1. ダンケルク(2017)
年初に今年は「ハクソーリッジ」か「ダンケルク」が凄いと情報を得た ハクソーはまずまず(不満は多い)だったが、ダンケルクは完全に実験映画 これでは高評価は難しい 私にも非がある、公開後”体験型映画”のレビューを鵜呑みにして 4D鑑賞にしたのだが、それが最悪の選択だった 鑑賞中に、この映画は、余韻や行間を読むことを要求されると気付かされたが 感慨深いシーンでの、揺れや、いちいち眼鏡を拭かなくてはいけない水しぶきなど 鑑賞の邪魔で邪魔でうんざり 特にオイルまみれの海シーンでは変な匂いの水がブシュー・・・もうやめて 最新技術が映画の評価を大きく下げてしまった ストーリーは目線シーン以外はドキュメンタリーのようなもの、特筆すべきもの無し 遠浅の海岸が舞台だが、墜落した飛行機が沈みきらないほど浅いのに、大型船が桟橋に着いたり 干満の差で時系列が混乱する演出は面倒極まりない 結局、なんだか腑に落ちない感覚だけが残る作品でした [映画館(字幕)] 5点(2017-10-16 11:45:32) |
2. ダークナイト ライジング
《ネタバレ》 凄い、もうビックリ! 単品の作品としては、ジョーカー>ライジング>ビギンズの順だが3部作総合としてこの作品の点数を最上とします。 他の多くの米アクション映画とは一線を画す出来栄え、前2作による十分なフリを最高に生かす伝説の終結。165分がまったく長く感じられない、これはもう映画史に残る。 予告編を観ていても全然大丈夫、はるかに上回る本編、ベインのヤツが無茶苦茶しやがるので街はニューヨーク1997状態、さすがに心配になった。 なぜあんなに仲間がいるのか?、一気に破産って?、彼を殺さず長期放置?、氷の上平気なの?、などの事にはあえてツッコミません、楽しめたから。 ラスト、バットマンにナイフを突き立てた人物も意外だったし、後日談もモヤッとするがこれ以上の続編が無い事を祈ります。 この監督、結構脚本に穴が多いけど、これだけ見せる映像に仕上がると帳消しに出来る力強さがある、次回作も期待。 [映画館(字幕)] 8点(2012-07-31 11:01:54) |
3. 第9地区
事前に聞こえてきた情報による、アパルトヘイトなどへのメッセージ色が濃いと「めんどくせーな~」などと多少構えて鑑賞したが、大丈夫。根底にあることは解っているが、結構エンターテイメントに徹している部分が多く普通に楽しめる。アイデアと重要な部分のみに絞った金のかけ方で構築した監督の手腕に感服。 惜しむらくは劇中TVインタビュー映像と現場ドキュメンタリー風映像そして映画としての映像にもう少し明瞭な違いを出してもらうとメリハリがついたのになぁ~とか、音楽がワンパターンで凡庸だとか、ラストには言及しないが、3年と聞いた瞬間にヤツを殴り倒しちゃう所など、もう少し頑張ってほしかった。 それでも、一見の価値のある非常に面白い映画です。どれだけ目を見開いて一生懸命観てたのか、観終わった後、まぶたが痙攣してたよ俺。 [映画館(字幕)] 7点(2010-04-21 10:00:37)(良:1票) |
4. ターミネーター4
アクションは面白い、特に前半は観せ方がうまいなーと感心していた。だがストーリーは大筋を観客が知っているので、作りこむのが非常に難しく感じる。アクションシーン以外は人物がらみの話を追うので、各キャラにそれなりの意味が無いと観終わった後、あまり残らない。冷静に順序を追っていないけど、タイムパラドックスが起きすぎてない? [映画館(字幕)] 5点(2009-07-03 10:50:56) |
5. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 評判をいぶかって観にいきましたが、なかなかのモンです。ヒース・レジャーの演技に尽きるが、善悪や、はっきりわからないが何かを風刺しているようなストーリに後々語り継がれるような奥深さを感じてしまう、何か事が起きるたびに観返してしまいそうな映画だ。ジョーカーはバットマンの暗黒面(ダークサイド)なのだろう、バットマン無くしてジョーカーの存在はありえない、バットマンがいたからこそ生み出してしまった悪。いくらお金持ちでも解決が困難になる、彼は普通の人間なのだから、完全無欠のヒーローではない。だから本当はただのサイコ野郎ジョーカーがこれほどの強敵になってしまう恐怖の矛盾。本当に良く出来ていました。それにしてもゴッサムシティがどんどん大都市になってる気が・・・ [映画館(字幕)] 7点(2008-08-24 23:03:50) |