1.装丁通りの剣と魔法のファンタジー映画ではなく、夢とうつつでは、どちらが夢でどちらがうつつかという「マトリックス」ですっかりメジャーになったテーマを扱っています。RPG世界と現世が交錯する前半に比べ、現世での話が中心になる後半は物語が弱くなったように感じましたが、一本の映画として見た場合、本作はまるでプロローグの様な作り方。もしかして製作者は「ロード・オブ・ザ・リング」並に三部作のつもりなんじゃないでしょうか(ラストも以後の展開を期待させる終わり方。続編は「真の敵」、最終章は「ソニア覚醒」って感じです。若しくはその手の映画のパロディのつもりなのかな?)。ということで、ファンタ系の秀作を量産し続けるスペイン産のパラレル・ワールド映画に、6点献上。