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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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1.  イントゥ・ザ・ワイルド 《ネタバレ》 
インテリ馬鹿が荒野を行くロード・ムービー。  親の心子知らず、子の心母知らず、過去と現代が行きかう前章+5章構成。 写真、息子、主人公は家族を見捨てきれない、ちょくちょく映される葛藤、起きる母親、父親、雪道、電車、冬の旅路、手紙の文字だけが画面に浮かぶ。  画面を文字が横切る光景はイライラする、書き綴られる日記、雪原の隅から車がグングンと近づくもの、上空、荷物を抱えた男が長靴を受け取り、別れの挨拶、文字が題名となって消えていく冒頭。面白い。  切り立つ山々を一人突き進む。空を奔る雲。ライフル片手に狩りをしながら生活していく生活に飛び込んでいく、捨てられた車両、探索、家作り 、男が何故旅を続けているのか・目的はなにか徐々に明かされていく。  自然や動物との出会い、一人遊び、親子を殺るほどの覚悟はまだない、二年前の過去へ。物語はしばしば現代と過去を幾度も行き来する。 飛び乗る者、空に放られるもの、ビデオカメラの映像、お祭り騒ぎで酒場に入っていく者たち、会話、強調される表情、窓から放られるもの、手紙、捨てられる写真、別れ、押入れに貼られた憧れは真っ二つに割れる。セルジオ・レオーネ「善玉・悪漢・無頼漢(続・夕陽のガンマン)」。  しがらみから解放されたい、自由気ままに走っていく、トラブルで奪われる「脚」、資金との決別、小川、河、砂漠、街、森、海、農場、滝、岩場、岩山、ヒッチハイク、トラック、貨物列車、旅人たちとの出会い、別れ、再会。フィルムが流れるようにスライド。 届かぬ思い、利用される思い、突然泳ぎだす二人は子供のようにじゃれ合う。黙って静かに見守り、許すのは成年への信頼の証、愛する男のもとへ真っ先に飛び込む、娘のよう、鳥、鳥、鳥、テントの灯りが消える瞬間に暗示されるもの。  リンゴに語り掛ける、自己暗示、季節、雪解け、資金稼ぎのための職業体験、バイト、様々なものから学び直す旅。 恩人を連れ去るもの、両親の真実は映像では語れらない、偽りの家族、電話しながら話し相手にもなる大変さ、親切、買い物かごに積まれた船、激流下り、手の込んだ自殺、雄大な河、イカレ野郎にイカレカップル、マスカラより先に胸隠して下さい、出会うのは夫婦だのカップルばかり。  小銭は電話が必要な人にだけあげる、刺激を求めるが故に自ら金を捨てる、馬と一緒に走ったり、待てませんでした、旅をするにもルールに縛られたくない、線路から穴倉を抜けた先に待つもの、初めて政治家と意見が合った瞬間、見知らぬ街・国、格差社会、思い出される過去の自分。  鉄道を守る男たちからの“ご挨拶”。「北国の帝王」みたいにゃいかないね。 徐々に血にまみれるようになり、過去の喧嘩が明かされることでスリルを増す旅。苦い記憶、黙って見守るしかなかったもの。 孤独な狩りは野生及び死への接近、獲物が倒される瞬間は映されない、獲物をかっきる、生きるために血肉を生々しく貪り、たかる虫、メモ、保存、独り言、家族の会話。 ヘラジカ「俺の生涯でもっとも悲しい出来事だったよ」 虫や獣が匂いに惹かれてやってくる。  家族(になる前にヤルること)、匂いから逃れるために水に裸で泳ぐ、ズボンを脱ぐことで誘う、それを抑えるための筋トレが逆に惹かれさせる。  メガネは学ぶ人としての自分、時折入るスローモーション演出は俺の腹筋に襲い掛かる、木や草を掴む生への執着。  ヌーディストビーチ、オーマイゴッド温泉まさかの実在、良識(国境を無許可で超える)、横から捉えられる斜面は一般人と彼の境界線のようだ。 ベルトに刻まれる思い出、、岩山での挑発と緊張、変化、なにもないはずの場所で談笑、なんでもありそうな大自然で「なんもねえぞ!」と乱射、炭には御用心、手放せない知識、誤る判断、馬鹿やっちまったと後悔、銃が枕代わりに、のたれ死ぬ自由、みな自由に生きようとする彼に惹かれてしまう。  親も味わう苦痛、震えは恐怖か歓喜か、手紙。  運動を止めたバスの中で、彼は空の彼方で今も旅を続けているのだろうか。空を移動し続ける雲のように…。
[DVD(字幕)] 9点(2016-08-26 06:48:00)(良:1票)
2.  一日の行楽 《ネタバレ》 
同時期の「キッド」に力が入れられた代わりに、急ごしらえで作られたこの作品はファンからも評価が低いと聞く。 でも、俺は結構楽しませてもらったぜ。  車、手回しでエンジンをかけようとするが中々かからない、かかったと思い乗ろうとすれば止まり、また回すと付くの繰り返し、遂にはショート。つうか車が揺れすぎてていつか爆発してしまうのではないかとソッチの方が心配に。 スタジオの従業員が偶然映ってしまう“気のゆるみ”も、コメディではギャグとして受け入れられる。  船で行く事になった家族、駆け込んできて転んでしまった女性、それを“橋”にしてしまうチャップリンが酷いwww この頃のチャップリンはよく人を踏み台にするなあ。  船が揺れる感覚は「移民」や「船乗り生活」。 「移民」みたいに自分で揺れているのだろうか?  トロンボーンのパイプギャグ、陽気で乗客だけでなく楽団まで夢の中に。  折りたたみ式のイスはガタガタ、毛布をかけてあげる船員の優しさ、ボクシングの姿勢でノックアウト。  船を降りた帰り道、交通整理員とのやり取りも面白い。  道が混んで命令もイライラ、バックした瞬間に後ろの荷が崩れたり、コール・タールがブチまけられベッタベタ、手が中々とれない、その粘着力でマンホールまで取れてしまい落ちる落ちる。  「舞台裏」は舞台装置で役者が何人も落とされていたが、今回はマンホールだったようだ。  警官を尻目に去っていくチャップリン一行。末っ子の内の一人は後の「キッド」でも共演したジャッキー・クーガン。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-23 00:11:14)
3.  犬の生活 《ネタバレ》 
チャップリンの短編は傑作が多いけど、その中でも最高の1本がコレになると思う。  エドナ・パーヴァイアンスにとっても「キッド」と並ぶ最高傑作!  なんかヴィットリオ・デ・シーカの「ウンベルト・D」にも繋がる部分も多いんだよなあ。   ボロボロになった木の壁、気持ち良さそうに眠るチャップリン、隙間風を布を丸めて塞ぐ。  警官との追いかけっこはキーストン時代から変わらず面白い。 今回は壁を使って警官たちを翻弄するシーンに爆笑。  チャップリンがソーセージを盗むシーンもちゃっかりマスタードまで盗み細かい。  犬同士の奪い合いに乱入、争奪戦に参加するかと思ったら小さな犬を助け出して退散。 犬に追い回されまくり店に突っ込んだりして大騒動。  牛乳瓶にわずかに残ったミルクを犬に飲ませる優しさ。 バーでつまみ食いをするシーンはいや気付こうぜマスター・・・w  「ペットお断り」なのでズボンに犬を突っ込んで入店、後ろから尻尾がはみ出てて可愛い。  感動の曲で演奏者まで泣きじゃくり演奏にならねえ。オバサンが泣きすぎて洪水、チャップリンだけ何故か泣かないwww  一つの財布をめぐり泥棒コンビへの“反撃”、店の人涙目な銃撃戦、チャップリンも犬もハッピーエンドでめでたしめでたし。子犬も可愛いな~。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-23 00:05:44)
4.  インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 《ネタバレ》 
経験者は語る。 「永遠の命」を持って得たもの、そして失った物を・・・。 少女は「成長」を失い、男は多くの友を失った。 同族同士の殺し合い・・・二人の男は袂をわかった。 やがて来る「対決」のために・・・。   吸血鬼たちが眠る棺桶に次々と放火していき、悲痛な叫びをあげながら飛び出す吸血鬼の群れ!
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-13 18:36:17)
5.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
核の冷蔵庫、飛ぶ鮫、ハリソン・フォードの不死身 誰もが「『最後の聖戦』でやめとけ」と絶望したであろうクリスタル・スカル。  中学生の頃は普通に楽しんでいたが、改めて見ると (・Д・) \(゜ロ\) (/ロ゜)/ orzの連続だった・・・。  初期三部作の頃はモチロンCGなんか皆無だ。 全部本物だからスリリングで楽しめた。 ツッコミ所も山ほどあったが、それでも説得力があったよ。  ただ今度はところどころCG。 「どうせ作り物なんだろ?」という嫌な先入観が襲い掛かる。  でもアリに食われるシーンは良かった。  オマケにエリア51の前を走ったり、 四十苦のデブスパイだったり、 核実験場を冷蔵庫でクリアか!? ガンダムかてめえは!!!!! ハリソン・フォードあんた絶対遊ばれてるぞ・・・。  「スターウォーズ」はレーザー避けるだろ? 「ブレードランナー」は何時の間にかレプリ、 「逃走者」はダムから落ちてもへいちゃら。 やっぱりデッカードはレプリカント(ry  しかし本作はシリーズ特有の悲しみも多い。 友人と父親に先立たれ意気消沈するインディ。 せっかく戦火を潜り抜けても、苦楽を共にする者がいなければ何の喜びもない。  オマケにガキが出てくんだぜ? 責任取れてよかったなインディ。 遺跡に眠る宝物よりも大事な「宝物」だぜ。 本作のテーマはそれに違いない。  そして敵はソ連だ! ミリオタ歓喜のリアリティ。 アクションだけでも一見の価値があるぜ。考えたら負けだ! だから俺は敗者で良いです!!
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-04 23:38:54)
6.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
こういう馬鹿映画、嫌いじゃない。 「インディペンデンス・デイ」かと思っていたら「インデペンデンス・デイ」だった事に今日気付いた。ジーザス!  1953年の「宇宙戦争」に火薬を大量増量したような爆破映画。  謎の巨大円盤がホワイトハウスからニューヨークまで吹き飛ばしまくるメチャクチャな内容だ。  だが、ミニチュアの爆破シーンの迫力は凄いぜ。たまにCGも使うが、本物の迫力にこだわった点だけは大いに評価したい。  ウィル・スミスがグランド・キャニオン?で宇宙人とドッグ・ファイトしたり、大統領が飛行機乗ってバトるんだから凄いわ。 円盤のシールドは「スターウォーズ ジェダイの復讐」?  飛行機乗りじいさんの最期には不覚にも涙が・・・いいじゃないかこういうの。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-03 23:50:38)
7.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 
後に南北戦争を描いたスピルバーグの「リンカーン」を予告していたかのような作品。 武器が尽き、どんどん追い詰められる様子は南北戦争の南軍の様。アメリカ人の視点で日本人の生き様、死に様をありありと刻んでいく。 そこには狂信的な異常はなく、ただありのままが描かれているに過ぎない。 実際にあった激戦をアメリカと日本の二つの視点から描いていくが…「硫黄島からの手紙」の方はアメリカ軍相手に予想以上に持ちこたえた戦略だとか、硫黄島を守備していた日本兵よりも多い敵を倒したとか、数字的な物はこの映画からは感じられない。  そこに描かれるのは赴任した栗林中将が、いかに戦いまでの準備をし、いかに生活し、いかに戦い、いかに死んでいったか。 特に穴を掘って立て篭もり、島全体を天然の要塞とする戦法。そしてそこを守った他の日本兵たちがいかに暮らし、いかに戦い、いかに死んでいったか。そこに重点が置かれているようだ。 目に映る凄惨な死闘、そして兵士の語りによる人間ドラマ。 発掘される手紙の数々、死を覚悟した男たちが何を残して散っていったのか。 バロン西のカッコ良さは異常。 「万歳!」の渇いた声が耳に残る映画でもあった。
[DVD(字幕)] 9点(2014-10-07 18:21:26)
8.  インセプション 《ネタバレ》 
クリストファー・ノーランによる傑作の一つ。  夢の中で「これは夢だ」と意識をハッキリ保つ明晰夢。 その世界を詳細な設計までして自由自在に操ろうとする正に夢見たいな映画だ。 脳味噌だけ生きてさえいれば、その世界で永遠に生き続ける事さえできる。 だが、現実は常に動き続けけして止まる事はない。  人の夢の中に侵入して記憶を盗むという企業スパイたち。 作られた夢の世界と二重、三重の階層空間。深く潜りすぎれば心が死んでしまう。 階層事に感じる体感時間の違い。  現実と夢の狭間で行き交う人々、夢から夢へジャンプしていく無限の世界観。  コブは自分の罪と失った者の事をズルズル引き連りながら戦い続ける。 妻のための“インセプション(植え付け)”が仇となる罪の意識、夢と現実の区別が付かなくなる恐怖。 夢の中の過去を断ち切らなければ次に進めない。  自分の都合で仲間を危険に巻き込む危ない奴だ。 世界の運命よりも過去との決別。  そんなグラグラなコブを献身的に支える古女房のアーサーがカッコ良い。 イームスのオッサンも隠れ武闘派で頼りになるぜ。孤軍奮闘して仲間を守り作戦を遂行する頼もしさ!  CGを協力抑えてこれだけの世界観を構築してしまうノーランは凄い。  雪山のスキーと銃撃戦の迫力、夢の中は何でもありだ。  コブは現実に戻れたのか、それとも・・・駒はあの後止まったのか、回り続けたのか。それは解らない。
[DVD(字幕)] 9点(2014-10-07 17:55:09)(良:1票)
9.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 
タランティーノ流「地獄のバスターズ」×「特攻大作戦」 眼には眼を、歯には歯を、虐殺には虐殺を。 冒頭の床下への“死刑執行”、死刑執行人(ハングドマン)たちに復讐を誓う少女。 タランティーノの長回しは、眠ろうとする瞬間に叩き起こすような溜めに溜めて溜めた破壊力を味あわせてくれる。 マカロニウエスタンのような西部劇かと思えば、エルンスト・ルビッチのような洒落たコメディになったり、最後の最後でロバート・アルドリッチの最高にゲスい戦争映画になったりと。 とにかくブッ殺してブッ殺してブッ殺しまくる戦争復讐活劇「イングロリアス・バスターズ」。 戦いに卑怯もクソも無いぜヒャッハーってとこが好きです。 女性陣も最高にビッチで素敵ですね。 ナチスに虐殺された者達のために自らブッ殺し返すバスターズたち。 死を恐れない彼等はどんな死地にも飛び込む。 一方、復讐を誓う娘もまたその時を待って待ち続ける。 映画という大衆の心に火をつける火薬、復讐を望む2つの火薬、3つの火薬がクライマックスで木っ端微塵に炸裂する瞬間は凄まじい限りだ。 クリーム・ブリュレに煙草捨てるようなクソ野郎は死んで当然(意味不明)。 食い物の恨みが加算されました。 黒人の話は後の「ジャンゴ」に繋がる部分。 指やアクセントの違いで正体がバレてしまう瞬間の戦慄、一瞬で終わる銃撃戦の破壊力!! 皆さんもその国の習慣と発音だけは正しく覚えましょう。 G.W.パプストが出るならこの映画の元にもなったエルンスト・ルビッチやフリッツ・ラングの話題もして欲しかったというのは欲張りか。 「国家の誇り」撃ちすぎバロス。 まさかゲッペルスやヒトラーまであんな事やこんな事になっててクソワロタ。 歴史的に全滅だから結果オーライ!! 最初から最後まで退屈させてもらえなかったぜ。タランティーノ本人は長い間暖めた最高傑作といっている。俺もそれくらい好きな映画だ。 少なくとも「キッド」がチャールズ・チャップリンの最高傑作の一つである事は確かだぜ。 ・・・え? 何でチャップリンが出てくるんだって? それが知りたきゃ、映画館の前で女性をナンパするドイツ兵の声を聞きにこの映画を見やがれっ!
[DVD(字幕)] 9点(2014-10-05 17:42:22)(良:1票)
10.  インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 《ネタバレ》 
インディ・ジョーンズシリーズの最後(にしとけよ馬鹿スピルバーグ)を飾った作品。 ショーン・コネリーの最高傑作はコレと「アンタッチャブル」で決まり!  ショーン・コネリーのユニークで男らしいキャラ、ハリソン・フォードとの息の合ったコンビが冴える。 女関係まで「親子丼」。  この作品の良いところは、親子の絆をしっかり描いてくれた事だ。  インディアナの少年時代、相変わらず不死身のインディアナ、「永遠の命」の追求したアクションにも注目だぜ。  シリーズ特有の“馬鹿馬鹿しい”場面もショーン・コネリーがやると凄いカッコ良く見える。傘と鳩で戦闘機を撃墜しちゃうんだもんねえ。ハリソンも戦車の上で格闘する!
[DVD(字幕)] 9点(2014-08-18 07:53:40)
11.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 《ネタバレ》 
シリーズ最高のアクション、ホラー、馬鹿馬鹿しさ全回の2作目。  絶叫と弾丸飛び交う激闘、 秘境に伝わる呪いと儀式の風習、 シリーズ随一の不死身振りを見せるインディ。絨毯の性能がヤバいのかインディたちがイカれてんのか(褒め言葉)  トロッコのシーンが楽しすぎるんだが。
[DVD(字幕)] 8点(2014-08-18 07:51:51)
12.  E.T. 《ネタバレ》 
この映画の宇宙人=ETは侵略者ではなく道に迷った旅人で、むしろ彼を捕まえ調査しようとする人間たちを見えざる恐怖として描くところからはじまる。闇夜にうごめく人間の不気味な影、影、影。この頃のスピルバーグは本当に良いなあ。 独り残されたETは安住の場所を求めてさまよう。 ETは最初怖がられるが、徐々にその愛嬌やしぐさで人間たちと打ち解けていく。 キモい→可愛いの典型っす。上目遣いのETが凄い可愛い。でも首をニュッとやるのはちょっと勘弁。ろくろ首かよ。亀みたいに首をすぼめた感じが一番落ち着く。 ピザがもったいねーと思ったらアレはETが食べたのだろうか? とりあえずETを庇うエリオットはモチロン、兄貴と妹が良い奴すぎて泣ける。 妹は正直でよろしい。 「B!GOOD!(そうよ“B”よ!偉いわ)」が→「Be good(良い子でね)」になるのが良い。  ETとエリオットは文字通り体も心も一つになって交流を続ける。 そんなETも次第に故郷へのホームシックに・・・。 エリオットたちはETを故郷に返すべく作戦実行。ハロウィンにコスプレではしゃぐ母親を尻目に子供たちは奮闘。ヨーダも応援?に参加。 ETの不思議な能力で起こる現象は夢があって楽しい。特に月夜を背景に自転車で宙に浮くシーン!キレいだなぁ。普通ならあのシーンで涙々の別れ、ところがここからもう一波乱あるからこの映画は面白い。 最初は影だけで不気味な存在だった調査団だが・・・正体は怪しい機関どころからだの良い医者の集団だった。まったく憎い奴らだぜ。 ETは世話になった友人を助けるべく一人でいったん“旅立つ”。せめてもの恩返しなのだろう。 総てを呑み込んでエリオットに優しい言葉をかける母親もマジで良いかーちゃんだ。良い人ばっかだよこの映画は。 そこから生命を象徴する“花”の演出が最高! 熱してダメなら冷やしてみな。 雨は降らないが、みんなの涙で見事な虹の出来上がり。 「転送ビーム」って「スタートレック」? バイクVSバイク(自転車)のカーチェイスが地味に楽しい。 とにかくやりたい事をやりたいだけ詰め込んだ、夢のある最高の映画だったよ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-08-15 16:32:08)
13.  偽りの花園 《ネタバレ》 
「黒蘭の女」と共にベティ・デイヴィスが魅力的かつ怖いワイラーの傑作。 デイヴィスにとっても「イヴの総て」や「情熱の航路」「何がジェーンに起ったか?」等に並ぶ最高傑作の一つ。  本当に「ローマの休日」以前のワイラーのメロドラマは面白い。リリアン・ヘルマンの容赦の無いシナリオも凄すぎてドン引きしちゃうくらい。  とにかく、思わず葉巻をへし折るくらい女が怖い。ここまでくるとホラーだ。どうしてデイヴィス主演の映画はデイヴィスが並みの殺人鬼よりも恐ろしい作品が多いのだろうか  劇中のベティ・デイヴィスは黒いドレスから胸元がはだける若い貴婦人にも見えるし、年増のイジワルというか極悪な母親にも見える。彼女が階段を昇り降りするだけでもゾッとしてしまう。  彼女もまた「女相続人」におけるオリヴィエ・デ・ハヴィランドのごとく、放置プレイで男を“黙殺”してしまう。 直接手を下すよりも、より残酷な手段で男が抱えた“爆弾”の起爆を見届けるだけで良いのだから。 そんな彼女も、同時に夫を愛した過去の自分を“押し殺して”まで欲望に狂っていく様は何処か憎めないというか、悲しい。  そのデイヴィスに耐えられなくなったテレサ・ライトも、デイヴィスを、家を“見捨てる”瞬間の悲しさが何ともいえない。
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-18 11:01:39)
14.  いちごブロンド
キャグニーb.  ギャング映画もいいけど、コメディ映画のキャグニーもさいこー。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-27 01:31:11)
15.  怒りの河
この作品の原題は「河の曲がり角」。 強盗だったジェームズ・ステュアートが改心していく様子、そして更に悪に堕ちて行くアーサー・ケネディの対比。 善人顔のステュアートが強盗というのは「決断の3時10分」並に窃盗力に欠けるが、そんな男が以前は犯罪に手を染めていた・・・「人間見かけじゃ判断できない」という演出なら上手くいっていると思う。 ラスト付近の狭い幌馬車における格闘は、互いが息切れしながら争うなど生々しい。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-23 21:54:38)
16.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 
エルンスト・ルビッチの最高傑作にして、「我輩はカモである」や「独裁者」に並ぶ反ナチス・スクリュー・ボール・コメディの大傑作。 とにかく展開が速いし、キャロル・ロンバートが最高にハジケていて楽しい。 物語は街中においていきなりヒトラーが現れるシーンから始まる。果たしてこのヒトラーは何者なのか。 第二次大戦真っ只中、ナチスの脅威が迫るポーランドの首都ワルシャワの劇場では偽のヒトラーをたてるべく“アジ”の研究やら日夜厳しくも馬鹿馬鹿しい調子で稽古を積んでいた。欠伸をしながら「はいるひとりゃ~」と言った後にキリッと言い直すシーンからまず笑わせてくれる。  そんな彼らの努力を尻目に、女優アンナはソビンスキー中尉とイチャイチャ。 「ハムレット」のセリフをイチイチ邪魔される劇団員はブチギレまくり。ちょっとはタイミングを考えろww そんなアンナたちも、ポーランドに宣戦布告してきたナチスに劇場を木っ端微塵に吹き飛ばされてしまう。様々な怒りが彼らをレジスタンスとして立ち上がらせる。彼らがところ構わず爆弾で吹き飛ばしていくのは、ナチスだけでなく我々の腹筋も破壊していく。 セリフによる笑いと緊張感みなぎる場面の数々、ベッドでのやり取りやヒゲ、名前、手紙と次から次へと笑いの連鎖が重ねられる。階段のシーンはドキドキした。 キャロル・ロンバートが眠る筈のベッドでゴツいオッサンが寝ててワロタ。 劇場における“幕引き”場面も凄い。薄暗い中をサーチライトで照らされ、垂れ幕の向こうで見事に“退場”していくシーン。笑いを通り越して一瞬ゾッとさせる。 ルビッチはポーランドのユダヤ人たちの悲劇を下にこの映画を撮ったという。その憎悪がこの映画の「爆発」へと繋がったのだろう。 ヒゲで正体がバレるシーン、欲情する兵士、劇場が吹っ飛んで隣の男に抱きつくヒトラー、最後の最後までハムレットを邪魔されるなど笑いっぱなしでとにかく楽しい映画だった。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-14 16:58:43)(良:1票)
17.  イヴの総て 《ネタバレ》 
実在した女優エリザベート・ベルクナーをモデルにリアルなブロード・ウェイの舞台裏、女優たちの熾烈な女の戦いを淡々と描く。  「アクションや時代劇好きには退屈」という評判を聞いていたのだが、そんな事はない、上々の作品だった。 確かに冒頭こそ説明ばかりで退屈になるかと思ったが、イヴの巧妙な手口にドキリとして一気に引き込まれてしまう。  イヴの過去、心を許していく映画関係者、着々と親密になるイヴ・・・だがそれは総てイヴの「仮面」だった。  徐々に本心を表していくイヴ、イヴの様子に疑念と嫉妬を燃やすマーゴ、板挟みになる作家の妻カレン、イヴに思うまま操られるロイドやマックスといった作家たち、新聞記者を通して行われるメディアリテラシー・・・彼女たちは劇中で映画の登場人物だとか、スクリーンや劇場で何かを演じる姿を見せない。  何故なら既に「イヴ」という手の中でそれぞれの役を演じているからだ。  セリフが多いのも「イヴの総て」が舞台劇だという証であり、その中で嘘の電話をして不気味な笑みを浮かべるイヴの姿、イヴの部屋に突然横たわる「来訪者」を我々にだけ見せる映画的な演出がギラギラ光り面白い。  とにかくベティ・デイヴィスとアン・バクスターの騙し合いのようなやり取りが面白くて飽きない。  それに利用される者筈の者が実は利用者だった事が判明する新聞記者ドゥイットの存在。  コイツが一番の食わせ物だった。  一番の弱みを握っていたのはこの男であり、イヴをさらに巨大な掌で転がす事に成功したのはドゥイットなのだ。  何だジョージ・サンダースよ、ヒッチコック映画の時より有能じゃないか(多分褒めてる)。 それとマリリン・モンローが普通に別嬪でワロタ(当たり前だけど)。 個人的にモンローは主役をやっている時よりも脇で原石としてキラキラ光っている時のほうが可愛いと思っていたりするのです。  ラストの「新しいイヴ」が誕生する瞬間・・・怖い映画だ。 ちなみに本作のリメイク「ショーガール」は色んな意味で凄まじい事になっています(ゴールデンラズベリー賞6部門制覇)。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-20 16:30:07)
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