1. 桃色(ピンク)の店
70年前の映画なのに、現代にも通じる「男と女」の滑稽さを含んだ愛憎模様が素晴らしい。クリスマスムービーの隠れた名作ですね。 しかし、モノクロ映画に「桃色(ピンク)の店」という邦題は、誰の案かは知らんが、すこし珍妙である。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-04 04:48:09) |
2. ピラニア(1978)
「夏休みには、どっか連れてって~」とゴネる子供に、本作と「バーニング」をセットで観せれば、とりあえず山へキャンプという選択肢は無くなるでしょうね。 ちなみに、あのピラニア襲来の効果音。私的には「ぴるぴるぴるぴる!」と聞こえた。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-12-11 06:15:44) |
3. ピースメーカー
《ネタバレ》 オーストリアでのカーチェイス、ロシアでの領空侵犯でヘリ撃墜、NYでのバックパッカー狩り、テロリストのスナイピング失敗、等々、アメリカというハタ迷惑な国家性が持つ歪みについての描写が独特で良かった。 人間臭いテロリストの人物設定や、教会での銃撃戦・爆破など、何かと皮肉めいた観せ方がイチイチ面白く、ミミ・レダーの「一筋縄ではいかない感」が発揮されていた。 9/11テロ以前の作品なんだから、この作品、すごい予見をしているなぁと、感じたのは考えすぎだろうか? そして蛇足だが、冒頭で暗殺された大臣が持っていた携帯電話、私が以前利用していたモトローラー社のデカイ携帯電話(アナログ)で、なんか懐かしかったなぁ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-04 00:12:19) |
4. ヒロシマナガサキ
以前、原爆製造に関わっていた科学者が被爆体験者の目の前で「原子爆弾を作ったことに、何の後悔もない。私に罪があるというならば、私にも言わせてもらいたい。リメンバー・パールハーバー、と。」と、語っていたのを思い出す。 彼は「リメンバー・パールハーバー」というキーワードで原子爆弾に対する罪悪感をオフにできるのだ。 「ヒロシマナガサキ」に登場していた元アメリカ兵の「悪夢にうなされた事は、特にない」というコメントを聞いて、同じように「戦争だった」という一言で、原子爆弾の投下についての罪悪感をオフにしていると、感じた。彼個人が投下した訳では無くとも、被爆した広島・長崎の惨状をみて、もう一度、「あなたのスタンスは〈戦争だった〉で、いいんですか?」と、問いたい。 担保となる理由さえしっかりしていれば、人間はいくらでも無自覚的に残酷になれる。そして、その無自覚な人間が、「永遠にわかり合えない世界」の構築を担っている。悲しい事だと、思う。 そんな悲しい世界は真っ平だ。私ももっと学ぶべきであり、考えるべきだと感じた。 これは、「被爆国である、というを徐々に忘れつつある平和な日本」に暮らす私の平和ボケした傲慢な物言いだろうか。 [DVD(邦画)] 9点(2008-05-06 14:09:31)(良:2票) |
5. ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2
《ネタバレ》 投げる手裏剣ストライクなクリーチャーが案山子男になりすます冒頭シーン、白昼夢みたいでイイですね。ヤタラに命中する銛もイイね。しかし、場末の温泉地じゃあるまいに、アレを見世物にして小銭(しかも5ドル!)稼いでどぉすんだよ!然るべき機関に譲渡しようよ?続編も作りやすいぜ?と、おもった。そして、白日に晒された蝙蝠男君は石ノ森風なデザインだな、とも、おもった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-19 22:14:19) |
6. ビートルジュース
ファンタジーやら(特に幽霊モノ)は、嫌いなのだが、結構、否、かなり面白かった。原因はM・キートン扮するビートルジュースか、W・ライダーのこっちが照れるぐらいのキュートさか、T・バートンの相変わらずの(良い意味の)チープなコダワリ感か、二回目に見た吹替版の西川のりおの変なマッチさか…全部かな。全部やな。ハッピームービーの名作でしょう。コレ。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 05:35:20) |
7. 評決のとき
《ネタバレ》 無罪、か~。「無罪か死刑」なら、無罪でもいいけど、「無罪か懲役(もしくは執行猶予)」なら、懲役もやむを得ない?まぁ、陪審員制度っていう弊害なのかも。ま、テーマはそこじゃない。しっかし人種問題ってのは、リアルには伝わっていない気がすんのよ。日本でユルユルの人生謳歌しちゃってる私なんかには、特にさ。この映画の芯の面白さに2割引ぐらいの評価かも。でも、出演者は、皆良いな。キーファー(24!)もいいし、M・マコノヒーとサミュエル・L・ジャクソンも・・・あれ?偶然にも一緒に借りてきたビデオが「アミスタッド」!マコノヒー(黒人擁護の弁護士)とサミュエル(黒人被告人)って、一緒や!一緒やん! 7点(2004-07-20 23:21:30) |
8. 評決
巨大で重圧な「壁」を目の前にして「信念」を貫き通していく、落ちぶれたアル中弁護士の姿勢が格好良い。しかし二日酔い醒ましに生卵って、どうよ? 8点(2003-11-20 01:33:39) |
9. 羊たちの沈黙
ここ何年間とか、ケチな事は言わないよ。最高。 10点(2003-05-18 19:31:36) |
10. 病院狂時代
深夜に見て「クス」と、笑える、ベタなコメディ。で、好きな例。 6点(2003-04-29 11:24:39) |