天国への階段のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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天国への階段

[テンゴクヘノカイダン]
A Matter of Life and Death
1946年上映時間:104分
平均点:8.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーファンタジー戦争もの
新規登録(2003-11-12)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2016-07-07)【イニシャルK】さん
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監督マイケル・パウエル
エメリック・プレスバーガー
キャストデヴィッド・ニーヴン(男優)ピーター・D・カーター
キム・ハンター(女優)ジューン
レイモンド・マッセイ(男優)アブラハム・ファルーン検察官
マリウス・ゴーリング(男優)案内人71号
リチャード・アッテンボロー(男優)英国パイロット
キャスリーン・バイロン(女優)天使
脚本エメリック・プレスバーガー
マイケル・パウエル
音楽アラン・グレイ
作曲フェリックス・メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」よりスケルツォ
撮影ジャック・カーディフ
クリストファー・チャリス(ノンクレジット)
製作マイケル・パウエル
エメリック・プレスバーガー
特撮W・パーシー・デイ
美術アルフレッド・ジュネ(プロダクション・デザイン)
アーサー・ローソン
衣装ハイン・ヘクロス
録音C・C・スティーブンス
デイヴィッド・ヒルドヤード(ノン・クレジット)
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【クチコミ・感想】

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3.日本の三途の川があちらでは天国への階段、しかもそれがエスカレーターというのにはびっくり。ラブストーリーとして特筆すべきものはないが、撮影技術は相当なもの。地上と天国を色分けしているのだが、同じ連合国側の英国と米国の色分けは・・・。愛はその色分けを超えるという訳か。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-04 12:35:05)
2.天使のミスによるファンタジーときけば、プロットと脚本が勝負のシチュエーションコメディを連想します。しかしこの作品は、そこに二重三重の多彩で重厚なコーティングが施されており、その映画的広がりに触れた時、唖然と天を見上げるばかりです。まずは一目のカラーとモノクロの使い分け。モノクロからカラーへと変貌をとげるバラは、モノクロとカラーの境界を泳いでいるような気分になります。次にモノクロで撮られた天国の雄大な造形。天国へとつながる階段の奥行きの深さ、裁判シーンのコロシアムのようなセットには溜め息が出ました。そしてSFXを散りばめたショット、カーディフのカメラワーク。バイクのクラッシュシーンのクラッシュぶり、時が止まったストップモーション、手術室と天国への階段・・・。そういった映像センスで魅了してくるうえに、とてつもない風刺の数々が矢のように飛んできます。イギリス人とアメリカ人を中心に対比させ、人と人が争うことのナンセンスぶりを謳い、生と死、知と愛を対比させて今生人を賛歌します。しかしてその正体は・・・素晴らしい反戦ファンタジーブラックコメディです。
彦馬さん 10点(2004-11-30 23:29:24)(良:1票)
1.《ネタバレ》 イギリスでなければ作れなかった作品だと思います。第二次世界大戦中のドーバー海峡で、イギリス軍の爆撃機が撃墜され、その乗組員デビッド・ニーヴンが、本当は死ぬ運命だったのに、上空から観ていた天使(案内人71番)のミスで生きていたという設定が面白いです。案内人71番が彼を見失った理由が、イギリスの悪天候というのも笑えます(イギリスの地誌を勉強してね)。で、その乗組員が、墜落するまでの間、無線で交信していたのが、アメリカから派遣されていた女性兵士というのも面白いです。彼と彼女の会話は、私には死の瀬戸際にいるようには思えなくて、なぜか笑ってしまいました。この二人が恋におちるというのは、死の緊張という切迫感からの必然ともいえるのでしょう。ですが、これを案内人71番が、死ぬはずの人間が恋をしてはいけないと考え、連れ戻そうとします。それに反論するデビッド・ニーヴンは、天国で裁判を起こして戦うんですね。このときに証人として出てくる連中がとても面白いです。天国の場面をモノクロ、地上の場面をカラーで描写して分けるというのも面白い手法だと思います。実は彼は瀕死の重傷で手術中というのもなかなか秀逸ですね。イギリスらしい風刺の効いた作品だと思います。
オオカミさん 8点(2003-12-07 02:10:10)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
8133.33%
900.00%
10133.33%

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