1. ウォルター少年と、夏の休日
マイケル・ケインとロバート・デュバルにオスメント少年が絡んだヒューマンドラマというので期待したら、 あまりに薄っぺらい作りで面白くなかった。 老人の語るホラ話のような 冒険ファンタジーと現実のドラマ部分、さらにエピソードの色々もあまりに子供だましというほど 安っぽく、ファンタジー・コメディ・ヒューマンなどの多様な描き方がチグハグでうまくかみ合ってない感じが して違和感を感じるところが多かった。 [DVD(字幕)] 3点(2005-04-10 21:23:17)(良:1票) |
2. ウィロー
こういうファンタジーは好きだし、視覚的にはなかなか面白くてアクションシーンも悪くないと思うのですが、なぜかA級になり損ねたB級作品というような印象です。見せ場は多いのにさほどワクワク・楽しいと感じられなかったのが不思議で残念な気がします。私も赤ちゃんが美しい王女様になって活躍するのかと思ってたら、最後まで赤ちゃんのままで拍子抜け。でもこの赤ちゃんの表情が豊かで場面にフィットしてるのに感心しました。 やや子供向けとか黒澤色を感じる↓というご意見には同感です。 6点(2005-03-19 22:28:46) |
3. ウェディング・シンガー
いかにもアメリカ~ンといったライトなほのぼの感が無難な感じ。アダム・サンドラーの真面目な青年とぽっちゃりキュートなドリュー・バリモアが可愛くて好感があるけど、まぁ気楽に見るポップコーンムービーといったところ。 5点(2004-12-04 17:41:37) |
4. ウォーターワールド
評判が良くないので期待しないで見たら意外に楽しかった。 ディズニーが作った宮崎アニメの冒険世界実写版という感じで派手なアクションシーンは結構面白い。 水上バイクのアクロバットや多量の火薬を使ったアクションシーン、セットの壮大さなどずいぶんお金をかけてるのが分かるし、コスナーは終始頑張ってることだし(USJのアトラクションてそのまんまなのね)。 陸地が水没し土や真水や植物がとても貴重品という描写は何気に自然の大切さを訴えてくる。 ただストーリーに結構突っ込みどころはあって、イージーだったり半端にコメディタッチだったりするのでちょっとお子様向けの軽い感じにも見えてしまう。 まぁ娯楽作なんだし深く考えなければ楽しめるんじゃないでしょうか。 エノーラってどこかで見た子だと思ったら「コリーナ・コリーナ」で達者な演技をしたティナ・マジョリーノだったのね。ついでにこれもおすすめ。 6点(2004-09-04 20:56:31) |
5. ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう
私も最後の話が一番面白かった。 人体内部を擬人化するとこんな感じかも、、とかなり笑える。 実は脳細胞はシャンパンで乾杯するんですよ、、ってそんなバカな(笑) チープな胃で働く作業員(筋肉や消化酵素?)など現場の労働者、アレンの心配性の精子など突飛な発想が面白くて楽しい。 クイズ形式の変態の話はイマイチだったけど、きわどいところを笑い飛ばすアイデアがそれぞれ面白い。 7点(2004-06-06 17:52:09) |
6. 噂の二人
《ネタバレ》 意外にも思いっきりシリアスドラマで後味もよくない。それでも出演者の迫力や話の展開にすっかり引き込まれた。最初は邪悪な子供の狡猾さが思いっきり気分が悪くて、あんなことで皆が誤解して彼女達があっけなく否定されるのが納得いかなかった。でもこの60年代初めなら今よりずっと同性愛に対する偏見は大きかっただろうし、社会から抹殺されかねないくらいのことはあったかもしれない。転調したのはマーサが噂がきっかけで自分が実はカレンを好きだったと認識したと、つまり「嘘から出た誠」状態に気づいて自己嫌悪してしまう悲劇になってしまったこと。だから彼女達の無実が晴れてもハッピーとはいかず、すごくシニカルな話で救いがない。ただオードリーの毅然としたラストだけが唯一希望を感じさせる。皆さんも言われてますがあの子供、すご~く憎たらしくてインパクトが凄かった。それにしてもこの二人でミュージカル風のコメディというのがあればきっと楽しいだろうなぁと叶わぬことを思ったりします。 9点(2004-05-23 20:53:07) |
7. 有頂天時代
アステアとロジャースのダンスだけで言えば見事というしかない。軽やかで身ごなしの優雅でしなやかなこと!このダンスコンビ以上のカップルは他には思いつかない。アステアが影と踊ったり、タップからボールダンスまでいろんな踊りが堪能できる。ただ、ストーリー運びはアステアの婚約者やロジャースを愛する婚約者をあっさり都合よく片付けて、主役達のハッピーエンドというイージーさが今ひとつというところだった。 7点(2004-03-15 19:10:24) |
8. うるさい女たち
ストーリーは1人の男をめぐる2人の女が張り合いながら事件に巻き込まれ、ドタバタを繰り広げながら事件解決というコメディ。主人公のベッド・ミドラーとシェリー・ロングの二人の掛け合いがとても面白くこれに尽きるといってもいい。したがって話はバカバカしいのだけれど面白くて楽しめる作品になっている。二人が女優志願だとか、最初のシェリーのバレエやフェーシングのシーンが最後で生きてくるというお楽しみもある。ラストの爽快なシーンには思わずほぉ~と声を上げてしまった。マイナスは延々と続く追いかけっこがちょっとくどくて中だるみの感もあることか。 6点(2004-02-24 23:48:35) |
9. ウェディング・プランナー
ストーリーはひたすら結婚できないような設定の二人を、いかにハッピーエンドにもっていくか、ということのために非常にイージーに作られている。一言で言えばバカバカしい。しかしヒロインのJ・ロペスが有能なキャリアウーマンで暮らしぶりも堅実だしと好感がある。相手のM・マコノヒーも感じがいい、というので意外にも感じが悪くなかった。 5点(2004-02-03 00:28:25) |
10. 裏窓(1954)
見動きとれずに退屈すればああいう覗きはありそうなこと。でも真っ昼間にカーテン開けて殺人するかいな?と、ありえないような話につっこみを入れたくなるが、これがないと話は始まらないのでよしとする。覗くうちに怪しさは益々募り、恋人がその部屋に乗り込む、犯人が動けない彼を襲ってくる、とドキドキの展開になりハラハラする。すっかりヒッチコックの術中にはまってしまう。やっぱり怖がらせるのがうまいのね。 8点(2003-05-18 15:48:40) |
11. 麗しのサブリナ
アメリカ人の好きなシンデレラ物語。オードリーのかわいさ、魅力だけで見せてしまう。ファッションや雰囲気はとてもいいがあのビリー・ワイルダーでさえもこの陳腐なストーリーを名作には出来なかった。話に突っ込みたくなる所も多々あるし。ずっと憧れてた弟から兄へ心変わりするってのがただハイソな生活に憧れる軽率女に見えないこともなく好きなキャラではない。原因のもう一つはボギーにある。彼はそもそもこんな小娘相手の恋愛ものなどやりたくなかったという(彼にはハードボイルドな役柄が似合うんだし)。しかも撮影現場はオードリーとホールデンが仲良しで、ワイルダーも加わるのに彼は疎外されたと思って益々面白くなかったそうな。そのせいかオードリーは一生懸命やってるのにちっとも愛情や誠意を感じ取れない。 だから面白くないのはミスキャストが 最大の原因かも。<追記>こう言ってもやはりこれも彼女の魅力が大きいのですみませんが本音で点数アップ。 7点(2003-02-19 21:05:30)(良:2票) |
12. 海辺の家
ヘイデン・クリスティンが光ってた。実際に家を建てながら撮影が進んでいくのがすごい。あんないいロケーションの所に家があったらいいな。家が出来上がっていくのに従い、父と息子・家族の関係が少しずつ変わっていく。体で向き合うその過程が大切だったわけで、完成した家は プレゼントってちょっといいお話すぎ? 7点(2003-02-19 18:45:38) |
13. ウエスト・サイド物語(1961)
マリアのデュエット曲の「トゥナイト」が大好き。ジェット団とシャーク団の切れのいい踊りなどけんかも踊りの振り付け風。ラストなど踊らないところでも動きはダンスの振り付け風になっててどこもかしこもダンス、ダンス。歌も素晴らしいけれどそれ以上に躍動感あふれるダンスが素晴らしく、これはその斬新さにびっくりする「ダンスミュージカル」です。ニューヨーク上空から徐々に降りてくるカメラのオープニングシーンもとても印象的だった。 9点(2003-02-19 18:35:22) |