1.R.デュバルって、好きなの。彼が監督もプロデュースも手掛けたこの作品は、ハリウッドではあんまり注目されなかったけどね、名脇役ではない、堂々主役のデュバルを存分に拝めます。キリストの使徒であるデュバルが田舎に教会を建設しようとするんだけど、黒人教会で育まれた彼の説教は圧巻(だーれ、ウルセーよとか言う奴は)。共同体のコミュニティーとしての教会の存在も十分伝わってくる。「宗教」というのは、哲学や思想云々というよりも、何よりも「陶酔」であり「信仰心」であるのだなあと妙に納得させられる。ラスト、○○の登場でチョン切れちゃったという感が否めないけど、スクリーンの外で物語が続いてゆくということを彷彿させなくもない。この評はかなりヒイキ入っているのであんまりアテにならないけどね。