日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声

[ニホンセンボツガクセイノシュキキケワダツミノコエ]
1950年上映時間:109分
平均点:9.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものモノクロ映画青春もの小説の映画化
新規登録(2004-03-19)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2022-03-22)【イニシャルK】さん
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監督関川秀雄
キャスト伊豆肇(男優)青地軍曹
沼田曜一(男優)牧見習士官
信欣三(男優)大木二等兵
河野秋武(男優)河西一等兵
原保美(男優)岸野中尉
高原駿雄(男優)衛生兵
佐野浅夫(男優)山田軍曹
花澤徳衛(男優)鶴田上等兵
林孝一(男優)野々村中尉
英百合子(女優)河西の母
杉村春子(女優)箕田の母
大森義夫(男優)大町伍長
舟橋元(男優)
脚本舟橋和郎
八木保太郎(構成)
音楽伊福部昭
撮影大塚新吉
山岸長樹(撮影助手)
製作マキノ光雄
岡田茂〔東映〕(製作担当)
東映(東横映画)
企画坪井与
配給東映(東京映画配給)
美術桂長四郎
録音中山茂二(録音助手)
照明中山治雄
和多田弘(照明助手)
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2.《ネタバレ》 この作品の登場人物には、ほんの一縷の希望もない。安っぽい櫛が歯こぼれていくように日本兵は無造作に死にゆく。みすぼらしく、まったくの容赦もなく、救いもなく、当然ながら美しくもなく、死んでゆく。ガックリと陰鬱な気持ちで観終えた束の間、唐突に冒頭の「生きている人間として」の一文が霹靂のように頭に響く。作中では描かれていない「ほんの一縷の希望」というやつが、生きてこの作品に触れ、陰鬱になると同時に憤りをも隠せない私に深く突き刺さる。ぐさり、と、託された。
aksweetさん [DVD(邦画)] 10点(2006-07-18 08:23:51)
1.“わだつみの声”とは、戦後生き残った学徒兵たちの手により、戦没学徒の家族や知人に宛てた手紙や日記などを手記としてまとめあげたもの。反戦の願いが込められたこの手記は、当時若者たちのあいだで大ベストセラーになったという。そしてこの映画は“わだつみの声”を原作にビルマ戦線を舞台としたもので、脚本は船橋和郎で監督は関川秀雄による演出。戦況が悪化の一途を辿る南方戦線に於いて、将校や上官たちだけで配給された食料を分け合い、末端の一兵卒クラスにはまともに与えられなかったのは事実だったらしい。戦闘の足手まといとなる負傷兵の自爆シーンも、また悲し過ぎる事実。敵弾に撃ち抜かれるだけではなく、栄養失調やマラリアで多くの兵隊がバタバタと死んでゆく光景は凄惨さを極めていたという。「かあさん… 死にたくない」「ああ坊や…」各俳優たちのドロドロかつ迫真の演技が、戦場の惨絶さを見る者に強烈に訴える。脳裡に表われる楽しかった故国の思い出が、戦争の悲劇性をより一層浮き彫りにする。心底無念だったろう。戦争を、運命を憎んだであろう。夢多き学徒たちの凄絶な死を描いた戦争映画としては、今井正作「ひめゆりの塔(53)」と共に日本映画史上、永遠に記録されるべき名作です。
光りやまねこさん 9点(2004-09-09 10:58:29)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 9.50点
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