1.リー演ずるリバティのサクセスストーリーと大道芸人チャールズの哀しみ。リバティは確かにスリ→大道芸人→舞台、そして今度はハリウッドか、というところまで出世していくのですが、なぜか私にはそんなに成功しているようには見えませんでした。それは、大道芸人としてセント・マーティンの小径で踊っている姿が、もっとも生き生きしているように見えるからでありまして、チャールズの前ではおかしな子はやっぱりおかしな子のままだからでありました。そして実際リーはこの翌年、あの映画に出るんですねー。セント・マーティンの小径は出世街道に通じていたのでした。