1.《ネタバレ》 「ホント」と「嘘」の意味っていうのがひとつのテーマになっているんだけど、クドすぎ。そのせいもあるのか、演技にしろストーリーにしろ、なんともいえないクサさが全編を覆っている。いや、クドくてクサい邦画なんてどう考えて最悪なはずなんだが、観ていて意外に悪い気はしなかった。きっと「ホントと嘘」を扱っているくせに、サギの方法やら彼女が実は……っていう展開とか、まったくリアリティがない、というかある意味生活臭とは無縁の阿呆くささが突き抜けていたから、ウザさだけはあまり感じずに済んだせいかもしれない。ただ、ラストはクドくてクサくて、さらにウザかった。原稿破くあたりから先は観てて身もだえするぐらいに。ラストさえもうちょっとさらっとしててくれればもうちょっと点高くてもよかったんだけど、な。