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1.  哀れなるものたち 《ネタバレ》 
なんか凄い物を見せられた気がするてのと、スタンリー・キューブリックの映画に近い雰囲気を感じる映画で、誰もが解る映画ではない。解る人だけ解れば良い!俺の描く映画はこうだ!どうだ?みたいな監督からの強烈なメッセージを作品から受け取る映画だ。いきなりエマ・ストーン演じる主人公ベラが海に落ちていく(自殺する)シーンから、何だ?てなる。その後もいつまた自殺するんじゃないか?てハラハラドキドキしながら見てました。次から次へと色んな男、それも本当に愛してる男ではなくて、ただお金の為に身体を売って生きるベラの変貌ぶりの凄まじさ、哀れなるものたちてタイトル通りの哀れぷり、ベラは勿論、ベラに振り回される男達が哀れな事といったらない。とにかくタイトルに相応しい哀れなものたちの哀れぷりが凄まじい。そんな中、エマ・ストーン演じるベラのラストの表情に単なる不幸な女ではない幸せみたいなものを感じずにはいられない。
[映画館(字幕)] 8点(2024-01-29 18:52:25)
2.  アイアン・ホース
ジョン・フォード監督僅か29歳にしてアメリカの歴史をここまで迫力ある映像で描いているのが凄い。素晴らしい。映画の基本はアクションである。今の映画みたいにCGなんて要らない。無くても沢山の馬、馬の動きだけで凄いアクションにより迫力あるシーンを撮る事ができるお手本の様な映画です。列車の迫り来る迫力、酒場での大騒ぎ、ジョン・フォード監督がサイレント映画でも才能ある所を感じさせる傑作!それにしてもジョン・フォード監督が描く世界に出てくる女性陣は何故こうも力強いのだろう?今作に出てくる女性陣の強さ、男を描かせても女を描かせても強い人間を描く才能には本当に感心させられます。
[DVD(字幕)] 9点(2021-02-07 16:52:27)
3.  アッシャー家の末裔 《ネタバレ》 
怖い。怖い。古い屋敷に立ち込む沢山の煙り、家の中では沢山ローソクに火が灯ってる。そんな状況の中で何度となく繰り返し現れる。忍び寄る妻の痩せ細く、今にも死にそうな表情と肖像画、主人は主人でこれまた不気味で何を考えているのか分からない。サイレント映画だから当然、音など無いのだが、いや正確に言うとバイオリンやらピアノやらの音などは聞こえるのだが、それ以外の静かな音、例えばローソクの灯、屋敷の外の真っ白な煙り、川の水、空の色等、全てが音として聞こえてきそうな程、怖いし、不気味です。風の音までもが奏でるピアノの音に混じって聞こえてくる気がしてならない怖ろしさ、モノクロ映像が、これまた余計にこの映画をより一層怖くしている。下手に血を流さなくても、映像だけで怖がらせる事に成功している。サイレント映画だから伝わる怖さ、ホラー映画の見本のような映画だ。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-04 21:13:30)
4.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
映画は夢を見させてくれる素晴らしい物である。ディズニー映画が一番大切にしている事を美しい映像と素晴らしい音楽により、魅了してくれる傑作がまた生まれた。とにかく美しい。何でも触れた物は凍らせてしまう魔力を持ち、妹を危険な目にあわせてしまった事から来る姉エルサの苦しみから伝わる感情、そんな姉が大好きな妹アナの思いが痛い程よく伝わってくる。アナと共にエルサを救おうと協力するクリストフと仲間のトロールたち、更にオラフが素晴らしい。雪だるまなのに夏に憧れてるて不思議感が面白いし、たまらなく好きだ。夏のシーンを想像してる場面の可笑しさ、ディズニー映画らしい笑い所満載!そしてこの映画のテーマでもある真実の愛が何なのか?凍った冷たい世界を救うのは誰よりもお互いを理解している姉妹であり、そんな二人を祝福するかのような氷が解けてくシーンの美しさは映画ならではだし、これは映画館で見なくては損するぐらいです。ディズニー映画が好きなら映画館でこそ見て欲しい映画。最後に見終わって直ぐに近所のCD屋さんに行きサントラ買ってきました。  
[映画館(字幕)] 9点(2014-03-16 09:53:27)(良:1票)
5.  青い珊瑚礁(1980)
十代の若い男女の姿、眼を通して性とは何か?愛とは何か?親になることとはどういうことなのか?とまあ、色々と深いテーマを美しい海、景色によって描かれている。そして、扱っているテーマこそ重たい上に一歩間違えれば嫌らしくなりそうな所をそうは全く感じさせない雰囲気で描いている点がこの映画の素晴らしさであって、ラストシーンのを観ると幸せだった二人のその後のことを思うと何だか切なくなってくるほどこの映画の最後は何とも哀しい。面白いとかつまらないとかいうような映画なんかではないけど、凄く印象に残る映画になっているのは主演の二人の初々しさあればこそであり、特にこの映画の中で若くして母親となる運命を演じているブルック・シールズのあどけなさ、美しさはこれから何年時が経とうが絶対に失われることはないと思う。この映画一本でブルック・シールズという女優を忘れられなくなった映画ファンが果してどれぐらいいることか?私もそんな中の一人です。
[DVD(字幕)] 8点(2012-06-09 21:11:02)(良:2票)
6.  愛と追憶の日々 《ネタバレ》 
最初のうちは何だか退屈な映画だなあ!ぐらいにしか感じなかったのに、見ているうちに段々と面白くなっていく。シャーリー・マクレーンとジャック・ニコルソンの演技が素晴らしい。自分に対してちょっかいばかり出す嫌な男なのに何故だか惹かれていくシャーリー・マクレーン、そこには女である以上、年齢なんて関係ないと言っているようであり、またその一方では娘を思う優しい母親の姿に良い母であるなあ!あの娘の為に注射をお願いする場面は辛い。辛すぎるし、泣かずにはいられない。人間の愛の深さ、母と娘の人間ドラマとして完成度の高い映画だと思うし、アカデミー賞が本当に良かった頃の作品という気がするし、アカデミー賞受賞も納得です。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-07 20:20:30)(良:1票)
7.  アイアン・ジャイアント 《ネタバレ》 
「なりたい自分になるんだ」という少年ホーガースの言葉が何とも心に響く。人間、歳と共に子供の頃になりたかった大きな夢というものをどこかに置き去りにしてしまっていて忘れがちであるものであろう。この少年の気持ち、言葉は夢を持つことは素晴らしい。それは年齢なんて関係ないと言っているようである。そんな少年の気持ちを察して「スーパーマン」と叫びながらロケットに向って飛んで行くアイアンの姿が感動的であるし、泣けてくる。変な思想やらテーマなんて要らない。ただただストレートに思い切り伝えたいことを映像で持って見せてくれている。少年と巨大なロボットの交流、何の新鮮味もないけど思い切り泣かせてくれる。テーマがどうとか?そんなものはどうでも良い。子供も大人も誰にでも楽しんで貰いたい。そして、感動して貰いたいという思いが伝わってくる。それがこの映画の素晴らしさだ。
[DVD(字幕)] 9点(2011-12-22 21:27:29)(良:2票)
8.  アンジェラの灰
確かに♪確かに♪灰はある♪うん!間違いなく灰がある。とにかく暗くて重い。しかしながら深く考えさせられる映画であり、貧乏臭いけどそれでも同じ貧乏臭い描写にしても日本の(特に最近の)映画よりもしっかりと描かれており、それに何よりもじめじめとしていないだけまだ良い。正直、面白いとか楽しいとかそんな映画じゃないけどこの映画から学ぶべき何かが感じられる映画という意味においてはやはりこの監督さん、アラン・パーカー監督の社会派人間的ドラマとして見せる演出力は現在の映画監督の中でも間違いなく上位に入るだろう。
[DVD(字幕)] 6点(2011-11-15 22:02:30)(良:2票)
9.  アニー(1982) 《ネタバレ》 
アニーが歌う曲、あの曲が元気になれるぐらいここでの音楽は本当に良い。映画音楽の持つ力とその中でアニーと共に暮らす仲間達の元気な姿、両親のいないことをけして、前面に押し出そうとはせずにひたすらに生きる子供達、全員女の子がこの映画を支えている。金持ちの家に養子に欲しいと言われ、嬉しそうなアニーの表情、そんなアニーを騙し、金持ちの殿下達までも騙して、アニーの両親であると金を騙し取った悪人二人が逃げるアニーを捕まえようとする時に男の方が「殺すぞ」と脅したことに対してそれまでは散々、アニーをはじめとする子供達のことを自分の良いように扱ってきたハニガンが「アニーは生意気な子。だけど殺すなんて」というこの後の変わりよう、人間はお金よりももっと大事なものがあるんだと初めて知らされたような姿、ラストに打ち上げられる沢山の美しい花火を見上げている人達の笑顔が嫌な奴が沢山、出来たりする中で救いとなっている。色々と突っ込みたくなることも全てはミュージカルなんだし、ファンタジーなんだから笑って許したくなります。アニーが単なる生意気なガキだったらここまでの作品にはなってないはずです。
[DVD(字幕)] 7点(2011-09-24 11:23:58)
10.  荒馬と女
何だか全体に「死」の臭いを感じさせる映画だなあ!てのが感想でして、マリリン・モンローのその後の何ともやりきれない「死」を想像させられてしまうほど本当に重たくて暗い。話そのものが暗いので本当はもっと低い点数にしようとも思うけど、西部劇ファンとしてはモノクロの画面からの迫力あるシーンやら映像の美しさやら、所々で見所もあるし、言われているほどつまらなくはない。まあ、普通に見れたのとこれが遺作となってしまったことを考慮しての6点!であって、マリリン・モンローはここでも最後までやはり美しく感じられた。
[DVD(字幕)] 6点(2011-05-01 12:06:50)
11.  青空に踊る
フレッド・アステアが踊る。いつものことながらどの映画も似たような内容きりなのがアステア映画の特徴であるが、今作でのアステアのダンスは確かに上手いことは上手いけど、他の傑作、例えば「踊るニュウ・ヨーク」「イースター・パレード」「トップ・ハント」などに比べると躍動感が感じられない為に思い存分、楽しむことは出来なかった。期待値が高過ぎたかもしれない。アステア映画の中では下から数えた方が早い。アステアファンでない人でないと厳しい映画かもしれない。一応、それなりに楽しめたので6点は付けてみるものの、やはりアステア映画としては物足りなさの残る映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-03 15:40:13)
12.  アラジン(1992)
「美女と野獣」よりはこっちの方が好きだし、楽しめる。ジーニーがはっきり言って面白すぎる。この際、タイトルを「ジーニー」でも良いぐらいだと思えるほどである。ディズニー映画が本当に面白かった頃の初期の作品に感じられる雰囲気も良い。ただ8点以上付けられないのはジャスミンが私はあまり好きじゃない。ヒロインがもう少し良ければという不満!アラジンに関しては可もなく不可もなくってところでして、でもってやはりジーニーです。ジーニー観ているだけで点数を付けたくなるほど面白い。
[DVD(吹替)] 7点(2011-03-21 21:19:12)
13.  愛が微笑む時
「愛が微笑む時」ってタイトル通り、正しく愛が微笑んでいるような映画である。幽霊となってからの四人の表情の豊かさとロバート・ダウニー・Jrの演技の上手さとのバランスの妙、作品全体を包み込む優しさ、色んな愛が感じられる良い映画を観た気持ちになりました。ところで、とらやさんのコメントを見てなるほどと思ったことがある。人間、生まれてくる時もたった一人、死んで行く時もたった一人でございます。何と寂しいことではごさせいませんか!天に軌道がある如くと、私は寅さんが「男はつらいよ・口笛を吹く寅次郎」の中で言う台詞が頭に浮かんできて、この映画のあの四人の死者達が一人、一人、バスの中へと天国へと旅発つ姿を観ると寅さんって当たり前だけど凄いこと言うよなあ!と感心させられるし、おっと、話がそれてしまっているのでもう一度、この映画についての感想を言わせてもらうと、この映画は人間的な優しさ、愛情に満ちていて本当に「愛が微笑む時」の皆の顔付きの素晴らしさ、人を思いやることの大切さを色々教えられたそんな素晴らしい映画です。こういう映画が私はもっともっと観たい。最後にこの映画の素晴らしさを教えてくれている皆さんに「ありがとう」て気持ちにさせられました。
[DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 10:59:16)(良:1票)
14.  嵐ケ丘(1939)
本来ならドロドロしすぎのホラーぽい感じになるような話なのに、そこはウィリアム・ワイラー監督!そうなる一歩手前の格調高い人間ドラマ、恋愛ものとして見せる所は流石である。けして、ホラーが駄目と言ってるのではありません。このドロドロした話なのにそれを感じさせない上手さ、芸術映画でありながらも娯楽映画としても見せるだけの作品になっている。ローレンス・オリヴィエの野生的な目付きが印象に残る。タイトルにある正に嵐のようなドラマを美しいモノクロの映像によって見せる。まるで西部劇でも観ているような錯覚さえ起こさせる景色の壮大な映像も印象に残る。最後に欲を言えばローレンス・オリヴィエと敵対する相手にいま一つ迫力、凄み、恐さが感じられないのが不満と言えば不満であるが、女優陣に関しては相変わらず魅力的に描く監督さんであるとウィリアム・ワイラーて監督の女優に対する画き方がどの映画を見ても感じられるし、ここでも同じである。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-27 21:26:58)(良:1票)
15.  足ながおじさん
フレッド・アステアの相変わらずの上手さ、足さばきなどは見られるものの物足りない。なんでだろう?上映時間の長さもちょっと気になる。テンポがいま一つなのか?それともやはり話に乗っていけないからなのか?いずれにしても物足りない。映像の美しさとアステアのダンスの美しさといい、上手さだけでは物足りない最大の原因はどこにあるのか?相手役の女優陣に問題ありなのか?いや、そんなには悪くはないぞ!でも、ストーリーが他のアステア主演のミュージカルのようにワクワク出来るものが不足している。全くつまらいという訳でもないし、それなりに楽しめるが、アステアのダンスシーンが少ないのも気になる。足ながおじさんて、どうかなあ?あのぐらいの足の長さの人なら他にもまだまだいると思うしなあ!
[DVD(字幕)] 6点(2010-06-26 19:42:02)
16.  アダムス・ファミリー(1991) 《ネタバレ》 
ホラーは苦手だし、嫌い。しかし、この映画は嫌いじゃないし、楽しめた。一人、一人のキャラクターが個性的で面白い。あの手も良い。あの手、欲しいです。あっ!でも、鍋の中に入れるのだけは勘弁してくれ!それにしてもあの魔女役の女優さんのメイクの濃さは凄いと思うし、不気味なんだけど、色気があって、エロスを感じる。あのメイクにいったいどれだけの時間をかけたのかなあ?それと、クリスティーナ・リッチのウェンズディも怖い。行方不明の兄を演じているクリストファー・ロイドも不気味だけど、愛嬌があって良い。ダンスするシーンなんて、本当に楽しそうです。作品全体としては明らかにB級映画だけど、下手な大作よりは雰囲気があって楽しめる。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-31 21:37:15)
17.  赤毛のアン/完全版〈TVM〉
原作は誰もが知っている有名な話である。そして、アニメにもなり、世界名作劇場の中でもファンの数では間違いなく上位に入るであろうと思われるそんな作品が実写映画として、あったのは知っていたけど、ここまで完成度が高い作品になっているとは正直、思いもしなかった。恥ずかしながら原作は読んだことがないけど、アニメの「赤毛のアン」は何度か見ているぐらい好きである。男で「赤毛のアン」が好きだとはなかなか言えない。しかし、良いものは良い。好きなものは好きだ。あのアニメで見て感動したようにこの映画も感動出来る。「赤毛のアン」は女性のものだというような偏見を持たれる方、特に男の中にそういう人がいるかもしれないけど、良いものに男も女も関係ないと言いたい。よくぞここまであのアンのイメージにぴったりな女の子を見つけてきたものだと感心させられた。美しい映像、心に残るアンの言葉や、友達、大親友のダイアナとの友情、その他この映画からは人間て素晴らしいてことを改めて教えられた気がする。とにかく女の子向けだからって馬鹿には出来ない。男の私が観たって、素直に楽しめた。原作があって、それをアニメ化し、成功することはよくある。しかし、それを実写としてやると失敗するケースが多く、特に日本の場合だとそれがよく当てはまる。その点、この映画は全てにおいて、よく出来ている。アニメの実写としてここまで素晴らしい映画はなかなかない。そのぐらい素晴らしくてこれはこの後の続きも絶対に観なくてはという気持ちでいっぱいです。
[DVD(吹替)] 9点(2010-01-31 13:07:23)
18.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
たった一枚の写真、そこに映っている魅力的な女性に心惹かれ、彼女に会いたい。その願いが叶ったけど、最後は・・・というまあ、いくらでも考えられそうな設定と、あんな簡単にタイムドラベル出来るものか?という疑問も残る。しかし、それでも最後は泣けたし、素直に楽しめた。その要因にあの美しい音楽がまずは挙げられる。美しいと言えば音楽だけでなく、映像美もとても美しい。またクリストファー・リーブの眼差しも、それに対して次第に惹かれていく女性、ジェーン・シーモアも美しい。マッケナ(ジェーン・シーモア)が演劇の場面でコリアー(クリストファー・リーブ)を前にして、劇にはない台詞(コリアーへの愛を言う台詞)を言う時の表情には女としての気持ちの全てが見えた。写真の中の彼女も実際の彼女も美しいが故に元に戻ってしまった後のクリストファー・リーブの姿が悲しく、それほどこのラストは惨酷であり、悲しい結末である。それにしてもこの映画を見ているとやはりクリストファー・リーブって実際の生活があまりにも悲劇的だったのと同じく思えてきてしまい泣けてくる。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-01 21:38:49)(良:2票)
19.  あの頃ペニー・レインと 《ネタバレ》 
1970年代のロック(洋楽)の個人的には最も好きな時代の洋楽が色んな所で流れてきたり、洋楽好き、しかも、ロック好きにはたまらない魅力がある。親の反対に逆らい家を出て、旅をしながら同じ音楽好きな女性と知り合いながら、一歩ずつ大人へと成長していく少年の眼から見た世界はけして、楽しいだけでなく、辛いこともある。そういうものがきちんと描かれている点についてはまずは評価出来るし、また、ペニー・レイント演じるケイト・ハドソンも可愛い。ただ所々に出てくるドラッグやら何人かの女が少年を誘うようにして、服を脱いで騒ぐ場面ははっきり言って要らない。音楽を通して音楽が好きな人達同士のドラマとしての見応えは感じることが出来たし、楽しむことも出来たので7点ぐらいは付けても良い。個人的にはもう少し上手く撮れれば、凄い傑作になっていたようにも感じてしまう。そう言う意味でちょっと惜しい。傑作になりかけて、なれなかった作品でもある。あの時代に興味がある人なら間違いなく楽しめるはずの作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2009-12-23 13:30:38)
20.  赤ちゃん泥棒 《ネタバレ》 
コーエン兄弟は断然、昔の作品の方が良い。個人的には「ミラーズクロッシング」とこの作品が私の中では同じぐらい大好きです。まず何よりもコーエン兄弟の温かさを感じることが出来るのが良い。囚人と府警という夫婦の組み合わせも面白い。そんな二人には子供が作れないという理由から赤ちゃんを盗む。しかし、単なるドタバタした話でない、何か人間的な温かさ、優しさが伝わってきて泣ける。笑えて泣けるのだ。赤ちゃんを盗んでからの二人の行動のチグハグさの中にも赤ちゃんに対する優しい感じが物凄く滲み出ていて観ていて幸せな気持ちにもなれる。だからこの映画が私は大好きです。車の中で盗んだ赤ちゃんを抱きしめている時のホリー・ハンターの嬉しそうな姿は、一人の人間としてのまた女性ならではの幸せを感じる何とも微笑ましい場面だし、ラストのあの夢のシーン、未来に向けての希望のようなあの場面、例えそれが正夢にはならなくてもきっとあの二人はこれからもずっと二人で仲良く生きていくことだろう!全てにおいて優しくて温かいこの映画、誰が何と言おうと、どんなに周りの評価は低かろうが、私は大好きだ。
[DVD(字幕)] 9点(2008-04-05 16:04:21)(良:1票)
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