2.列車アクションモノのヒッチコック作品としては、後の『バルカン超特急』より面白いと感じた。
ただ、全体的に分かりにくい部分が多いのがネックではある。
登場人物とか、実は渡した物がダイヤではなく鎖だったとか。
映像的に分かりづらいのもあるが、単純に登場人物の顔つきが似通っているという部分にも要因がある様に思う。
ただし、1時間という尺の短さによるスピード感は、非常に魅力的。
長すぎる映画が多い中、本作の様なスピード感あふれる作品がもっと評価されてもいいのではなかろうか?
ヒッチコックのイギリス時代の作品としては、最高傑作だと個人的に思う。