雨のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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[アメ]
Rain
1932年上映時間:78分
平均点:8.29 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2003-08-04)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-04-13)【ESPERANZA】さん
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監督ルイス・マイルストン
キャストジョーン・クロフォード(女優)サディ・トンプソン
ウォルター・ヒューストン(男優)アルフレッド・デヴィッドソン
ウィリアム・ガーガン(男優)ティム・オハラ
ガイ・キビー(男優)ホテル兼雑貨店の主人ホーン
ウォルター・キャトレット(男優)
ボーラ・ボンディ(女優)デヴィッドソン夫人
原作サマセット・モーム
脚本マックスウェル・アンダーソン
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影オリヴァー・T・マーシュ
製作ルイス・マイルストン
製作総指揮ジョセフ・M・シェンク
美術リチャード・デイ〔美術〕(美術監督)
あらすじ
降っても降っても降り止まない雨、ふとしたことで南太平洋の孤島に足止めになった人たち、そのなかに一目でその筋の女性とわかるサディがいた。毎晩蓄音機で派手な音楽を流し客をとる彼女に、宣教師デイヴィッドスンはあの手この手を尽くして改心を迫るのだった。
ネタバレは禁止していませんので
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7.《ネタバレ》 雨降の光景に美しさを感じる私にとっては雨が人の心を狂わせるとは思えなかった。
娼婦に対する宣教師の言動は、魂の救済という名の洗脳であり、独善さは「ターミネーターT-1000」のように人の心を絶対に分かり得ない姿で、怒りを通り越して空恐ろしさを味わう事に。そのような彼が欲情を露わにするシーンでのウォルター・ヒューストンの役者魂炸裂の演技に息を呑む。部屋での出来事を一切見せない演出からの結末に唸らせられる。娼婦の策略だとするのは考え過ぎだろうか。余韻の深い作品。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2019-11-21 16:20:46)
6.一瞬、モームの小説とラストが違うのかと思ったが、そうではなかった。出発の前の晩とその当日の対比がすばらしい。短編らしく多くは語られていないが、何がどうなったのかを見事に表現していると思う。
雨の描写、主役の二人の演技、これが映画だ。淀川さんの名解説も心に残る。
ESPERANZAさん [地上波(字幕)] 8点(2012-04-07 06:47:56)
5.《ネタバレ》 宗教の持つ力を示しながら、たとえ宣教師といえども肉欲に屈する可能性があることも示唆したラストは衝撃的。
猫の眼の様に変化する女心にも衝撃を受けた。
雨がジトジトと降り続け、やがて人を狂気に走らせる。
人間の本能と性を絶妙に描いており見事。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-18 00:16:18)(良:1票)
4.ジョーン・クロフォードさんの熱演は凄かった。
モノクロなのに、カラフルにさえ感じる印象的な衣装も凄い。
凝ったカメラワークは最高だと思いました。
たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-06-28 22:06:25)
3.《ネタバレ》 右手バン!左手バン!足がバン!そんで顔がバーン!!ジョーン・クロフォード姉御の登場!最高にカッコイイ、ラストでもう1回やるのが効きまくってしまうんですねー!
降り止まない雨が不穏な空気を流し続け、止まっても動き回っても素晴らしいカメラワークがその不穏な空気に拍車をかける、まさに強烈な作品。ジョーン・クロフォード恐るべし。
よし坊さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-17 00:08:05)
2.観たのは随分、前の事なのだがとにかくこの作品はもう本当にため息の出るシーンの連続で一度、観ただけですが、もういつまでも心に残るぐらいの素晴らしい構図、もう本当にため息が止まらなかったのが忘れられません。これほどまでに雨が美しい映像、私は観た記憶がない。そのぐらいの美しさ、日本で言うならばまるで溝口健二監督の作品のようなとにかく美しくて、美しくて、一つの絵をずっと眺めているそんな感じの作品です。そんな美しい映像の中で繰り広げられる男の女の切ない物語も忘れられません。上目使いで男を見るクロフォードの眼が印象的です。雨によって狂わされた二人の人間模様、もう何て言うのか物語と映像とが物凄くマッチしていて、一度観ただけで忘れられないほどの圧倒的な正しく美を追求するには最適の作品ではないでしょうか!
青観さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-25 22:07:27)(良:1票)
1.どこを切り取ってもポストカードにできそうな美しい構図が、降りそそぐ雨のごとく、見る者に降り注いできます。マイナスイオンのシャワーでも浴びたような気分でした。こんな作品は、もう抱きしめてあげたいぐらい好きです。軒下の長回しのシーンは、動いては止まる2人を追い続け、クロフォードの向こうにテーブルを囲む泊り客を捉え、そのままカメラは回り込んで、降りしきる雨を捉えます。まさに泊り客と雨に挟まれるクロフォード。さてこの長回し、どう次のカットにつなげるのか、と思って見ていたら、フレームから2人が消えた瞬間、素早くパンして室内へ、そこへまた2人が現れ、と見事に緩が急になってつながっていきました。んー、隙がない。ウォルターが狂気に駆り立てられるシーンは、部屋の明かりが消えた瞬間、雨の音、呪術的な太鼓の音が、じわじわとクレッシェンドで奏でられ、沸点へと近付いていきます。そのウォルターのファナティックな表情、これは怖い!そして、当然のように晴れ上がったラスト。憐れは相対的に捉えるもんではない、との摂理を語り、クロフォードは去っていきました。クロフォードの日本語には、言えてないぞ!とつっこみたくなりますが、そんなとこつっこんでも“シカタガナイ”ので満点献上です。
彦馬さん 10点(2004-07-08 20:11:14)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 8.29点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6114.29%
700.00%
8342.86%
9228.57%
10114.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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