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ルクレツィアの娘さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 349
性別 女性
自己紹介 基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。

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1.  オーシャン・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 
なかなか楽しめる作品だった。何より砂漠の映像は非常に秀逸だった。馬の演技もびっくりさせられる。ただ、美しく過酷な砂漠の場面を見ていれば、当然、かの『アラビアのロレンス』と頭の中で比較してしまう。おそらく比較されることを前提としているのだろう。意図的に『アラビアのロレンス』を思い出させるような演出をしている部分もあるし、音楽も似ている。前半のストーリーが少し冗長で、早く砂漠のレースの話に入らないかなぁと思ってしまう。だが、マイノリティの存在を圧殺するアメリカを描いてから、アラブへ舞台が移ることで、ネイティブアメリカンの血を引く主人公フランクの前に、異文明社会を上手く展開させている。耳が聞こえない男が発砲した一発の弾丸で、悲惨な虐殺へ発展するエピソードは、現在の国際情勢を鑑みると含蓄があって、なかなか印象的だった。そっと「相手への無理解」ということへの批判が込められていると思う。だから、フランク・ホプキンスが初めて出会うアラブ世界に対して払う驚きや敬意は、素直で美しいと思った。今この時点でも「顔を隠して」生きるしかない人々はいるはずで、子供向けとしては良くできている物語だと思う。また『アラビアのロレンス』と比較するならば、そもそも博学で諜報活動に身を投じ、ナルシシズムに酔いながら行動し、結局はアラブ世界に対して勝手に絶望していくロレンスと、この主人公フランクは非常に対照的だ。私生児であったというロレンスと共通しているように思えた主人公の出生のエピソードは、全く違う方向へストーリーを導いている。もっとも、フランクはひたすら「ただの馬好き」であるはずなのに、途中から西部劇の主人公のような感じになっちゃったのは、苦笑するしかない。その点、ちょっと中途半端。他の脇キャラもかなり中途半端。 ついでに残念なのは、『アラビアのロレンス』でアリ首長を演じて、目眩がするほど強烈で清冽な輝きを放っていたオマー・シャリフが、今回は、確かに貫禄はあるんだけれども、なんとなく「普通の人」だったこと。まあ、どういう意味にしても『アラビアのロレンス』抜きに語れないのが、この映画の難点。
7点(2004-04-26 20:48:15)(良:1票)
2.  乙女の祈り 《ネタバレ》 
すごい。こういうオタッキーな女の子って、いるものなんだなぁと思った。実話なのが怖いが、彼女らの異常にハイテンションでマニアックな現実逃避感情をうまくとらえて映像化している。主人公二人の少女は、思い詰め、思い込み、客観的になることが出来なくなっていくが、ピーター・ジャクソンは、彼女たちの心理に一定の理解を示しつつ、過度にグロテスクにせず、落ち着いたテンポで映画を完成させている。それに対して「同性愛」という言葉でくくって、彼女たちを卑しめ、分かったような気になってる医学博士への批判が感じられて良かった。ピーター・ジャクソンは、良い意味で「おたく」なのだ。ポウリーンのまったくロマンチックじゃない処女消失の描写が、非常に秀逸で、女性監督じゃないのになぁと感心。それに、現実逃避な彼女たちの、少しずつ確実に現実世界からはずれていく描写に、上手いなぁと思う。特にポウリーンの家族への嫌悪からくるブスーッとした表情が印象深い。思春期的な「周りの人が皆自分を分かってくれない」という思い込みの一時期、多感で閉鎖的で攻撃的な一時期、ああいう表情をする子供は多いが、それがクラス写真に残ってしまうようなとき、現実としてその子の明るくない未来を示す。それにしても、彼女たちの妄想の映像化は素晴らしい。ただの実写でなく、粘土人形のまま動かして、妄想世界を表現している。良い映像だなぁと思うんだけど、むなしい。そのバランス感覚が素晴らしい。架空の王国の、5世紀にわたる家系図を作り上げてしまう彼女たちを、笑えない人間は沢山いるはずである。これが良い方向に完成すれば、トールキンのように紫式部のように、なれるわけだ。「ロード・オブ・ザ・リング」が、マニアックな人々を非常に満足させる作品になった理由が、なんとなくわかった。
6点(2004-01-20 20:58:31)
3.  おしゃれ泥棒
展開は変だし、ストーリーもばかばかしいけど、やっぱりオードリーは素敵だ。ピーター・オトゥールもさすが。このタイトルの日本語訳は上手い。
5点(2003-11-17 15:41:19)
4.  オーシャンズ11
まさに、そのコケ具合を誰かに言いたい、映画です。キャスティングが豪華なだけに泣きたいほどヒドイ。強いて、いい味出してる感じだったのは、マット・デイモン。
3点(2003-07-24 22:29:16)
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