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Qfwfqさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 170
性別 男性
年齢 43歳
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1.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
なかなかの力作だった。長回しもそうだが、とにかく窓を使いたいらしく、窓の奥では暴徒が暴れていたり(暴れるから暴徒か・・・)、陰謀が進行していたりと、空間における奥行きのみならず世界観の厚みも効果的に表されていた。ただ、見せすぎである。この監督が好きなタルコフスキーも、とにかく見せるのが好きだ。見せることはそんなに重要か。フレーム内に何でもかんでも入れてしまう姿勢はどうかと思う。確かに冒頭のワンカットにせよ、ラストの銃撃戦にせよ、まあ驚きはするけれども、厳密さに欠けている(プロットを描いた画面に過ぎない)と思った。キーがお腹を出すシーン、マイケル・ケインが最期に妻と話すシーン等の見せ場も同様。しかしこの映画は音が良いと思った。画面の外から聞こえる祈りの声や移民たちが喋る字幕に映らない言葉、ラストの赤ん坊の泣き声なんかも素晴らしい。森の中の風のざわめき、鳥の鳴き声、またこの時代からすれば古い時代の音楽であるロックも。総合的には話の面白さもあり、十分に楽しめた。真っ直ぐな映画だと思う(ジュリアン・ムーアのあっけなさには苦笑だったが)。ところでこの終末観、特に最後で船が出る辺り黒沢清の「回路」が頭をよぎったが、この映画の予算で「回路」を作り直したら、「トゥモローワールド」100本分の価値が・・・なんていっても仕方ないか。
[映画館(字幕)] 8点(2006-12-04 00:21:54)
2.  ドミノ(2005)
途中で一瞬「ミリオンダラー・ホテル」のホテルが出たような気がするけど、気のせいか?ドミノは「一瞬」と「気のせい」のマシンガンである。「マイネームイズ、ドミノ・ハーヴェイ。アイアム ア バウンティハンター。」っていうセリフから映画が終わるまでトニー氏は、流行というにはちょっと旬の過ぎた感のある映像効果を超速で、顔どアップの切り返し連続で、しかもカメラをぐりぐり動かしながら、2時間チョイの時間飽きることなく(途中飽きるんじゃないかと思ったが、やりのけた)描く。早送り巻き戻しスローストップ3倍標準。再生モードの無いビデオデッキみたいなものだ。テレビ番組の速すぎるスタッフロールで「そーたに」しか確認できないかのようだ。でも、キーラ・ナイトレーが指輪を人差し指と薬指でいじる姿、ルーシー・リューが神経質そうに削った鉛筆をグラスにガンガン叩く姿、最後に登場する本人さんの不思議な表情、なーんか心に残る。激しい視覚効果の中でも被写体を的確に捉えているということなのか(【まぶぜたろう】さんがすでにおっしゃってますね。)実際、それぐらいにキャラクターが豊かだったように思う。銃撃戦も最高だった。エレベーターのドアが閉まる時の演出とか、ミッキー・ロークに「今日は死ぬには最高の日だ!」とか言わせるのもクサいとは思いつつ、大学のサークルで女子大生をぶん殴った後のキーラ・ナイトレーよろしく、拳を振り上げたくなるのである。
[映画館(字幕)] 8点(2005-11-14 00:41:06)(笑:1票) (良:2票)
3.  トランスフォーマー 《ネタバレ》 
冒頭のデストロンによる襲撃のシーンだけでマイケル・ベイという人がスピルバーグなんかに比べてはるかに劣っている事は確信できるが、それでも主人公に似つかわしくないがゆえに主人公たる権利を持ったシア・ラブーフの挙動を見ていれば何となく飽きないし、ロボット達がガチャガチャと己の変形に勤しむ様を眺めるのも暇つぶしには良いかと思う。が、やはり長い。144分という上映時間で作られる映画じゃないと思うが。100~110分ぐらいに収まれば、ファミコンソフト「コンボイの謎」の冒頭における突然死がもたらした悪夢から多少は解放されたかもしれない。それにしてもこの映画には、「コンボイの謎」が備えていたような、作り手の無垢な悪意が全くない。「たけしの挑戦状」の悪意と北野武の映画が持つそれとは、やはりどこかで通底しているのだと思う。まあ、そんな事はどうでもいいとして、この映画は主要人物(ロボットは除く)が結局誰一人として死ななかったような気がする。また、ロボットたちも「帰れない」とか言いだして結局地球に住む事になるのだが、この映画には死/別れが徹底して出てこない。意図的にそうしたとは思えないし、原作がそうなってるからなのだろうが、せめて英雄は静かに去れと言いたい。
[映画館(字幕)] 6点(2007-09-27 23:18:03)
4.  ドリームガールズ(2006)
最初、歌唱シーンは舞台上のパフォーマンスのみであり、「ウォーク・ザ・ライン」のようなミュージシャンとその周囲の悲喜こもごもを綴る映画になるのかと思ったが、オスカーを獲ったあの熱唱女がビヨンセにリードボーカルを奪われた事に拗ねて・・・というシーンから突如通常の会話のシーンでも歌が用いられる様になる。なんだ、ミュージカル映画なんじゃん。ただ、こればかりは止めとけば良かったのに、と思う。前半の構成でやっていけばそれなりに面白いドラマとして観る事が出来ただろうが、このドラマの部分で歌の上手な方々に熱唱させておきながら撮り方はほとんどそのままという感性(脚本を映像に焼いただけ)、いやそれ以前にこの映画のミュージカル部分の拠り所は、映画史を彩ってきたミュージカル映画ではなく、今の音楽シーンで主流となっているミュージックビデオによる表現であるに違いないので、この映画には(特に後半は)映画として見るべき部分がほとんどない。ただ、アメリカ的な記号(ショービジネス、ドラッグ、映画…)が無意識的に並ぶアメリカ映画は、ダメな作品であっても最後まで退屈せずに見れてしまうのが怖い。
[映画館(字幕)] 6点(2007-04-08 18:00:05)(良:1票)
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