61. ザ・プレイヤー
ハリウッドの裏事情を描いているということで、有名俳優のカメオ出演が必要以上に多かった。ストーリーがどうも宙ぶらりんな感じが否めず、展開に集中できなかった。 3点(2003-10-22 14:47:54) |
62. ザ・ファン
様々なストーカー行為が知れ渡った現在においては、この映画のストーリーに関してはさほど目新しいものはなくもはやありきたりともいえるもの。もう見るべきものは、ロバート・デ・ニーロの演技のみとも言えるが、それでも恐怖感をもって見せる彼の異常ぶりは流石。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-21 00:58:39) |
63. ザ・ロック
「お、やってる」と、BSやら動画配信サービスやらの番組表で見つけて、「あのシーンだけ観てみよう」と観始めて、結局最初から最後まで存分に楽しんで観てしまう映画。 それが、「ザ・ロック」。 “ブロックバスター映画”と呼ばれる作品は多々あれど、今作ほど“俳優の演技”を楽しむべきブロックバスター映画もない。 ゴテゴテのアクション超大作でありながらも、コテコテのアクションスターをキャスティングせず、“演技のできる”名優を揃えたことが、今作が傑作となった最たる所以であろう。 アクションスターには不運であったと思うが、今作の成功は、アクション大作に必ずしもアクションスターが必要ではないという定義を確立してしまったと言える。 事実、今作以降、アカデミー賞受賞クラスのトップ俳優たちがこぞってアクション大作に主演するようになった。 前年に「リービング・ラスベガス」でアカデミー賞を受賞したばかりのニコラス・ケイジを起用した製作者ジェリー・ブラッカイマーの判断は正しく、ある意味アクション映画史における“発明”だったと思う。 スターダムにのし上がったばかりのニコラス・ケイジを主人公に据え、ショーン・コネリー、エド・ハリスという押しも押されぬ名優を主人公と同格以上のキャラクターとして配したこの映画の“布陣”は、真の意味で豪華だ。 そして、観返すほどに際立ってくるのが、ショーン・コネリー扮する“伝説的元諜報員”のキャラクター性である。 「女王陛下の〜」という彼の台詞からも明らかだが、この役柄は間違いなく年老いた“ジェームズ・ボンド”に他ならない。 勿論、“公式”ではなく、製作陣の遊び心による裏設定に過ぎないだろうが、今作を「007」の後日談と捉えると、益々楽しい。 高揚感を煽る分かりやすいメインテーマにノリながら、ショーン・コネリーの渋味と、エド・ハリスの哀愁と、ニコラス・ケイジの変顔(褒めている)を楽しむべき、最高のアクション映画である。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-10-16 11:48:02) |
64. さまよう魂たち
公開当時は予備知識もほとんどなくマイケル・J・フォックスが主演というだけで観に行ったが、予想以上に出来がよく満足感が高かった。内容はホラー・コメティと言えるもので、登場する幽霊たちの怖さとユーモラスさのバランスが非常に良かった。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンで、彼特有の悪趣味な映像感覚がアクセントととして効いていた。 7点(2003-10-14 14:09:29) |
65. ザ・シークレット・サービス
老体にムチ打って走り回るクリント・イーストウッドが流石に味わい深い演技を見せてくれる。格別に演技が巧いわけでもないけど、観客を魅了し続けるイーストウッドの映画人としての魅力はやはり偉大であると思う。不敵な暗殺者を演じたジョン・マルコヴィッチの怪演が映画の質を高めている。 7点(2003-10-11 14:33:36) |
66. サドン・デス(1995)
ヴァン・ダム映画らしい良い意味での彼のワンマンショーという感じの映画である。脚本が陳腐だろうが、演出にオリジナリティがなかろうが、ヴァン・ダムの存在のみで押し切って仕上げてしまうあたりは、やはり彼の腕っ節だけののし上がったスター性ゆえであろうと思った。 7点(2003-10-06 17:42:30) |
67. ザ・チェイス
全体的にはカーチェイス・コメディドラマという感じ。期待せずに観ると意外に奇抜な展開に面白さと爽快感があって良い。キャラクター的にチャーリー・シーンはこういう役がハマっている [地上波(吹替)] 4点(2003-10-02 22:10:54) |