1. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 機長の判断が正しかったかどうかは神のみぞ知る問題、理論上(シュミレーション)では空港へ引き返せても実際は無理な話だろう。それをわずか35秒で川への着水をとったのは神がかりな技だと思う。大惨事を死者ゼロの奇跡に変えたのは一人の英雄がいたからではなく、乗組員と救助にあたった全員の力だったとしているのも良い。実話ならではの素晴らしい映画だった。 [DVD(字幕)] 8点(2017-05-17 18:56:43) |
2. ハーヴェイ
見える人には見える巨大な兎、最後には精神科の院長まで感染してしまって・・・。でも良いんじゃないかな、皆が幸せになるのなら。のっぽの人たちとそうでない人たちの身長差もあって別の意味でもおもしろかった。 [DVD(字幕)] 7点(2014-11-22 20:27:41) |
3. パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間
この映画は、「ダラスの熱い日」や「JFK」のようにケネディ大統領暗殺事件に関する謎に迫ったり、陰謀の仮説を立てたものとは違う。題名のパークランドとは、瀕死の大統領が運び込まれた病院であり、立ち会った多くの医師や看護師、神父らが登場する。生々しい真実を描き出す。また一方射撃犯されたオズワルドの母や兄、パレードを撮影していたザプルーダーなど、突如として事件に巻き込まれた実在の人物たちを描き出す。特にザプルーダーなど撮影されたフィルムは大変貴重なものとして有名だが、人物そのものを描いた例はなかったのでは・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-18 21:08:47) |
4. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
PART2では前作の舞台裏が描かれている上に、未来へも飛んでいる。そういった意味では発展的で興味深い。しかし、よくまとまっていた前作に比べやや散漫さも否めない。 それと歴史を変えちゃいかんと言いつつ、1に比べ裕福になっているのはどうも抵抗がある。ビフも従者にしているし・・・。おもしろさは劣っていないが減点だろう。 [ビデオ(吹替)] 8点(2014-06-13 05:29:23)(良:1票) |
5. 晴れた日に永遠が見える
昔見たときは結構おもしろい映画だと思ったのに、見直してみると存外つまらない。ストーリーがわかってしまっているからと理由もあるが、予知能力の使われ方が物足りない。イヴ・モンタン、バーブラ・ストライサンドと歌の上手い(本職の歌手)主役を配しながら、ミュージカル映画としてもパッとしない。ところで ジャック・ニコルソンの役は必要あったのだろうか。 [映画館(字幕)] 4点(2014-05-24 21:46:21) |
6. ハロー・ドーリー!
大変豪華なミュージカルだ。映画だからこそできるのだろうと思うが、あのパレードのシーンは大迫力だしレストランのシーンもなかなか。歌って踊ってのミュージカルには最初慣れなくて戸惑ったが今では何ともなくなった。ところでこの「ハロー・ドーリー!」ミュージカルとしては大変人気があるようだが、映画の方はいまいちなのは、ウォルター・マッソーのせい? 役者としては良いのだがミュージカル向きでないのかも・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2014-05-23 12:11:49) |
7. パリの恋人
フレッド・アステアがミュージカルやダンスの達人とはいえ、60近いおじいちゃんじゃねえと敬遠していた映画。だが、この映画で見る限り少しも衰えていない。オードリーとの歳のバランスに目をつぶれば、おもしろいなかなかの映画ではないか。パリの名所だって十分楽しめるし、オードリーのお洒落なスタイルだって申し分ない。やっぱりスタンリー・ドーネンらしい楽しさ溢れるミュージカルだ。 [DVD(字幕)] 7点(2014-04-13 07:18:30) |
8. バス停留所
途中まではボーの強引さにあきれていたけど、映画としてはなかなかおもしろい。荒馬のりだけでなく投げ縄も見事。それにヴァージルの雰囲気作りのギターも良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-07 11:26:34) |
9. 廿日鼠と人間(1939)
オリジナルに軍配を上げなければならないのだろうが、私はリメイク版の方を先に見たこともあり迷ってしまう。カーリーの妻や貫禄のあるスリムはもちろんこっちの方が圧倒的だし映画の流れも自然でテンポも良いのだが、主役二人の演技になるとシニーズやマルコヴィッチの方が好きだし・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-03 20:45:35) |
10. 二十日鼠と人間(1992)
久しぶりに良い映画を見たという実感が強い。さすがにスタインベックの名作だけのことはあり、「怒りの葡萄」とともに大好きな映画だ。なぜに「二十日鼠」なのか、バーンズの詩を読み直し、わかったようなわからないような・・・。主役二人の演技はすばらしく、特にジョン・マルコヴィッチについては言うことなし。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-30 19:50:16) |
11. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ちょっとふざけすぎだし中身のない映画だ。どこがおもしろいのかわからない。不死身になったゾンビの海賊と戦うなんて、馬鹿らしい。 [DVD(字幕)] 3点(2013-11-23 21:19:32) |
12. バックドラフト
最初見たときは映画の迫力に圧倒されたのだけど、後で繰り返し見てみると何だこんな映画だったのかと評価が下がる。消防士の物語だから火災シーンが多いのは仕方ないけど、だんだんうんざりしてくるし、不謹慎なシーンも目につく。 [DVD(字幕)] 5点(2013-10-12 21:37:08) |
13. 裸足の伯爵夫人
何と言っても伯爵夫人のエヴァ・ガードナーがすばらしい。大柄で彫りの深いエキゾチックな容姿は美しく、この映画ではトップダンサー、ハリウッド女優、そして伯爵夫人と観衆を引きつける。物怖じせず威厳に満ちた振る舞いは、周囲の男性陣、ロッサノ・ブラッツィにしてもハンフリー・ボガートにしてもかすんでしまうほど。回想形式で語られる物語もすばらしく、映画と現実の世界を錯綜させ情熱を感じる。 [DVD(字幕)] 8点(2013-07-31 08:06:47) |
14. ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~
自然と非自然の対立は、いわば宮崎駿のメルヘンの世界。ただ実写なので映像はリアル、ナウシカやもののけ姫それにポニョあたりを実写にするとこんな風になるのかしらと思いつつ、たくましく生きる(生かざるをえない)女の子に圧倒される。好みにより評価は分かれるかもしれないが、賞に値する映画。 [映画館(字幕)] 6点(2013-07-02 13:44:25) |
15. 白昼の決闘
殺し合いが大嫌いな私は、まさに西部劇中の西部劇というタイトルを持つこの映画を食わず嫌い(見らず嫌い)していた。だがこの映画はラブストーリー、憎んでも憎みきれない、殺しても殺したりないほどの愛に燃えた西部劇なのだ。悪役に扮したグレゴリー・ペックを見るのも初めてで驚いたが、インディアンとの混血娘に扮したジェニファー・ジョーンズも見事、この個性ある二人の白熱した演技に拍手。荒馬を乗りこなす技もすばらしい。 [DVD(字幕)] 8点(2013-05-20 21:37:45)(良:1票) |
16. ハムレット(1996)
さまざまな解釈ができるシェークスピアの戯曲、その中でも最も長大なハムレットの物語をケネス・ブラナーは主役を演じるとともに、19世紀の世界に舞台を移しかえて作り上げた。超豪華なセットとキャスト(贅沢この上なし)は言うに及ばず、舞台劇全部を映画化する完全版。このような大がかりな映画は二度と制作できないだろうとまで言われた。これを単に映画と見れば、何と大仰なと思うだろうし、舞台劇を映像化したと見れば何と楽しめるハムレット(中身は悲劇だが)ということができよう。もちろん見る側の好みにもよるが・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2013-04-06 15:14:02)(良:1票) |
17. ハムレット(1990)
ローレンス・オリヴィエのモノクロのハムレットと違ってカラーで色がきれい。反面幽霊が出る場面は明るすぎかも。シェークスピアの原作を踏襲しながら、うまく映画としてなじんでいるように思う。キャストが豪華で、メル・ギブソンだけでなくグレン・クローズやヘレナ・ボナム=カーターなどそれぞれの見せ場があるのが実に良い。 [DVD(字幕)] 8点(2013-03-31 20:18:33) |
18. ハッピー・フライト(2003)
えっ、こんなのでスチュワーデスになれるの?からスタートして、よくぞ国際線になれたものと思うが映画だからいいだろう。だが今ひとつストーリーは好きになれないし、マイク・マイヤーズのコメディはちょっと苦手。 [DVD(字幕)] 4点(2012-10-18 21:47:59) |
19. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 斬新な内容と手法でなかなか良かったと思う。要はバタフライ効果、蝶が羽ばたけば地球の裏側で台風が起こる。ちょっとした違いが後に大きな差異となって現れるということか。タイムトラベルに似て、記憶と意識によって状況が変わる。途中までわかりにくかった物語にだんだん引き込まれ、最後は大きな感動となる。別バージョンのエンディングがDVDにあったけど、断然本作のエンディングに限る。 [DVD(字幕)] 8点(2012-10-13 22:52:32) |
20. 遥かなる大地へ
この壮大な映画は、アイルランド移民や米国オクラホマにおけるランドラッシュなど19世紀末の歴史が土台になっている。こういった歴史を知らないと、多くのアイルランド人がなぜ米国をめざしたかとか、土地に対する執着といったものの理解が難しいと思う。ラストのランドレースだけでも結構見応えはあるが・・・。 トム・クルーズとニコール・キッドマンの息のあった演技は見もの、鼻っ柱の強い金持ち娘が貧しい小作の男とよく結びついたものと感心するが、大ロマンには間違いないだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-21 23:54:58) |