10.《ネタバレ》 ついに見ました!
けっこう楽しめましたよ。
トビーフーパーらしいというか、かなり「悪魔のいけにえ」に近いところがあります。
階段で殺人鬼とはち合わせるところ、殺人鬼に追いかけられるところなどは「悪魔のいけにえ」で見たそれそのものです!
だけれどこの作品ではレザーフェイスのような素晴らしい殺人鬼は出てきません。
しかし、トビーフーパー作品で一番してはいけない事は「悪魔のいけにえ」と比較することだと僕は思います。
この作品ではガッカリする人の気持ちも分かるような気もします。
そもそも僕はこの殺人鬼が好きではありません。ムツ○ロウさんみたいじゃないですか。
または用務員のオジサンみたいです。なんたって彼の髪型とメガネと服装が気に入りません。
ブツブツ言っていて狂った感じも出ていましたが、でもそれが意味不明でイライラしてしまう所もあるかもしれません。
いっその事、殺人一家にしてほしかったです
カントリーミュージックがラジオから流れていて、それが良い雰囲気を出していたのですが、少しウルサく感じる場面もありました。
ラジオが効果的だったのは「悪魔のいけにえ」もそうですね。
トビーフーパー監督作品ですから、人々の「狂気」を感じさせるところもあります。本気な鬼気迫る演技を見せる役者もいます。
今回凄かったのは少女の父親で、奥さんに拳を向けている場面では、その狂気が非常によく伝わってきました。
これはもう、トビーフーパーの世界といっても良いような、彼にしか出来ない業です。
ベッドに縛られている奥さんはちょっとウルサかったんですが、、、初めて見たから迫力に気押されてしまっただけかもしれません。
異様な色彩の照明も狂気を感じさせます。
この照明が亜熱帯のような、アマゾンのジャングルのようなそんな雰囲気を出していたかもしれませんね。
ワニというのが微妙なようでいて、これがなかなか良くて、殺人気の「武器」の役割を果たしていたかもしれません。
レザーフェイスの「チェーンソー」の役割です。鎌だと迫力ないじゃないですか。
自分の「武器」によって片足を負傷したのはレザーフェイスも一緒ではありませんか?
そういえばこの作品では「片足」を負傷したり引きずっている人が多かったような、、、?
最後に映っているのも「片足」なんですよね?