1. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 (バージョンの違いについては分かってません、たまたまTV放送を観ただけ) ストーリーは今や新しさを感じないものの「AI/アンドロイドの自我/意識」という普遍的な問いを扱っている。個人的にAIをいじっているせいで、この問いは「世界五分前仮説」にからめて たまに考えることがある。AIがどんどん性能を上げていった時に、人間との根源的な違いはどのようなものなのか。それが分かってくると、人間というものへの理解も更に深まるように思う。 とはいえ この映画の魅力はなんといっても、映像と世界観だろう。同じテーマで作っても、並の監督なら凡作になる可能性も高いと思う。人間が出演しているのに、人間臭さが無いというか 無機質さを感じさせるのはスゴイとしかいいようがない。 あとヴァンゲリスの音楽がまた映画の質を高めている。大好きなミュージシャンであり、仕事のBGMとしてよく聴いている。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-10-04 09:04:15) |
2. 無頼の群
途中までは、観るのを止めようかというぐらい西部劇のテンプレな展開。結末にちょっとひねりはあるものの、納得感は無い。 おすすめしません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-26 16:35:05) |
3. フォーカス(2015)
深みはないけど、とりあえず最後まで飽きずには観られた。 ウィル・スミスはミスキャストな気がする。影を持つ役があまり似合わない。 [地上波(吹替)] 6点(2020-12-21 18:56:52) |
4. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 現代を舞台にしたマッド・マックス的なものを感じた。二重人格だったと判明するまでの内容は9点。 でもオチにリアリティが無くて、ちょっと残念だった。裏人格になった時に あそこまでの統率力・計画性を持てるものなのか かなり疑問。そして片方の人格は もう一方を認識できないと思うので、二人が会話してしまうことに違和感が大きい。観客を驚かせようという意図が先走ってしまっていて、禁じ手的なミスリーディング脚本になっていると思われるのが惜しい。「セブン」での成功体験がそうさせてしまったのかな? 他の映画にはあるけど、人格が切り替わるタイミングで片方を映さないようにして 破綻のない描写にすべきだったと思う。それか 二重人格設定を隠し続けて 最後にかすかに匂わせるぐらいにする。 あるいはいっそのこと別人のままという設定にして、ブラピは突然姿を消し、ノートンのその後を描く。 全てがノートンの見た幻覚だったという設定もありえるが、それはいわゆる夢オチで つまらない。 厳しいコメントになってしまったが、それ以外の内容・雰囲気がとても良かったからこその指摘。少し設定が変わっていれば、9点クラスだと思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-04 10:09:05) |
5. フリーソロ
《ネタバレ》 肝心の登攀シーンがたったの10分。残りは延々、登る/登らないとか、恋人とのイザコザ。そして登攀シーンも、撮影クルーのカットが入って邪魔くさい。 制作陣の「どうせ映画見る観客なんて、クライミングのクの字も知らないんだろ。登攀シーンなんて興味ないはず。他のシーンでできるだけ盛り上げないと。」みたいな勘違いを感じる。登攀シーン以外は10分でいい、と個人的には思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-29 22:18:54) |
6. ブラッド・ダイヤモンド
アフリカ紛争を扱った映画を見る機会が余り多くなかったので、(脚色があるのは承知の上で)資料的に見られて良かったと思います。 ディカプリオはアビエイター、本作と社会派に出ているのはオスカー欲しい病かと思うのは私だけ? 取れなかったけど... [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-16 22:41:57) |
7. ブリッジ・オブ・スパイ
《ネタバレ》 冒頭に"based on"ではなく"inspired by"とあったので、ほぼフィクションなのかと思って観てました。鑑賞後に確認したら、裁判結果も2対1の交換に成功したのも事実だったんですね。ということは、結果以外の交渉過程がほぼフィクションということなのかな? まあ国家機密に当たることなので もちろん暴露することなど出来ないし、制作陣も元から知らないってことでしょう。 で、これも当たり前だけど、ソ連と東独はひたすら悪く描かれる。米国側の暗部も一応描かれているけど まあ全体的には「米国は正義」ってなっちゃいますよね、そりゃ。 この事件自体を知られたこと、また俳優陣の良演技で 満足感は得られました。(ドイツ語・ロシア語?部分が全く字幕なしだったのはちょっと不満) [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-22 09:56:57) |
8. ブレックファスト・クラブ
学校の中だけで全てが完結。全然 金かかってなさそうだけど、面白かった。 普段は関わり合いのないスクールカーストの5人が、偶然 補習で会うことになっちゃったって発想の勝利だと思う。キャスティングも演技もGood。ただし終わり方は、もうひとひねり欲しかったなあ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-02 22:00:16) |
9. プライベート・ライアン
米軍礼賛映画でもなく、強烈な反戦映画でもないように思えます。人間ドラマみたいなものを期待するとはずすと思います。 戦争映画の一種の手法として、淡々と行軍・戦闘を描写するというのもありかなと思います。と言うのも、実際の戦争を体験していない私のような人間にとって、第二次世界大戦の兵器や戦闘はこんなものだったんだと臨場感を持って見られることは悪いことではない様に思えるからです。(もちろん実際とは違うと言うことは百も承知で) 記録的、資料的映画としてみるなら8点。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-05-01 21:00:45) |
10. ブラッド・シンプル ザ・スリラー
結構面白い脚本だと思いました。ハラハラドキドキというわけではないのですが、何かじっとりとした ねちっこい 嫌らしい怖さが感じられました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-27 00:07:30) |
11. プラトーン
2度目の鑑賞でしたが 筋が分かってしまっているので、それほど興味深く見られませんでした。私の中では「繰り返し見たくなる名画」というジャンルには入らないみたいです。まあ未見の人にはお勧め出来ます。 ベトナム戦争を反省する映画なのでしょうが、相変わらずベトナム人は動物なみに描かれるし...。湾岸戦争、イラク戦争と続くことから分かるように、アメリカという国は歴史に学ぶことが出来ないとしか思えない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-14 15:20:34) |
12. ファーゴ
非常に面白いかと言えばそうではなく、でもけなそうと思う映画でもない不思議な映画です。 個人的にはあの婦人警官は理想的なように思います。非人間的なほどな冷静さで、冷静さを失った犯人を捕らえるのが仕事かと。 ところでヤナギダは何のために出てきたんでしょう? するどい婦人警官でも実生活では真実が見抜けないって意味? [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-14 14:12:20) |
13. ブロードウェイと銃弾
さまざまな場面にちりばめられるユーモアの味が良かったです。テンポも良いし素直に楽しめました。 私は舞台を見たことがほとんどないんですが、舞台好きな人ならもっと楽しめるかも知れません。 ただし 折角こういう映画なので、ラストはもう一ひねり欲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-01 13:24:03) |
14. プレイス・イン・ザ・ハート
みなさんがおっしゃっているように不要なサイドストーリーが邪魔ですね。 主人公の努力ではなく、運で助かってしまうという場面があり、メッセージが弱くなってしまっている気がします。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-14 12:06:10) |