鬼畜のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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鬼畜

[キチク]
1978年【日】 上映時間:110分
平均点:7.34 / 10(Review 58人) (点数分布表示)
ドラマ犯罪もの小説の映画化
新規登録(2003-11-20)【fujico】さん
タイトル情報更新(2015-11-29)【イニシャルK】さん
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監督野村芳太郎
助監督松原信吾
キャスト緒形拳(男優)竹下宗吉
岩下志麻(女優)お梅
小川真由美(女優)(女優)菊代
蟹江敬三(男優)阿久津(印刷工)
穂積隆信(男優)ブローカー水口
大滝秀治(男優)銀行貸付係
加藤嘉(男優)医師
田中邦衛(男優)パトカーの警官
大竹しのぶ(女優)婦人警官
江角英明(男優)アパート管理人
三谷昇(男優)新幹線車掌
浜村純(男優)福祉事務所係員
梅野泰靖(男優)福祉事務所主任
鈴木瑞穂(男優)刑事
山谷初男(男優)印刷屋の男
原作松本清張「鬼畜」
脚本井手雅人
音楽芥川也寸志
撮影川又昂
製作野村芳太郎
野村芳樹
配給松竹
美術森田郷平
編集太田和夫
録音松本隆司(調音)
その他川又昂(デジタルリマスター版監修)
近森眞史(デジタルリマスター版監修)
あらすじ
父を思い続ける息子と、環境に押し流されて正気を失う弱い父親、大人と子供の世界を較べながら、切っても切れない親子の絆を描く。松本清張が昭和32年にあった事実をもとに書き下ろした原作の映画化。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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58.なんとも重い映画でした。全編にわたって暗い重い。音楽さえ不安を煽ってくる。パケ裏に「感動のラストシーン」なんてありましたけど、とても複雑な気持ちで。。。少なくとも感動なんて感情は無かった。
真尋さん [DVD(邦画)] 7点(2019-08-17 00:50:41)★《新規》★
57.《ネタバレ》 清張映画。

これ、子どものときに放映当時に何かでCMやってて、それが強烈に自分にインパクトを与えたんだよね。
子どもが3人ブランコ乗ってて、小さな子からいなくなっていくというCM。
子供心にぞ~っとした。

この年になって、ようやくその気になる映画を観た。
邪魔になった子どもを一人ひとりいなくなるようにしていく映画。
実話なんだってね。
一番ひどいのが、長女の女の子。
東京タワーで一人きりになってから、どうなるんだろう?

出てくる女性が二人とも怖いくらい人の血が流れてない。
お金の問題やら、旦那の浮気した子どもだからとか・・
情けないくらいダメ男の緒方拳。
でも理由があるんだよね。
この男も子どもの頃にあちこちの家を押し付けられてたという過去が・・

清張映画は、事件を起こす人間にも理由があるということを最後の方で言うんだよね。
トントさん [ビデオ(邦画)] 7点(2018-11-06 17:26:14)
56.《ネタバレ》 子役の演技が云々というご意見があるようですが、この頃の子役ってみんなこんな感じでしたよ。妙にこなれて「上手く演じている」感を漂わせてくる今の子役よりむしろ子供らしい。
最後、主人公が息子に跪いて許しを請うシーン、子役が「棒読み」で緒形拳が全てを背負っているからこそのあの感じだったのではないでしょうか。私は涙しました。
それと、「鬼畜」というタイトルからもっとグロテスクで猟奇的な内容を想像してしまった私は、相当歪んでいるのかも知れません。。。
あと、岩下志麻さん本当に綺麗でした。こんな役柄にもかかわらず。
マー君さん [DVD(邦画)] 7点(2017-08-12 11:36:32)
55.いやー、凄いお話ですね。実話に基づくものだと聞いて本当に”鬼畜“だなと思います。映画としての感想としては、シナリオは抜群に面白い。怖いのと可哀想なのと、「元はといえば全部旦那のせいだろ!」とツッコミながら観てしまいました。あと東京タワーで置き去りにされた良子の行方が気になります。いい人に拾ってもらいたい。演者も緒形拳、岩下志麻、小川真由美皆さん迫真の演技。特に岩下志麻と小川真由美の罵しりあうシーンは凄かったですね。緒形拳の情けない感じも上手い。子役の利一と良子が酷かったというか、皆さんのおっしゃるとおり棒読みですね。この子達が現代の子役くらい上手かったらもっとよくなったでしょうね。ちょっと酷かったのでそこだけが残念です。
SUPISUTAさん [DVD(邦画)] 9点(2016-09-25 12:01:37)
54.《ネタバレ》  これまた、何とも判断の難しい一品ですね。

 まず、ストーリーは文句無しで面白い。
 演出も冴えているし、主演の緒形拳も、難しい役どころを見事に演じ切っていると思います。
 ただ、子役の台詞が……ちょっと棒読み過ぎて、辛かったです。

 他人様が「棒読みだ」と指摘するような役者さんでも「これはこれで味があって良いじゃないか」と感じる事が多いはずなのですが、今回ばかりは白旗を上げてしまいましたね。
 特にキツかったのが、岩下志麻演じる継母に折檻される場面で「痛い、痛い、痛い。放せ。やだよう」と言う息子の声が、どう考えても打たれている時の声じゃないんです。
 それでも効果音で身体を叩く音が聞こえてくるし、岩下志麻の方は鬼気迫る熱演をしているしで、そのすれ違い様が実にシュールでした。

 ただ、そんな子役達も、黙って大人を見つめる時の目力は凄いものがあって、それには素直に感心。
 また、上述の棒読み演技が効果的に作用している面もあり、ラストシーンの「違うよ、父ちゃんじゃないよ」に関しては、感情が籠っていない声だからこそ良かったのだと思いますね。

 この場面、脚本の流れを考えれば「息子の利一が嘘をついて父親を庇っている」はずなのです。
(父子で新幹線に乗っている時、父親の懐具合を思いやった息子が、車掌に嘘をついてみせるのが伏線)
 けれども、その感情の窺えない、どこか突き放したような声色がゆえに「息子を捨てたりした人間は、父親なんかじゃない」という意味合いも含んでいるように聞こえてくるのですよね。
 意図的な演出だったのかどうかは分かりませんが、結果としては、映画に深みを与える形になったんじゃないかと。

 娘が東京タワーに捨てられるシークエンスにも、印象深い場面が幾つもありました。
 父親が娘に対し「父ちゃんの名前、知っているか?」「お家はどこだ?」と確かめて、娘が幼く無知であり、我が身に警察の手が及ばない事を確信してから捨ててみせる流れなんて、観ていて恐ろしくなります。
 何かを勘付いたのか、娘が中々父親から離れようとしない辺りの演技も良かったですし、父親が娘を置いてエレベーターに乗り込んだ際、閉じゆくドアの隙間越しに、一瞬だけ父娘の目が合うシーンの衝撃も、これまた凄まじい。
 希望的観測ですが、あの娘さんに関しては、途中で出会った優しい着物の婦人に拾われて、幸せに暮らす事が出来たのだと思いたいですね。

 利一が、楽しそうに笑い合う他の家族を見つめて「何故自分達はそうじゃないのだろう?」とばかりに、寂しげにしている姿も切なかったし、前半と後半にて「子供の口に無理矢理ものを押し込む親の姿」を二度描き、最初は同情的だったはずの父親さえも、継母と同じ鬼畜に堕ちてしまったのを、間接的に表す辺りも上手い。

 全体的に息が詰まるような、苦しい映画だったのですが、そんな中、田中邦衛に大竹しのぶなど、子供達を保護する警官役が本当に善良そうで、優しそうで、観客にも癒しを与えてくれた辺りは、嬉しかったですね。
 こういったバランス感覚の巧みさが、本作のエンタメ性を、大いに高めているのだと思います。

 この映画を観終わった後、自然と脳裏に浮かんでくる「一番の鬼畜は、誰だったのか?」という問い掛け。
 自分としては、父親でもなく、継母でもなく、三人の子供を残して姿を消した、小川真由美演じる菊代が一番酷かったと、迷いなく答えられますね。
 彼女の顛末は語られず仕舞いですが、せめて遠く離れた場所で、子供達の幸せを祈っていたのだと思いたいところです。
ゆきさん [DVD(邦画)] 7点(2016-08-03 06:44:49)(良:4票)
53.《ネタバレ》 鬼畜なんて言ったら鬼と畜生から、人間に言われたくないよって抗議されそうですね。最も人間らしいエゴを表わしている映画。緒形の役、最後の子供への謝罪は、本当の謝罪なのか・・・自分をかばっている謝罪なのか・・檻の中に入った後のラストシーンも観てみたかった気がします。
cogitoさん [DVD(邦画)] 7点(2015-12-06 00:38:14)(良:1票)
52.遥か昔、週末の深夜の娯楽としてテレビで映画が放送されていた頃に観たものを思い出してのレビューなのですが、まぎれもない秀作映画です。作り手が何を描き表現したかったかは受け手の感じ方次第でしょうけれど、【人間】そのものへの警告と受け取りました。自分の命以外はオモチャ同然に踏みにじる事件が増加する昨今こそ、誰もがこの作品を観て欲しいものです。人間の業があまりにも鮮明に描かれている恐ろしい作品です。結婚を意識している人。子供を作れる立場の人。是非ごらんになってください。
役者の魂さん [地上波(邦画)] 10点(2015-06-14 14:12:29)
51.当時観た時は幼かったのでとにかく怖かった。緒形拳さんの顔も怖かった。でも大人になってから観ると岩下志麻さんが超怖い。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 7点(2015-03-05 01:58:20)
50.《ネタバレ》 利一の全てを達観したような冷めきった目、崖に立ち自殺するのではないかとすら感じさせる悲しい後ろ姿を見ると、自分が子供のとき子供らしくいられたことへの感謝の気持ちとそれがいかに幸せなことであったのかということを感じた。
利一の「父ちゃんじゃないよ、知らない人」という言葉は、宗吉が父であることへの否定、拒絶と最後まで父をかばったというどちらとも取れる展開。どちらにしてもこれほど哀しい結末はない。
ちゃじじさん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-18 16:15:46)
49.子役の演技がもう少しマシだったら全然違ったろうに。
岩下志麻の愛人に対する怨恨と緒方拳のダメ親父っぷりが見事な演技だけに余計にそう思える。
昔の日本映画は子役のレベルが低いのかも。
子供への虐待を描いた『トガニ 幼き瞳の告発』の子役と比べると雲泥の差。
あのレベルの子役で本作を見てみたかった。
今は邦画も上手な子役がいっぱい出てきているので、それだけにもったいないような気がする。
飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 6点(2013-08-09 00:08:19)
48.名前のインパクトと岩下志麻出てるーってだけで観て見たら、結構古い映画で見る自信なくしたけれど、なかなかだった。数名で観賞後、話したくなかったのか皆そそくさと帰っていった映画。
なこちんさん [DVD(邦画)] 7点(2012-11-25 03:39:33)
47.《ネタバレ》 映画の内容と関係ないのだが(…とも言えないか)
子役の演技があまりに酷すぎる。
下手すぎて子役が何か言う度に現実に引き戻され入り込めなかった。
今の子役のレベルの高さがよくわかる。
それを補うかのように、大人の役者は上手い人ばかりです。
虎王さん [DVD(邦画)] 6点(2012-03-26 17:56:16)
46.《ネタバレ》 鑑賞後の後味の悪さは、かなりのものでした。。。。緒方拳も岩下志麻も、そりゃあ「流石!」っていう演技をみせてくれますが、堕ちていく過程の揺れとか決定的な動機付けとかが分らないと言うか、受け入れられませんでしたねぇ。今の世の中では(残念ながら)よくある話ですが、古き良き時代的に語られるこの頃にもあったんですねぇ。。。。こんな事件が。口直しにスカッとする映画が観たくなる映画でした。
チェックメイト・キングIIさん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-24 10:25:30)
45.《ネタバレ》 緒方拳のだめおやじっぷりがたまらなかった
 
いまさっき砂の器を観て 鬼畜と同じで松本清張は親子の絆が好きだなぁ と思った
 
で レビューをみていたらラストシーンの子供の言葉にはいろんな解釈があって意外だった 僕には親父のことをかばっているよーにしかうつらなかったから じゃなかったらこの映画のよさがわからんと思うのだけどねぇ どんなにされてもあのやさしい父親が好きなんだって 深みのあるストーリーだと思う
 
で これを借りたのは当時行きつけのツタヤで店員さんのお勧めだったから
この平成の時代におどろおどろしい文字で『鬼畜』ってタイトルの映画を勧める店員さんのセンスを信じてみた 
 
結局は店員さんの言葉を借りて『緒方拳のだめ親父っぷりがたまらない』のを楽しむ映画 そんで得るものは家族大事にせぇよって反面教師&愛を乞う人に同じく どんな親でも子供は好きだったりするんだよ ってこと 違うのかな?
おでんの卵さん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-10-09 04:25:06)
44.うわぁぁ・・・すごい映画でしたね。「鬼畜」、まさにこれ以上ないピッタリのタイトルです!あの気の抜けるような音楽が、かえって話のコワさを引き立てていました。あまりにもこわすぎるので、2度と観ません。
ramoさん [地上波(邦画)] 6点(2011-07-23 01:48:26)
43.《ネタバレ》 役のために鬼に徹した岩下志麻の女優魂。しがない町工場の、くたびれた女房風情。鬼気せまる、それでいて尚、色香を感じさせる凄い女優。近年で、お梅役を彼女以上にこなせる女優は思いあたらない。小川真由美扮する実母の菊代、あそこまで育てた我が子を、ああも簡単に捨てられるのか。お梅にされるだろう酷い仕打ちを考えれば、恐ろしくて二の足踏みそうなもの。何の情も感じさせない、割り切りかたは正に鬼畜。緒形拳は、追い詰められていくダメ亭主ぶりが巧い。しかしあの亭主、愛人に頼みこんでまで産ませた子を…、あそこまできたら他に選択肢はなかったのか?自分が不幸な生立ちなら、長男の辛さを一番理解できるだろうに、結果として、我が子にそれ以上の不幸と苦痛を与えているというのは救いがない。最後の悔恨の涙も子供のためというよりは自分のため、なんて白々しい。子役の配役は悪くなかったが、セリフの棒読みに何度我に返らされたことか 笑。もっと上手い(小利口でなくて)子役を使い、中途半端でなく完全に、父親に対して決別宣言をしてほしかった。父親面するんじゃない!子供舐めるな!血の繋がりくそ食らえ!という表現に徹してくれたら泣けた。(6歳の子供にはちと難しいとは思うが)それにしても後味が悪い映画。末っ子役の男の子、トラウマになってやしないだろうか?それが気になる。(6点だけど、大人役者の演技に+2点。)
LORETTOさん [DVD(邦画)] 8点(2011-05-26 12:33:44)
42.《ネタバレ》 横溝正史「八つ墓村」で怖い女を演じた小川真由美が、今度は松本清張「鬼畜」に・・・。子ども3人を押しつけ、さぞ怖い女かと思いきや、押しつけられた岩下志摩はそれ以上に怖い女。この二人の間に挟まれれば、緒方拳ならずともどんな男だって形なしである。よくぞこれほど怖い女を二人も相手にしたものだ。
しかし元はといえば、この印刷屋のおやじのふがいなさである。二人の女性は元はこういう怖い女ではなかったろう。それがこっなったのは「あんたがだらしがないからさ。この甲斐性なし」という二人の女性の声が聞こえてくるようだ。
それと反対に、何度も捨てられそうに必死についてくる男の子のいじらしさ・・・。しかし自分が崖から突き落とされ、九死に一生を得た後は、「この人は父ちゃんじゃない」と永遠の決別をする・・・。まさにいたたれない瞬間であった。
映画の好きずきは別として、良くできていると思うし松本清張映画では「砂の器」と並ぶ名作だと思う。緒方拳はともかくとして、岩下志麻と小川真由美の二人の女優は迫力のある核心の演技と言えるだろう。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 9点(2011-03-19 05:49:08)
41.《ネタバレ》 緒形拳と岩下志麻の熱演が、作品に深みと臨場感とリアルさを生んでいる。
もし下手な役者が演じたら、彼らに対して、これほどまで不快な気分を抱かないだろう。
観客の心に何とも言えない感情を与えているので、本作は評価されてもよい作品だ。
子どもの世話は一切行わないにも関わらず、身元を消すためにタグを切ることなどには熱心なお梅の姿はなかなかのものだ。
宗吉自身、幼少時代に虐げられていたので、そういう子どもの気持ちが分かるのではないだろうか。
それでもなおそういう行動に出なくてはいけないほど、追い詰められていたのは感情的に理解できるが、何か他に彼なりの途がなかったものかと思わざるを得ない。
生きていてホッとしたというようなセリフがあったと思うが、それだけが救いである。
子どもを持っている人、これから子どもを持つ人には特に見てもらいたい作品だ。
時代は全く違うが、描かれているテーマは普遍的なものである。
子どもは父親の苦労などを知っているのだろうか、父親を庇う姿は感動的でもある。
子どもは子どもながらに、色々と感じ取って考えているのかもしれない。
六本木ソルジャーさん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-28 23:31:02)(良:1票)
40.《ネタバレ》 高校の頃テレビで見た『疑惑』を借りたかったのに、どの店に行ってもない。それで未見の『鬼畜』をレンタルしてみました。見終わった後、あまりの暗さを追い払うように家族内で「よーっこわぁー?」の真似をして遊びました。この作品を見た後、一番気になったのは、最初に犠牲になる小さな男の子を演じた子役のこと。岩下志麻に無理矢理ご飯を口に押し込まれるシーンがありますが、あの小さな子に「これはお芝居」とか判断できる知力はまだ無かったはず。あんなことをされた体験は、あの子の記憶にどのように跡を残しているだろうか、それはあの子のその後の性格形成に何か悪影響を及ぼすことは無かっただろうか、という心配をして仕方なかった。あの時の泣き顔は本物のはず。いくら演技のためとはいえ、あのシーンは本物の虐待を見たに等しくて胸が詰まる。物語の内容としては、ラストの少年のセリフの真意が気になります。心底から存在否定した「父ちゃんじゃない」なのか、なんだかんだあっても親なのだからかばいたい「父ちゃんじゃない」なのか、「もうこの父親と一緒に暮らすことは不可能なんだ」と確信しているがため自分自身に言い聞かせる「父ちゃんじゃない」なのか、いろいろ入り交じってのものか、まぁあのくらいの年齢にそれをうまく演技しろというのは無理な話でしょうが、大人でも原作読まず台本渡されただけだった場合、あのラストのセリフの言い表し方は役者によっていろいろな解釈と表現がありそうですね。天才子役でリメイクされたら涙するかも。
だみおさん [DVD(邦画)] 5点(2010-11-22 00:22:11)
39.《ネタバレ》 他人を殺すのは何故いけないのでしょう。それは、自分が殺されたくないからです。殺人を認めると、自分が殺されても文句が言えない。では、どうして親が子を殺すのはいけないのでしょう。それは不利益だからです。遺伝子を残す事を宿命付けられた生物にとって、その逆ベクトルの行為など論外です。他人を殺すのと、子を殺すのとでは、同じ殺人でも意味が違うと考えます。子を傷つけるのは、自らを傷つけるのと変わらない。親が子を愛するのは、自分自身を愛することと同じとも言える。ですから、血の繋がった息子を手にかけたとき、宗吉は自分自身を殺したのだと受け取りました。一命を取り留めた息子を前にして、土下座して詫びる父。その胸中に渦巻いたものは何か。泣いて詫びたとき、宗吉は初めて人の親になれた気がします。もっとも、もし本当に子供を殺す気ならば、あの状況で仕損じは在り得ない。やっぱり彼は息子を殺したくなかったのだと思います。いや、そう思いたい。先に述べたように、生き物は自らの遺伝子を残す事に貪欲です。その為になら何だってする。あまりに合理的。清々しささえ感じる厳格な規律。しかし人間だけはこのルールに縛られません。他人を殺さないのは、殺したくないから。血の繋がらぬ子だって我が子のように愛おしい。動物と人間に差があるとすれば、この部分だと思う。ほんの僅かの差です。善人だって皮を一枚剥けば鬼か畜生が隠れているのではないか。自分の中に宗吉やお梅は居ないか。この映画を観て自問します。わたしは人間だろうか。わたしは人間だろうか。自らを疑っていられるうちは、自分は人の皮を脱がないでいられる気がします。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-21 20:46:05)
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【点数情報】

Review人数 58人
平均点数 7.34点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
411.72%
546.90%
6712.07%
72237.93%
81424.14%
9610.34%
1046.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review3人
2 ストーリー評価 9.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review2人
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