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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
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自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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1.  42~世界を変えた男~
とにかく、全編にわたって「ニグロ、ニガー」が連呼されるのだ。それも、あきらかに差別的・侮蔑的に発せられるばかりでなく、たとえばハリソン・フォード扮する主人公の“恩人”であるオーナーですら、当然のように「ニグロ」と口にする。もちろんそれは、この映画が描く時代なら“政治的に正しくない言葉”でも何でもない、日常的に使われる語だった、ということなんだろう。が、21世紀の今、ここまであからさまに黒人差別用語を連呼する映画が製作されたこと。そこにこそ、本作の最も大きなポイントがあると思う。  この映画を見た英語圏の黒人観客は、その洪水のような差別用語の連呼を、もはや精神的苦痛という以上に肉体的な不快感とともに受け止めたかもしれない。なぜならそれは、否応なしに自分たちの被差別的な歴史を思い起こさせる言葉だからだ。と同時にそれは、白人の観客にも極めて居心地の悪さをもたらすものだった。なぜならそこには、彼らが“なかったこと”にしたいと思っている自分たちの差別意識が、むき出しになっているからだ。  大リーグ初の黒人選手をめぐる白人社会の反発と融和を描くといった実に「ヒューマン」な感動作にみえて(というか、その通りなんだが)、一方でこの映画が浮き彫りにするのは、誰もが「ニグロ、ニガー」といった言葉を当然のように口にしていた時代と、それを“封印=隠蔽”することでよしとする現代との、その連続性ではないか。主人公に悪辣な差別的ヤジを飛ばしつづけるあの相手チームの監督は、当時であっても非常識な「悪役」だったろう。が、それは程度の差に過ぎない。そして主人公のロビンソンが真に直面したのは、「ニグロ」という語そのものであり、その黒人へのあからさまな差別意識というか“嫌悪=憎悪”だった。  ただ、なるほど彼はそれに耐え、選手として活躍することで白人たちの意識を変えていった。が、一方でそれは、白人オーナーの忠告通り彼が「ニグロ」という語に忍従し服従した、一種の“奴隷根性(!)”ゆえともとれるのだ・・・。   あまりにうがちすぎだろうか? けれどこれは、常に歴史(=物語)の“もうひとつの真相(=深層)”にこそ言及してきた真のポストモダニスト、B・ヘルゲランド監督・脚本作品なのである。・・・問題なのは、それゆえに本作が良くも悪くもただの「感動作」たり得ないものになってしまったという、その一点にちがいない。
[映画館(字幕)] 7点(2013-11-05 17:29:29)
2.  フラットライナーズ(1990)
映画の中で、臨死体験ののちに様々な過去のトラウマの「実体化(!)」に悩まされる医学生たち。その中のひとり、子どもの頃にいじめた女の子への罪の意識に追い立てられるケビン・ベ-コン扮する青年は、あらためて彼女の家を訪ね、心から赦しをこう…。  彼女が青年の謝罪を受け入れて、ぎこちなく微笑を浮かべた時、ぼくは不覚にも涙がとまらなかった。…そう、ぼくもそんな「女の子」を知っている。小学6年生の時の同級生で、クラス全員の男子から嫌われいじめられていた彼女。ぼくもまた、友人がふざけて頭に被せた彼女のカーディガン(赤い色だったこと、左わきのところが少しほころんでいたいたことまで覚えている…)を、床に叩き付けたことがあった。その時は何も思わなかったのに、笑っている友人たちの顔と、黙ってそれを拾い上げる彼女のことは、その後もふとしたことで蘇ってくる。…繰り返し、何回も、何回も。 …あまりにも「個人的」な、他人にとっても、映画にとってもどうでもいいことだろう。けれど、ぼくにとっては何よりも切実な「記憶」にこの作品が触れたこと、そして、映画のなかであの青年が赦された時、ぼくもまた「救われた」気がしたことだけは記しておきたいと思う。ぼくには、あの彼女の所に赴き、昔のことを謝罪する“勇気”などない。しかし(というか、だからこそ)青年に自分を重ねあわせ、見ている間だけは自分も「赦された」と思えたことを映画に感謝したいのである(もっとも、あれから一度も見直していない。やっぱり、つらすぎるので)。 ありふれた流行歌が、どんな言葉にもまして深い“なぐさめ”を与えてくれることがあるように、とるに足りないようなただの娯楽映画が、ある者にとってどんな高尚な芸術作品よりも人生の「真実」を開示してくれることがある。だからぼくたちは、映画をこんなにも愛し、あるいは求めてしまうんだろう。  ぼくも死ぬ直前に、「K.H」さんに“会う”のだろうか。その時、あの赤いカーディガンを着ているんだろうか。ぼくはきちんと謝れるんだろうか。… 
10点(2004-06-13 18:06:22)(良:3票)
3.  ブラック・ドッグ
一応カタギのトラック運転手であるはずの主人公が走った後は、文字通り車の残骸と死体の山がゴロゴロ…。いくら悪党どもとは言え、そこまでやっていいものなのかと、見ているこちらが心配になってきます(笑)。作品は一見すると他愛ないB級アクション風だけど、それなりに丁寧な作りが1970年代的な職人芸を感じさせ、悪くないかも。パトリック・スゥエイジって、こんな映画に出ていても不思議と”格”を失わないですね。もしかしたら、ぼくたちが思っている以上に「良い」役者なのかもしれない。ミート・ローフの下品なワルぶりもごきげんです。ここしばらく、コテコテの大作映画ばかりでげっぷがでる向きには、お口直しにこういった「普通の映画」もいいもんですよ。
6点(2003-12-08 18:11:11)
4.  ブルース・オールマイティ
試写会で見ました。ジム・キャリーとトム・シャドヤック監督の前作『ライアー・ライアー』が素晴らしく面白かったんで(あ、レビュー書いたっけ?)期待したんだけど、ちょっと期待しすぎたかも…。ニュートラルな気分で見たなら、十分愉快で楽しい出来だとは思います。ジム・キャリーって、どんなにおバカやってもその「いい人」ぶりが伝わってくるよね。しかし、今回は何よりモーガン・フリーマンの堂々たる「神様」ぶりに感服。オチャメなことをしても、威厳が失われないんだもの。あと、ブラピの奥さんでもあるジェニファー・アニストンより、個人的には主人公を誘惑する女性ニュースキャスターを演じたキャサリン・ベルの方がソソられましたです。こんなアンカーウーマンが出ているニュース番組なら、毎日でも見るのに(笑)。結論:面白い! でもこの監督=主演コンビでの次回作にこそ期待!
6点(2003-12-02 19:44:57)
5.  ファスター・プシィキャット!キル!キル!
ものすごくビザールで、バッドテイストであることは認めます。しかも呆れるくらいチープで、プリミティブで…と、否定的なカタカナ外来語ばかりを並べたててしまいましたが、一方で、だからこそ「面白い」とも言えるのでは。かつて、この手の映画のような”そのクダラナサゆえに楽しめる”代物を見つけ出しては悦に入る向きのことを「キャンプ趣味」といったそうですが、これなんか、その「キャンプ」の王道をゆくものじゃないでしょうか。冒頭、砂漠でカップルをいたぶり、果ては虫けらのように殺すパンクな不良娘トリオのトンデモな悪行の数々を、アンチ・モラリスティックに描きながら、最後はとって付けたような因果応報(?)的にまとめてしまうデタラメさ。しかし、画面からは、いかにも安っぽいとはいえ、それ以上に不思議なオーラが漂っているんです。いや、ホントに。ラス・メイヤーと言えば、巨乳女をはべらせた暴力ポルノで有名(らしい)ですが、ポルノ度は低い本作には、この奇才の「奇才」たるゆえんが、最もナマな形で現れているように思います。あえて、高評価!
8点(2003-11-17 17:39:20)
6.  ファイナル・レジェンド 呪われたソロモン
↓そうですか、(ビデオの?)出荷本数が少なかったですか。そんな映画を、カネ払って劇場まで追っかけた小生って一体…。でもまあ、アッと言う間に死んじゃうとはいえ、『ボウリング・フォー・コロンバイン』で世界中に”醜態”をさらしてしまったあのチャールトン・ヘストン御大も出演しているし、最近のヴァン・ダム作品ではまだマシな出来じゃないかと思うのですが。『インディ・ジョーンズ』というより、これはあきらかにジャッキー・チェンの『プロジェクト・イーグル』を意識した冒険もので、イスラエルの現状に対するそれなりにシビアな眼差しなんかも加味され、B級とは申せ、入場料が惜しいとは思わなかったですもの。…まあ、ふだんジェリー・ブラッカイマーが製作しているような”Aコース”ばかりご賞味の方々にはあえておすすめしませんが。
6点(2003-11-17 17:18:15)
7.  ブレスレス(1983) 《ネタバレ》 
ラスト、いきなりリチャード・ギアが踊り出すのにはア然。が、そのダサさが逆に不思議な愛嬌を感じさせ、結構キライじゃありません。『勝手にしやがれ』をアメリカ映画にリメイクするって話は、確か60年代にゴダール自身が計画していたはず。それがこんなカタチで実現したことに、本人はどう思ってるんだろ? オリジナリティのかけらもない映画だけど、くり返しますがぼくはその野心のなさが結構キライじゃないんです。
6点(2003-09-16 16:31:45)
8.  ブラック・レイン
最初に見た時、何ちゅう粗っぽい映画なんや…と呆れたものだったけど、大阪の街を無国籍な近未来都市風に撮ってみせたリドリー・スコットの映像センスだけは認めざるをえない。日本人スターご両人では、皆さんの絶賛する優作兄ぃより以上に、健さんの実直なキャラの方が圧倒的に素晴らしいとぼくは思っとります。特にアンディ・ガルシアとレイ・チャールズを歌うシーンは名場面! ん~、意外とこの映画をキライじゃないのかも。
6点(2003-06-30 13:35:18)
9.  フロム・ヘル
昨今のCGまみれな劇画調伝奇ロマン(クソくだらない『ヴィドック』とかね)かと思いきや、19世紀ロンドンの、いかにももっともらしい雰囲気を実に良く漂わせた秀作じゃんすか! 特にヘザー・グラハムたち娼婦の描写が見事で、こういう題材じゃない、ディケンズの小説の映画化なんかをヒューズ兄弟監督には期待したいとも思った。あのエレファントマンの唐突な登場のさせ方も、ほんと才気を感じさせるし。良いっすよ、ダンナこれ!!
8点(2003-06-30 12:54:56)
10.  BROTHER
このところ、妙に批評家受けというか、映画賞狙いというか、つまりは世間的評価に「応えよう」とする意識が見え見えの作品が多くて、それはそれで見ごたえのあるものではあるんだけど、やっぱり北野武には「好きな映画を好きなように撮る」ことの方が良く似合う。…と思っているファンにとって、これは久々に「らしい」快作だった。たぶん、海外との合作という周囲の期待に対して、逆にデタラメやっちゃう”やんちゃ”ぶりが、良い方に出たんじゃあるまいかと。つまり、『ソナチネ』のテキトーなリメイクみた展開に、派手なドンパチと日本的な精神性(ヤクザの様式やストイシズムってやつね)を盛り込めば、ガイジンは喜んでくれるだろうって。このいい加減さとデタラメぶりこそ、キタノ映画の真骨頂! 小生、大好きです。
9点(2003-06-02 13:42:52)(良:1票)
11.  ブラインド・フューリー
今じゃ大作専門みたいになったフィリップ・ノイス監督にも、アメリカ映画撮るようになった初期にはこんなB級時代があったのね。もっとも、ムダのないテンポと小気味良いキャメラワークは、さすがこの監督ならでは。ルトガー・ハウアーの主人公像も好感が持てるし、拾い物と言って良いんじゃないかな。深夜放送にでもやっていたなら、ぜひご覧あれ。
7点(2003-05-31 13:46:47)
12.  FLIRT/フラート
日本編に出ている二階堂ミホさんって、ハル・ハートリーと結婚していたんだね…。『トパーズ』で心奪われていた小生、大ショック! 何か、この映画そのものがキライになっちゃいそう。まあ、『愛・アマチュア』じゃ、なかなかやるじゃんと思わせたハートリーだけど、こんないろんな意味で”青臭い(アホくさい?)”映画を撮ってるようじゃ、まだまだですな。ぷん!
5点(2003-05-31 13:39:42)
13.  フューネラル
映像のすべてに不吉な”死の影”がまとわりついているかのようで、見終わった後もドス黒い固まりを背負わされた感じ。…いやあ、アベル・フェラーラって、やっぱスゴイわ。決して単純に「面白い」とかいう映画じゃないけど、なにかにとりつかれた男たちの姿を、ここまで見せきったものもないんじゃあるまいか。役者たちも豪華だし、万人向けとはお世辞にも言えないけれど、ディープな傑作です。
9点(2003-05-31 13:26:14)
14.  フォー・ザ・ボーイズ
ベット・ミドラー、本当に素晴らしいですよね。何で一度も日本でコンサートやってくれないんだろう…。ともかく、彼女が自分のプロダクションこさえて、『ローズ』で一緒だったマ-ク・ライデル監督を引っぱりだして(監督は監督で、気心の知れたジェームズ・カーンと自分の息子を呼び出して)、もう、やりたいようにやったという感じが、やや暑苦しくもあるけど、素直に拍手してあげたいっす。特に、あのベトナム慰問シーンは、何度見ても感動させられるし。《追記》2005.1.11ビデオで久しぶりに再見。映画の中で、「あの二人なら、ボブ・ホープ&ビング・クロスビーを超えられる」というセリフがある。ぼくもまた、このベット・ミドラーとジェームズ・カーンのコンビなら、あの偉大なホープ&クロスビーを超えられる! と、本気で思ったのだった。それほどまでに、本作のミドラーとカーンは素晴らしい。とりわけミドラーは、本当に本当に本当にファビュラスでマーヴェラス!! …確かに映画は、時代の上っ面をなぞっただけの通俗的なメロドラマであるに過ぎないのかもしれない。けれど、人の心を癒し、なぐさめることもまた「娯楽」の効能であるのなら、これは間違いなく最高の「娯楽映画」のひとつだろう。ミドラーとカーンに敬意を込めて、あらためて評価を「8」から「10」へとさせていただきます。
10点(2003-05-31 12:42:09)(良:2票)
15.  フォー・ルームス
何か、作り手たちが自分らだけで面白がってる内輪受け映画って感じで、その輪の中に入っていけると感じられる人にはよろしいんだろうけど、アタシャそういう映画は好かんです。得に4話目のタランティーノ監督作品の、自堕落ぶりは、このオタクの成り上がり監督の正体見たり! てな不愉快さの極致。2・3話目でかろうじて救われたって感じでしょうか。まあ、もう二度と見たくはないけど。
2点(2003-05-31 12:33:47)
16.  フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
あの『13日の金曜日』シリーズや『ガバリン』なんかを撮ってた監督が、こんな心優しい映画を作ってどうする! と言いたいところだけど、本当に愛すべき作品だったので許すっ! 個人的には、イライジャ・ウッドの母親役ジェィミー・リー・カーチスが魅力的で、なんでメル・ギブソンは彼女とナニにならないんだろ…と、ちょっとヤキモキ(?)させられましたが。そいて、少年たちが作ったコックピットで、本当に空を飛んでいるかのようなあのシーンは、レイ・ブラッドベリの名作短編小説『宇宙船』を想わせて、忘れられないな。うん、とても好きな映画です。
8点(2003-05-31 12:25:17)(良:1票)
17.  15ミニッツ
最近のデ・ニ-ロ出演作品じゃ、最も見ごたえのある1本。であることは認めるものの、あまりのあざとさがちょっと…。ジョン・ハ-ツフェルド監督は、ずっと注目していた人なんで、この映画のヒネリ具合などは「まあ、この監督なら…」とは思うんだけど、メディア批判という文脈を、だからって悪い奴や腐った社会にたいして、正義の制裁を加えて何が悪い! という論理にすりかえるのは、いかがなものか。ものすご~く、後味悪いよコレ。
6点(2003-05-31 11:46:44)
18.  フィアレス
ピーター・ウィアー監督って、何を撮っても「傑作に限りなく近い秀作」にしてしまう。たまには破綻だらけの壮烈な失敗作をこの人の映画で見てみたい気にさせられる、数少ない才人ですよね。で、この映画も、まさにそんなピーター・ウィアー作品のひとつ。とにかく、ジェフ・ブリッジスが素晴らしいです。他の方も書かれてましたが、どんな作品であろうと確実にクオリティを上げる、そのくせまったく「熱演」だとか「名演」に見せない彼の役者っぷりに、あらためてホレボレさせてくれます。
8点(2003-05-31 11:33:12)
19.  ファンハウス/惨劇の館
犯人(?)を障害者にしたことが、やっぱり、何と言うか、イカンでしょ…とは思うものの、陰惨さとエンターテインメントとしての”軽さ”とが、この頃のトビー・フーパーとしてはバランス良く配分されているので。『悪魔の沼』のあのヘタクソさ加減から、よくぞ成長してくれたもんだ。そんなほのぼの(??)した気分で見てあげましょう。
7点(2003-05-31 11:14:04)
20.  ブロンコ・ビリー
小生にとって、イーストウッド作品のワン・オブ・ザ・ベスト。何度見ても、最後のあの星条旗のシーンに涙が…。この映画と『許されざる者』が、イーストウッドの西部劇への、ひいてはアメリカ合衆国への”挽歌”だったんでしょうね。彼が単なる愛国ナショナリストじゃないってことは、サム・ボトムズ扮する脱走兵の扱いを見ても明らか。ジョン・ウエインは絶対的に服従すべき「偉大な」親父=体制そのものだったけど、イーストウッドはいつでも自身の”弱さ”を隠さない一匹狼。そんな男が、弱者ばかりの一座=疑似家族を作っていく本作(と『アウトロー』)には、彼の理想とする「アメリカ」がどんなものかが、見えてくるようです。
10点(2003-05-20 12:37:26)(良:2票)
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