5.エミリオ・エステべスが出てんなーと思ったらお父さんでした。前半、主人公の奇行ばかり目立ってたのが、話が進むにつれて周りの方達のほうがオカシイんじゃないかと思えてきます。大隊長と軍曹の「私が部屋にいる間は用事を聞きにくるな」「ではいつ用事を聞けば?」「留守の間だ」…という不条理なやりとりが印象的。 【RITA】さん 8点(2004-05-26 23:14:04) |
4.原作者が戦争中に体験したことを基に書いたそうで。サスペンス風な内容の進み具合。この映画は戦争が齎す残虐で不条理な世界を描いてますね。 |
3.立派な反戦映画ですね。こういう斜に構えた切り口というのは大好きです。 【オオカミ】さん 7点(2003-05-01 20:19:06) |
2.TVで観ました。観ている間ひじょうに退屈で「もう消そうかな」と何度も思ったんだが、あの痛快きわまりないラストシーンを観たとき「消さなくてよかった」と思った。映画は最後まで観るべしと悟った。終わりよければすべてよし。 【アンドロ氏】さん 6点(2002-12-14 01:55:11) |
1.後ろの滑走路で輸送機が着陸に失敗し事故を起こしても、平気で振り返りもせず知らん顔でお喋りを続けている一コマを観ても分かるように、この作品にはマトモな登場人物は皆無なようで、軍隊というものを徹底的に茶化した作品である。そしてこういったバカバカしさを大々的にやるからこその面白さがここにはある。「キャッチ22」とは、狂人を装って出撃命令を拒否しても無駄だという皮肉が込められていて、自由への憧れと共に、真に狂っているのは誰か、怒るべき相手は誰かという反体制の側面と、笑って観ているうちにやがて笑っていられなくなり、本当の恐ろしさを感じる作品でもある。 【ドラえもん】さん 8点(2002-02-03 18:22:13) |