1. グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告
妻に先立たれて1人で暮らす父親(デ・ニーロ)を心配した娘(サーマン)が同居を強く勧め、父親も渋々それに従う。徹底した個人主義の国アメリカにもこういう介護問題ってあるんですねぇ。 部屋を譲る形で屋根裏部屋に追い出された孫長男が祖父さんに宣戦を布告し、領土(2階南向き部屋)を巡る爺孫戦争が勃発する。ホーム・アローンvsデ・ニーロ。途中からウォーケンも参戦。 末っ子の孫娘(5歳)を仲介役として和平協定を交渉するシーンが好き。 「お祖父ちゃん大好き♡」「ワシもだ♡」「お祖父ちゃん、私の大好きなチョコチップ入りのクッキーをくれて有難う」と会話が飛び交う中 「こんなの中立じゃない!!」と孫がぶちギレて交渉が決裂する。現実の「第三者の仲介」というのも賄賂と贔屓塗れでこんな感じというパロディかしら。 かつて「危険な美青年」だったウォーケンのお爺ちゃんっぷりが凄い。サーマン(ママ)もオバサンになったなぁ・・。 デ・ニーロについては「今回はこういう役作り」って感じで、いつもとあんまり違和感無かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2022-10-08 07:21:58)(良:1票) |
2. クワイエット・プレイス
《ネタバレ》 アイデアはとても良い。 それなのに何でこんな重々しいクソ真面目なドラマを作ってしまうんだろうか。。 こんなアイデアこそ「ドライブ旅行のバカヤングが立ち寄った山村で巻込まれる」パターンが相応しいと思う。 冒頭はロックなんかをガンガン鳴り響びかせておいて、途中から無音映画になってしまうというような。 ネット/SNSの時代とはいえ、電波塔や電源が潰されたとか、宇宙人は円盤から一定距離以上は離れられないとか、幾らでも孤立の理由は作れるだろうに。世界を滅亡させる必要が無い。 音を立てたい、立てたい・・あっ立てちゃった!!! 的なイライラやスリル、快感を徹底的に味わう話にしてほしかった。それにこんな深刻な設定など不要。 あと子役、こういう子供らしい子供は見ててホッとするけど、ほとんど視覚のみで成り立つ映画なんだから見た目ももっと楽しませないと。 色々な面で凄く勿体ない映画。 [DVD(字幕)] 6点(2019-08-02 20:41:28) |
3. グラン・プリ(1966)
白人の主人公が4人も居ると、普通は誰が誰だかわからなくなってしまうんですが…各々がしっかりキャラ立ちしており、最後は誰が勝つのか手に汗握りました。三船敏郎が日本の若き実業家を好演(モデルは本田宗一郎?)。それも相まってプチ・ワールドカップのように楽しめたのも良かったです。舞台がサーキットだけかと思いきや、ヨーロッパの古い石造りの街並みや、絵画のようなな田園風景、漫画に出てきそうな巨大バンクなどをレーシングカーが疾走する様も絵的に素晴らしい。私のような車の素人にも充分楽しめました。 [DVD(字幕)] 8点(2011-11-06 16:40:59) |
4. クローバーフィールド/HAKAISHA
こんな大惨事なら9.11よろしく世界に同時中継されて、もっと凄い映像が茶の間で見れたはず。こういう点で「手持ちカメラ映画」の醍醐味は薄い。ただ「臨場感」が目的のコレであるなら成功なのかも。確かに映画館で見たかった感じですね。残念なのはモンスター…何であんな眉が吊り上がって牙剥き出しで、これ見よがしな古典的悪役顔なのか。モンスターの造型は「エイリアン」や「物体X」辺りから一歩も前進してない感じ。ハリウッドは優秀なクリエーターがしのぎを削っているはずなのに…何故だろう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-31 22:36:56) |
5. グラディエーター
世界遺産コロッセウムの在りし姿の再現が素晴らしい。 ラスト、幻想シーンから現実に戻るにあたって観衆はしんみりせずに熱狂の真っ只中であってほしかった気も。クロウがシブイ。 9点(2003-11-27 21:12:12) |