8.《ネタバレ》 -La Lectrice- Laは女性名詞なので“読み手(女)”とかかな。味気ないタイトルになるので邦題でいいと思います。
当時ハリウッド映画中心に見ていたから、良くまぁこんなテーマで映画を作るものだって感心した記憶があるわ。だって訪問して読書するだけなんて。当時はまだ、例えば“レンタルなんもしない人”とか“デブカリ”なんて存在しない時代。読書というサービスに金額を付けて売買が成立するなんて、それだけで興味が湧いたっけ。ミュウ・ミュウというインパクトある女優さんもまた、おしゃれの国フランスっぽくて独特の雰囲気があったっけ。
結局今回初視聴になったけど、ムム?なんだ?エロか?エロ要素か?ちょっと笑えるところもあるからエロコメか?下半身裸のミュウ・ミュウのお尻にキスしてるおじさんの写真を雑誌で見ていたから、そっちもあるんだろうなとは思っていたけど。あと思ったより年齢高い印象。ミュウ・ミュウってもっと若い女性な印象を持ってたけど。車いすの少年に読んで聞かせている間の足の組み換え。雨の日は素肌が透けるくらい濡れてくる。膝から太ももへ徐々に上がる裾。お母さんが入ってきたら直した!うぅ~ん、エロいですね。
読書したいのにエロ目線で邪魔する客との攻防を楽しむようでいて、ゆるいところはゆるい。結構本人も楽しんでるあたりフランスなのかなぁ?
帽子やマフラーと手袋を同色にするワンポイントのセンス。本の世界のマリーが歩くパリは人が歩いてないこの映像センス。やっぱり生粋のフランス映画はおしゃれです。メイドのベラとの変な魔のある会話が好き。あとダーグ先生の看護婦とか、不思議の国のアリス読みに行く家の母親とか、色んなタイプのフランス美人が登場するのも観どころの一つ。