3.《ネタバレ》 18年間レビューされておらず、わたしが投稿する前時点での平均点数が9.5点。
そんな作品にレビューするのは畏れ多いのだが、勇気を出してわたしなりの視点からレビューさせていただく。
終戦から5年しか経っていない1950年に製作された映画だけあって、生々しさが群を抜いている。
置いてきぼりをくらう負傷兵の絶望や、前線の悲惨さ泥臭さがまるで昨日の事のようにリアルに描かれている。
派手で壮大なスケールの戦争映画に比べても決して見劣りしない、嘘偽りのない迫力がある。
大隊長が終始寝そべっていて飯を独り占めしていたが、そんなに日本軍は荒んでいたのかと、驚きと悲しみの入り混じった気持ちになった。