7.《ネタバレ》 ちょっとおB級でありながらも良質っぽい感じのするファンタジック・サスペンス映画。
ちょっと面白くないです。
しかしタイトルが非常に素晴らしいです。
タイトルから哀愁が漂ってきそうで儚い感じです。
2つの時代が描かれて、そこがファンタジーっぽくて良いです。
しかしホラーとして借りた気がするが、ホラー要素はかなり少なめだと思います。
タイトルから連想したとおり、メランコリックな雰囲気が少しだけ漂っていて良かったです。でもそれが「すごく良い雰囲気」という程でもないのは残念です。
恐らくは、どこのB級ホラー映画にでも出てきそうなバカップルのグループがその雰囲気をぶち壊しているのかもしれません。
いや、それでも彼らは詩などを朗読してインテリぶり、良質なサスペンスに適用しようと勤めていました。
でも海に面した舞台の、潮風が漂ってきそうな雰囲気は良かったです。
しかし「メランコリックな風景」と、「綺麗な女性」との組み合わせは絵になるなと思います。
昔の北欧系の民族衣装と舞台セットが非常に美しい雰囲気を作り出していました。
美人が、すました顔して物凄いことをされると、ちょっと引いてしまう(あるいは惹かれるところもある)なあ。
しかし自分の罪を無実の他人に擦り付けるような糞人間は、たとえ美人であろうが怒りを覚える。
しかしこの作品で一番良かったのはちょっと妖しく異端なエロスか?